ヤンゴンからハノイ

ヤンゴンからハノイへは、飛行機またはバスやタクシーを含めた陸路の交通手段で向かえます。

直通フライトは2時間以内です。数か月前に予約すれば、100,000チャット/USD70までチケット価格が下がることがあります。

旅行中により多くの街を訪れたい場合は、レイオーバー付きのフライトを選びましょう。全体の旅行時間は最低でも6時間になるため、チケット価格も直通フライトの2倍から3倍になるでしょう。

気力体力ともに疲れ果ててしまうかもしれませんが、思いっきり探検してみたい方やバックパッカーの方は、バスでの移動も楽しめるはずです。ヤンゴンとハノイの距離はだいたい1,100kmです。ハノイまではいくつかのバスルートがあり、タイとラオスを通過します。選択したルートにもよりますが、チケットはUSD70からUSD120で、途中休憩や停車も含めて5~6日間かかります。バスで移動する利点は、時間をかけて様々な場所を観光することができることです。

ヤンゴンからハノイへの直行便

多様な航空会社によって、ヤンゴン・ハノイ間のフライトは運航されています。ヴェトジェット航空、アジアエアラインズ、ベトナム航空でのご予約がお勧めです。利用する航空会社や、どのくらい事前に予約するかで、チケット価格は変動します。

数日前に予約する場合、ヤンゴン・ハノイ間の往復フライトチケットは、200,000チャット/USD140から400,000チャット/USD280になるでしょう。余裕を持って3~4か月前に予約をする場合、120,000チャット/USD75まで値下がりします。エアアジアはプロモーションチケットを販売するビッグセール期間を設けています。このチャンスを利用したい場合は、半年から9か月前に予約をすることになりますが、最安値の80,000チャット/USD60でチケットを購入することができます。

ヤンゴンとハノイ間の直通フライトは、だいたい2時間です。飛行機は北ベトナムにあるノイバイ国際空港(Noi Bai International Airport)に着陸します。ハノイ市街地からは45km離れています。

空港から市街地へのアクセス方法はいくつかあり、タクシーやエアポート・ミニバス、公共バスが利用可能です。タクシーを利用する場合、320,000ベトナムドン/USD10になるでしょう。

空港が運営するミニバスは、ホテルなどの個人的な目的地まで届けてくれます。市街地までは32,000ベトナムドン/USD1になりますが、乗車前に料金を確認しておきましょう。

公共バスの７番と17番は空港から市街地まで運行しています。チケットは5,000ベトナムドン/USD1以下で、所要時間は１時間ほどです。７番バスの最終停留所はキムマ(Kim Ma)で、17番バスの最終停留所はロングビエン(Long Bien)になります。

ヤンゴンからハノイへの経由便

ハノイへは、ヤンゴンから経由便を使ってフライトすることもできます。経由する街を観光したり、旅行日程に合うリーズナブルな直行便チケットがない場合に、利用するとよいでしょう。ストップオーバーするのに便利な経由地は、バンコク、ホーチミンまたはクアラルンプールです。

一番便利な経由便は、バンコクを通るフライトです。距離とレイオーバーの時間が短く、たいてい経由便フライトのチケット内で最も低価格です。

ヤンゴンからバンコクとバンコクからハノイへのフライトは、数日前に予約したとしても、安くて片道1人USD100くらいになります。

移動時間は選択したフライトに寄りますが、6時間からそれ以上になるでしょう。バンコクにはドンムアン空港とスワンナプーム空港があり、両空港ともヤンゴンとハノイに発着陸しています。

注意 ドンムアン空港とスワンナプーム空港間のエアポートシャトルバスは無料ですが、行き先の空港から出発する有効なフライトチケットを提示する必要があります。タクシーも利用可能で、最大350タイバーツ、554のバスを利用する場合は23タイバーツになります。空港間の移動時間は、シャトルバスで1時間ほどです。通常、バンコクに寄る際は、同じ空港からの発着便を予約することをお勧めしています。

2012年より、ドンムアン空港ではLCCやチャーター便が発着し、スワンナプーム空港では国際便などの大型モダン便が発着しています。一般的に、スワンナプーム空港からのフライトは、ドンムアン空港のフライトよりも値段が高くなります。

両空港から市街地までのアクセスは良好です。ドンムアン空港からバンコク市街地へは、タクシーは平均200タイバーツ、29のバスで18タイバーツです。最近では、ドンムアン空港からカオサンロードまで向かう新しいシャトルバスが誕生し、旅行者の間でとても人気となっています。

スワンナプーム空港から市街地へ向かう際は、地上1階でタクシーを拾いましょう。料金は目的地により変動し、全体料金に手数料として50タイバーツ加算されます。バスターミナルから出発しているシャトルバスや、公共バン乗り場から出発しているバンに乗ってバンコクまで向かうこともできます。料金は25タイバーツから50タイバーツで、ルートによって異なります。

