バンコクからシェムリアップまでの行き方
魅力的なアンコール遺跡群は明らかにカンボジアの主要な呼び物であり、シェムリアップはアンコールワット、アンコールトム、また他の全てのクメール王朝寺院の、建築的不思議への玄関口です。アンコール寺院を探検したり、トンレサップ湖に浮かぶ水上生活の村を訪ねたり、タイ料理に比べてマイルドで香り豊かなクメール料理を味わい、アプサラダンスの鑑賞、道端にあるクメールマッサージを受けてリラックスと、簡単に数日を過ごすことが出来ます。シェムリアップは、長い間外国人観光客により埋め尽くされて来てますが、忙しくもフレンドリーな感じ、アットホームなゲストハウス、カラフルなオールドマーケットとその独自の雰囲気を残します。概して言えば、クメール建築アンコールを除いて、シェムリアップには観光する場所がないと思うのは間違いです。沢山のアクティビティを見つけ、多くの素敵な観光客や地元の人々に出会うでしょう。この体験を楽しむに違いありません。
バンコクからシェムリアップまで
避けられないビザ・ゲストハウスのセールス付のバス、トゥクトゥク、またタクシー乗車を含む、バンコクからシェムリアップに行くまでの複雑な冒険だった時間は過ぎ去りました。移動には1日奪われ、疲労困憊、頭痛の種にあふれていました。2009年、国境とシェムリアップを舗装道路が開通し、カンボジア側の移動時間を5時間からたったの2時間に短縮しました。2013年2月からは、タイ‐カンボジア間の国際線直行バスが運行開始となり、タイ首都から魅力的なアンコール遺跡群観光のベースまで、より簡単に、より真っ直ぐに行けるようになりました。
バンコクからシェムリアップまでバスでの行き方
バンコク‐シェムリアップ路線は、政府公認のトランスポート・コ・インターナショナルが運行します。良いコンディションにあるVIPバスがありますが、西欧人には足元のスペースが十分でないように思います。それ以外は、バスはとても乗り心地が良く、軽い朝食と昼食の2食が道中に配布され、車内にはトイレがあります。食事のメニューはそんなに期待しないでください、朝食はマフィンとオレンジジュースが牛乳、ランチはカレーライスです。現在、繁忙期には毎日朝2本(8am・9am発)と、閑散期には9am発1本のみ運行しています。国際線バスを利用する大きな利点は、バンコクからアランヤプラテートと、ポイペットからシェムリアップの2つに分けて行くように、国境でバスの乗換えをする必要がないことです。
バンコクからシェムリアップまでは、移動距離として約6時間になりますが(バンコクからタイ国境線まで4時間、カンボジア国境線からシェムリアップまで2時間)、アランヤプラテート‐ポイペットのタイ‐カンボジア国境線はいつも混んでいて、時には大混雑しているので、国境で1時間以上(2時間近く)かかると思ってください。大体の場合が、タイ国境線近くにある“旅行会社”で1時間足止めをくらうはめになるでしょう。下記にある「ビザ詐欺に注意」をご覧ください。そのため、バンコクからシェムリアップまでの移動は、約9時間かかることになります。
シェムリアップでは、国際線バスを運行する、ナッタカンカンボジア株式会社のオフィス(22シヴァタ通り(Sivatha Road))に到着します。食べたり飲んだりできる娯楽施設がある、パブストリートから500mの距離です。バス会社と同じオフィスを共有する旅行会社がいて、そのスタッフが到着した乗客に提携するゲストハウスに泊まるよう強要してきます。これらのゲストハウスは、必ずしも高すぎたり、悪い宿ではないので、ちょっと見学してみるのも悪くありません。
ビザ詐欺に注意
政府公認の業者であっても、“ビザエージェント”に連れて行かれて、そこでカンボジアビザを申請するよう強制されるのと同様のビザ詐欺に遭うかもしれません、もちろん高額料金です。観光ビザの正規料金は30米ドルで、国境でアライバルビザを申請する際にもこの金額です(陸路で国境を越える際、100~200ドルの“高速発給料金”を追加で必然的に支払うように要求されますが、実際には支払う必要はありません)。申請用紙に貼る、パスポート申請用サイズの証明写真を1枚をご準備ください。
