ルアンパバーンからハノイまでの行き方
ルアンパバーン・ハノイ間の移動には短時間の直行便利用と、長時間のバス利用の2つの選択肢があります。前者は速いですが安くはありませんし、後者は1日かかりですが節約が出来ます。距離を区切って、途中で立寄りを考えてらっしゃる場合、ルアンパバーン・ハノイ路線ではかなり困難な話になります。ビエンチャン経由で移動が出来ますが、バス利用でルアンパバーンからビエンチャンまでは7時間、ビエンチャンからハノイまでが22時間以上です。かかる時間や費用の面から考えて、これを選ぶ意味はあまりないように思います。石の遺跡(The Plain of Jars)に行けるポンサバン(Phonsavan)は、途中休憩にとても適していますが、ルアンパバーンからは7時間のバス乗車になり、あまり変わりません。また、ポンサバンからハノイへと続く交通手段を見つけるのは少々難しくもあります。
ルアンパバーンからハノイまでフライト
ラオス航空とベトナム航空のどちらも、ルアンパバーン-ハノイ間の直行便を運行しています。通常、出発の数日前に購入したとしても片道が約USD100かかります。ベトナム航空が、ラオス航空との共同運航便で安いチケットを販売していることがあるので、必ずどちらも確認してください。フライトは1時間ほどで、24時間かかるバス移動に比べて、数ドル高いですがかなり賢明な選択かと思います。ルアンパバーン国際空港は、市内から4km北東にあります。2013年にリニューアルされてから、発着フライトの数の割には大きく見えますが、ルアンパバーンから行ける土地は確実に増えています。2016年11月より、エアアジアがルアンパバーンからマレーシアのクアラルンプールまでのフライトを開始し、以前からタイ、カンボジア、ベトナム、シンガポール線は運航しています。市内から空港まで、トゥクトゥクで20,000キープ/USD2.5となります。
ハノイでは、全てのフライトが市内中心から45km北にあるノイバイ国際空港に到着します。新しい国際線ターミナルがオープンしてから、入国時の待ち時間は少々緩和されました。空港から市内まではタクシーが一番簡単ですが(USD15~25)、料金を安く済ませられる交通手段もあります。タクシーの運転手は、タクシーしかないと言い張ってきますが。
バスN7が、約1時間半で中心地まで行きますし、オールドクオーター行きのN17も同様です。どちらもVND9,000が掛かります。また、ベトナム航空のシャトルバスが、オールドクオーターから2kmほどにある同社のオフィスまでUSD2 (VND40,000)で運行しています。 そして、エクスプレスバスN86は、空港とハノイ鉄道駅の間を5:00am~10:00pmまで、毎20~30分に巡回しています(VND30,000)。
ルアンパバーンからハノイまでバスで
ルアンパバーン・ハノイ間の距離は約900kmですが、ラオスからベトナムまでは山道の直行バスは24時間かかります。明らかに大変な移動手段になります。休暇の1日を移動につかいますが、良い料金で航空券が取れずUSD200片道に掛かりそうな時はお金の節約になります。バスは、ルアンパバーンから夕刻(5:30pm)に出発し、ハノイに到着するのは翌日の同刻位になります。この路線は、様々な会社が運行しており、サービスはどこも似ていますが、人気2トップはHTXバンタイとシンツアーです。 シンツーリストの方が若干高いですが(USD60。HTXバンタイはUSD50)、好評価を受けています。シンツーリストは空港近くの北バスターミナルから出発し、HTXバンタイは南バスターミナルを利用します。どちらのバス停も、ルアンパバーン中心地からトゥクトゥクで簡単に行くことが出来ます(LAK20,000)。
どちらの会社も、この長距離にはVIP寝台バスを使っています。普通社に比べて夜は寝心地が良いはずなのですが、上段を選ぶと日中あまり良くありません。また、座席の並びは1席、通路、2席並びになっていますので、特に1人旅行でしたら予約の際にはご考慮ください。
そして、もう1つ重要なことはハノイの到着地については異なることです。ハノイキエム湖周辺に行かれる方はシンツーリスト、湖から8km南のハノイヌオクンガム駅に行かれる方はHTXの方が便利です。
ベトナムのビザをルアンパバーンで取得する方法
