ハノイからヤンゴン

ハノイからヤンゴンへは、バスやタクシーを併用して、飛行機または陸路で向かうことができます。

ハノイからヤンゴンへの直行便

ハノイとヤンゴン間には、たくさんの直行便がお手頃価格で運航されています。数か月前に予約すれば、最低価格の1,600,000ベトナムドン/USD70で購入することも可能です。ハノイ・ヤンゴン間の直行便フライト時間は、2時間以下です。

ハノイからヤンゴンへの直行便を運航している航空会社は、ベトジェット航空(Vietjet Air)、アジアエアラインズ(Asia Airlines)、ベトナム航空(Vietnam Airlines)です。

ヤンゴンに到着する際は、市街地から15km離れたミンガラドン国際空港(Mingaladon International Airport )に着陸します。ヤンゴン市街地へは、タクシーを利用するのが一番簡単です。タクシー乗り場は各ターミナルの到着ホールに設置されています。市街地までは、だいたい10,000チャット/USD8になります。

旅のヒント ヤンゴン空港に到着するすべての乗客は、有効なミャンマービザを保有していること、また入国審査カードおよび乗客関税申告書に必要情報を記入することが求められます。入国審査カードと乗客関税申告書は搭乗フライトでスタッフが配布します。到着時に空港で入手することも可能です。外国人旅行者は、母国にあるミャンマー大使館かオンラインでミャンマービザを事前に申請する必要があります。タイやカンボジア、ラオスなど特定の国に住む人は、14日間のビザ免除滞在を与えられます。

ハノイからヤンゴンへの経由便

直行便のスケジュールが旅行日程に合わない場合や、他の都市も合わせて訪れてみたい場合は、レイオーバーができる経由便を選びましょう。スケジュールや経由便にもよりますが、6時間から20時間以上かかります。一般的に、経由便は直行便よりも高価格で、3,000,000ベトナムドン/USD150から6,000,000ベトナムドン/USD300ほどになるでしょう。

レイオーバー付きのフライトは他の都市を訪れたい場合や、旅行日程に直行便のスケジュールが合わない場合にご利用ください。

ハノイからヤンゴンへのフライトは、様々な都市を経由することがあります。経済的にも時間的にもお勧めなのが、バンコクのスワンナプーム空港かドンムアン空港を経由するルートです。バンコクでのレイオーバーを含めてヤンゴンまでは最低6時間かかり、チケットは数日前に予約すれば3,600,000ベトナムドン/USD160から購入可能です。

ハノイとバンコク間を運航する航空会社は、ベトナム航空、タイ航空、ベトジェット航空、タイエアアジアなどがあります。

ベトナム航空、タイ航空、ベトジェット航空はスワンナプーム空港を利用しており、タイエアアジアはドンムアン空港をハブとしています。チケット価格は様々で、1,500タイバーツ/USD40(タイエアアジア)から6,000タイバーツ/USD170(タイ航空)となります。

旅のヒントバンコクでは同じ空港に到着し出発する経由便を選びましょう。ドンムアン空港とスワンナプーム空港の移動時間は1時間ほどですが、ラッシュアワー時にはもう少し時間がかかります。両空港間には無料シャトルバスが運行されていますが、バスに乗車するには行先の空港から出発する有効なフライトチケットを提示する必要があります。

注意 両空港からバンコク市街地へのアクセスは良く、通常1時間から1時間30分で到着します。スワンナプーム空港から市街地までの一番簡単なアクセス方法は、空港の地下から出発している列車、またはカオサンロード(Khao San Road)やBTS駅に停車するシャトルバスを利用することです。ドンムアン空港からもシャトルバスは運行されており、タクシーは200タイバーツ/USD8から利用可能です。

注意 バンコクを経由する場合、事実上タイに入国することになります。ほとんどの国籍の人が、飛行機で入国した場合30日間の無料滞在スタンプを与えられますが、ビザの有無について、念のため確認しておきましょう。

バンコクからヤンゴンまでは、タイエアアジア、ノックエア(NokAir)、タイ航空、ミャンマーナショナル航空、またはバンコクエアウェイズが利用可能です。タイエアアジアとノックエアはスワンナプー空港から出発しています。格安航空会社が運航するこのルートは通常1,200タイバーツ/USD35から、その他航空会社は6,000タイバーツ/USD170までと、価格に幅があります。