旅のヒント 空港から出ないで同じ空港から次のフライトに乗り継ぐとしても、一旦タイに入国して入国審査を通過する必要があります。そのため、有効なタイのビザを保有しているか、入国時に無料滞在スタンプを与えられる国籍に該当している必要があります。

ヤンゴンからハノイへ陸路移動

ヤンゴンからハノイまで、ローカルバスのみを利用して陸路で移動することも可能です。おもに2つのルートがあり、どちらもタイとラオスを通過するため、事前にビザの準備をしておきましょう。

ヤンゴン-ミャワディ-メーソット(タイ)-ムクダハン(Mukdahan )-サワンナケート(Savannakhet )(ラオス)-ハノイ(ベトナム)

ヤンゴンから国境の街ミャワディまでは、直通バスが運行されています。距離は420kmで、国境に到着するまで12時間ほどかかります。

何らかの理由で直通バスを利用したくない場合は、パアン(Hpa An)経由で向かうことも可能です。ヤンゴンからパアンのバスは6,000チャット/USD5から8,000チャット/USD7で、6-7時間かかります。バスは朝8時から夜8時までの間、運行されています。シュエシンサッチャー(Shwe Sin Setkyar)とマンダラ―ミンエクスプレス(Mandalar Min Express)に信頼できるサービスを確認しましょう。パアンからはミャワディ行きのバスが出ています(5-6時間; 6,000チャット/USD5)。

旅のヒント
ホテルの質がよく宿泊料も低めに設定されているタイ側の宿泊施設で一泊するのがおすすめです。

ミャワディからタイの国境を越えて、メーソットに向かいます。メーソットからはムクダハン行きを含めた、タイ国内の主要観光地行きのバスがたくさんあります。ムクダハンまではバスで13時間、ほとんどのバスは夜発です(午後5時以降)。Phet Prasertにてチケットを予約しましょう。最大でも700タイバーツ/USD20です。

ムクダハンはメコン川の堤防沿いにある趣のある州都です。とてもリラックスした雰囲気で、素敵なコーヒーハウスがあります。１晩または１日滞在して休憩を取り、次の日に17km離れたサワンナケートに向けて出発することができます。ムクダハンバスステーションからサワンナケートバスステーションまで国際バスが一日を通して運行されており、チケットは50タイバーツ/USD1.5になり、バスステーションにて購入できます。

旅のヒント 多くの国籍の方向けに、国境にてLao VOAが取得可能です。申請書に写真をつけて準備しておきましょう。

サワンナケートからは、HTX ヴァンタイ会社が経営するハノイまでの直通バスを利用しましょう。月曜日、火曜日、木曜日、土曜日の朝10時発です。20時間以上の長旅となり、チケットは250,000ラオスキープ/USD40です。

または、サワンナケートからフエ(Hue)かダナン(Danang)に向かい、そこからハノイを目指すことも可能です。サワンナケート・フエ間のチケットは90,000ラオスキープで、バスは夜10時に出発し翌朝フエに到着します。サワンナケート・ダナン間のチケットは110,000-150,000ラオスキープで、木曜日と土曜日の夜10時または月曜日から水曜日、土曜日と日曜日の夜7時30分発のバスがあります。

ヤンゴンからハノイまで、下記ルートをバスで移動した場合、合計USD75ほどになります。

ヤンゴン-ミャワディ-メーソット(タイ)-チェンマイ-ルアンパバーン(Luang Prabang)(ラオス)-ハノイ(ベトナム)

次に人気があるルートは、タイのチェンマイを経由するルートと、ラオスのルアンパバーンを経由するルートです。

最初のルートと同じように、まずはメーソットを目指します。メーソットからはバスで北方面のチェンマイに向かいます。グリーンバスはチェンマイ行きのバスを毎日朝6時15分と午前10時に運行しています。チケットは390タイバーツ/USD12で、移動時間は6時間です。

チェンマイからルアンパバーン行きのバスは、16時間から20時間かかります。999会社に確認しましょう(1,500タイバーツ/USD45)。

ルアンパバーンに到着したら、XHXヴァンタイにてハノイ行きのバスを予約しましょう。チケットは最大で1,700タイバーツ/USD50です。移動時間は24時間で、バスはルアンパバーンを午後5時に出発します。

このオプションはムクダハン-サワンナケートを経由するよりも高くなり、バス料金はUSD120ほどになるでしょう。

ハノイから遠方へ

ベトナムの首都ハノイは、素晴らしい観光地であるとともに、ベトナムの他の地域を訪れる起点としても最適です。

北東ベトナム1,500メートルの高度に位置するサパ(Sapa)は、ハノイから簡単に列車でアクセスできます。ラオカイ(Lao Cai)(8時間)まで列車に乗り、そこから最終目的地まではバスかタクシーを利用します。バスの方が早く到着し料金も安くなります。平均6時間で、250,000ベトナムドンです。

ハノイから列車でアクセスできる長めの旅行先としては、フエ(Hue)(13時間)、ダナン(Danang)(16時間)またはホーチミン(24時間以上)があります。