オンラインのベトナムビザ申請は簡単で便利ですが、以前からあるようにルアンパバーンの窓口で申請することも出来ます。ルアンパバーンにある、ベトナム領事館は、ナイトマーケットから15分ほど歩いた所にある、417-418タットボセットビレッジ(That Boset Village)にあります。申請は月~金曜8:00am~11:30amまで、もしも追加でUSD10支払えば受け取りは翌日1:30pm~5:00pmとなりますが、追加料金を支払いたくない場合は3日後に受け取りになります。申請用紙、パスポート、証明写真1枚、ビザ申請費用を提出してください。
覚え書オンライン申請はお金の節約にもなります。
ハノイに行く理由
ベトナム首都ハノイは、そのサイズを懸念して、南の姉妹サイゴンに続き2番目にきます。より静かに感じるかもしれませんが、特徴が薄いわけではありません。品格のあるコロニアル調の邸宅がオールドクオーターの狭い路地と調和し、世界クラスの風味豊かなコーヒーを出すローカルのコーヒー屋さんの前では、高価な$2フォーが売られ、厳格な雰囲気がホーチミンの最終的な住まいを取り囲む一方で、ほぼ明瞭なフランスの趣がその空気を満たしています。
ハノイ の宿泊施設
ハノイの見所はホアンキエム湖周辺が中心となり、宿泊施設の選択肢もそこに集まっています。バックパッカーの中核は、ホアンキエム湖の北から東にあるオールドクオーターに位置します。ゲストハウスやホテルは、USD20以下。相部屋はUSD4位で見つけられます。客引きの言葉に頼らず、チェックイン前に必ず部屋を見てください。多くのゲストハウスやホテルで、無料WIFIと朝食が料金に含まれており、現金払いのみ可能です。
オールドクオーターは、中間レベルの宿を探すのに良いエリアで(USD50まで)、それより高いレベルの宿泊所は湖の南、フレンチクオーターをチェックしてください。
全ての料金帯は、ホアンキエム湖の西側、ハノイ大教会(St Joseph’s Cathedral)周辺で見つかります。
ハノイの見所
ハノイと、その周辺エリアには、見所やアトラクションが何週間も楽しめるくらい豊富にあります。押さえておきたい地元食を始め、短期滞在に趣を添える提案は以下のとおりです。
1. 午後早めにホアンキエム湖周辺をぶらつくか、早朝の太極拳の練習に参加する。湖の中心にある塔に行く赤い橋は、ハノイの風景に趣を作ります。
2. 子供向けに聞こえるかもしれませんが、ハノイ水上人形劇は大人も、もちろん楽しめます。好き嫌いはあるにせよ、紛れもなく特別な経験です。見逃してはなりません(ホアンキエム湖近く。チケット約USD4)。
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中華料理ほど有名ではありませんが、ベトナム料理は抜群においしく、種類が豊富です。いろんな意味で食通の方は、ハノイフードテイスティングツアーに参加するか(湖周辺のツアー会社で申し込めます)、ツアーが苦手な方はストリートフードに挑戦してみてください。
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ハノイには、かなりの数の戦争と共産党時代の観光スポットがあり、あまり興味がなくてもホーチミン廊(Ho Chi Minh Mausoleum)は訪れてください。朝の入場については館内での撮影が許可されていませんが、夕方のイルミネーションが施された建物はとても魅力的です。
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1日使ってシティから抜け出し、クックフーン国立公園(Cuc Phoung National Park)へ行きましょう。ベトナム最大級の国立公園クックフーンは、生物学的多様性を誇り、行く甲斐があります。洞窟探検やトレッキングをしたり、ボタニカルガーデンを覗いて、絶滅危惧種が公園の救援センターでどのように扱われているか見学をしたり、公園に生息する100種類以上の哺乳類、300種の鳥、50種の爬虫類や両生類を探してみましょう。
ハノイから先へ
主要の南北線は、ニャチャンやベトナム旅行の次の訪問地ダナンを含むハノイ南方を目的地とし、ハノイとサイゴンを結びます。ハノイ発サイゴン行きの電車の旅は、国全土を通り抜け、約36時間かかります。
ハノイ北部サパには、電車と最終40kmはバスやタクシーを使って辿り着けます。
ハイフォン(Haiphong)は、いくつもの島々があるハロン湾の玄関口で、電車でたったの3時間ほどの所にあります