ハノイからヤンゴンへ陸路移動

アジアを奥深く旅してみたいなら、バスやタクシーを利用してハノイから陸路でヤンゴンに向かうこともできます。ベトナムからミャンマーまで移動する際は、ラオスとタイを通過することになります。バスのみで移動する場合、ハノイとヤンゴン間の料金はUSD120くらいになります。全体で5～6日間を予約する必要があり、夜間に停車することもあります。

ハノイからヤンゴンまでのお勧めの陸路ルートは次の通りです: ハノイ(ベトナム) - ヴィエンチャン(Vientiane) (ラオス) – ノンカイ(Nong Khai) (タイ) – メーソット(タイ) – ミャワディ (ミャンマー) – ヤンゴン

ハノイからヴィエンチャンまで夜行バスを利用しましょう。移動時間は20時間、チケットは最大で670,000ベトナムドン/USD30です。ハノイ-ヴィエンチャンのルートは様々な会社によって運行されており、シンツーリスト(The Sinh Tourist)とHTX ヴァンタイ(Van Tai)はハノイを午後5時に出発します。

ヴィエンチャンから、ラオスとタイの国境を渡ってノンカイに向かいます。ヴィエンチャンのモーニングマーケットバスステーションと、ノンカイのバスステーション間では国際バスが運行されています(70タイバーツ)。バスはラオス側の国境にある入国オフィスまで連れていってくれます。そこから橋を渡り、タイの入国審査が完了するまでバスは待っていてくれ、その後バスステーションへと向かいます。

ノンカイからメーソットへは複数のバスを利用する必要があります。最も簡単な方法は、まずノンカイからコーンケーン(Khon Kaen)へ向かい(200km、3時間)、その後にコーンケーンからメーソットへPhet Prasertが運営するバスで向かいます。メーソットまでは9時間で、毎日夜7時30分発と夜8時45分発の2便が出発しています。メーソットには翌日早朝に到着します。コーンケーン-メーソット間のバスチケットは518タイバーツ/USD15ほどです。

ピサヌローク(Phutsanulok)またはスコータイ(Sukhothai)で途中下車するのもお勧めです。両都市からメーソットまでは直通バスが運行されています。

メーソットに到着したら、1kmほど歩くか、タクシーを利用してミャワディの国境ポイントまで向かいましょう。

旅のヒント タイ側では、外国人用の特別ブースが設置されています。パスポートと出国カードを用意し、タイの出国スタンプを押してもらいましょう。ミャンマーの入国ポイントでは、入国フォームに記入し写真撮影を行います。この手続きに該当しないパスポートをお持ちの方は、ミャンマーに入国する前にビザを取得する必要があります。

ミャワディ・ハイウェイバスステーションからは、ヤンゴンまでの直通バスが午後5時に出発しています。合計12時間の移動となり、チケットは16,500チャット/USD12です。バスはヤンゴンのアウンミンガラー・バスステーションに到着します。

その他ミャワディからヤンゴンに向かうには、パアン(Hpa An)を経由する方法があります。バスまたはタクシーでパアンに行く場合、距離的には150kmと長くありませんが、劣悪な道路状況により3時間半から5時間かかるのが現状です。パアンからはヤンゴン行きの直通バスが毎日運行されており、朝8時発、夜8時と9時発があります。ヤンゴンまでは6時間で、8,000チャット/USD6から11,000/USD8になります。

効率的に旅を計画できるように、ヤンゴンからハノイへの行き方にて他のルートも参考にしてみてください。

ヤンゴンから遠方へ

ヤンゴンはミャンマー旅行の起点に最適な場所です。ミャンマー3大観光地へのアクセスも良好で、マンダレー(ミャンマーの旧都の1つ)、荘厳な寺院がたたずむ街バガン、22kmにもおよぶ湖の畔に多様な部族が住むインレー湖へは、ヤンゴンから簡単にフライトや列車、バスで訪れることができます。

マンダレーまでは飛行機で1時間です。一方、バスは8時間、列車は15時間と長旅になります。バスチケットはおよそ14,000チャット/USD10から28,000チャット/USD20、列車チケットは28,000チャット/USD20から40,000チャット/USD29になります。

バガンまで列車で向かう場合、最大17時間かかります(27,000チャット/USD19)。直通バスを利用すると、少し早く到着できます。バスはヤンゴンを午後7時以降に出発し、乗車時間は10時間ほど、チケットは20,000チャット/USD14になります。バガンまでのフライトは、USD120からUSD150になります。

インレー湖までは列車で行くことも可能ですが、24時間もの壮絶な長旅になります。バス(11時間、23,000チャット/USD17)または飛行機(USD100-USD150)を検討しましょう。