こういった旅行会社での面倒な状況を回避したければ、カンボジア王国移民局公式のホームページから、オンラインでカンボジアビザを申請してください。Eビザの申請代金は、30米ドルと、手数料7米ドルです。このビザは、プノンペン国際空港、シェムリアップ国際空港、ポイペット(バンティミエンチェイ)、チェムイーエム(コン島)、またバヴェット(スヴァイリエン)を含む、主要なカンボジア国境で有効です。
国際線バス利用のほとんどの乗客が、このようなぼったくりを知らないか、単に多く支払うことを選択するように見えるので、必ずと言っていい程“ツアー会社”で1時間は過ごすことになるでしょう。口論しても全くの無駄ですので、我慢しましょう。
シェムリアップ内の交通手段
悲しいことに、シェムリアップでは外国人にバイクやスクーターを貸すのは一般的ではありません。個人の交通手段が欲しければ、1日2米ドル位で借りられる自転車をご検討ください。現実的には、シェムリアップから遺跡まで約7kmほど、帰りも同じ距離、また小さなサーキットをしたければ10kmをプラスして考えてください。また、そうです、アンコールは灼熱になります。
自動の乗り物が良ければ、バイタク、トゥクトゥク、またはタクシーをご検討ください。バイタクは、シティ内の移動では一番安いです。シェムリアップ内の短距離であればUSD1以下です。アンコール寺院を巡るように、バイクタクシーを1日チャーターすることも可能です(1日8米ドルから)。1人旅行や、シェアタクシー・トゥクトゥクのように他の旅行者をあてにしたくなければ、これが便利な方法になります。
トゥクトゥクは、至る所にあり便利で、シティ内を周るのにとても頼れる移動手段です。トゥクトゥクを遺跡観光のために1日チャーターするのは、典型的なアンコール体験となります。2名乗りは乗り心地良いですが、3・4名は器に入ったニシンのようです。トゥクトゥクは、1日15米ドルです。
タクシーまたはドライバー付車チャーターは、エアコン完備で、暑くなく、赤土にまみれることもなく、スィーツや掛け声もありません。これらは、絶対に乗り心地良く、“信頼を置ける”乗り物に対しての欠如を補うでしょう。遠方の寺院を訪ねたい場合や、一緒に車代を割り勘できる仲間がいれば、タクシーは素晴らしい方法になります。1日25~30米ドルになると思います。
シェムリアップの宿泊施設
シェムリアップの宿泊施設は、近年すさまじく改善されています。予算に限りがある方、ホテルにはお金をかけたい方にも、シェムリアップは希望に叶うものがあります。広く緑豊かな通り、フレンチクオーターは中くらいのレベルから高額なホテルまであります。この静かなエリアは、街の中心地から簡単に行ける距離にありますが、他のシェムリアップ各地と比べて、かなり静かに感じます。ワットボ、プサーチャー、また空港通りは数えきれない程の安宿が並び、立地から考えるとワットボが一番便利な所です。空港通りは全てから遠くなり、オールドマーケット(プサーチャー)近辺は少し騒がし過ぎるかもしれませんが、いくつか素晴らしく安いゲストハウスがそこにあり、長い間バックパッカーの間では人気を受けています。シェムリアップ最先端のホテルは、アンコールまでの道のりに点々とあります。そこは、空港通りと同様に全てから離れますが、あらゆる場合にそのラグジュアリーな宿から離れたくなくなるでしょう。
シェムリアップの見所
夜明けから夕暮れまで、荘厳なアンコール寺院を探検、訪問し、見て、感激する、それはシェムリアップ滞在中やることになります。シェムリアップに来て、アンコールを避ける人はいません。当たり前ですね。
何世紀も昔の石彫刻に飽きても、シェムリアップにはまだまだ他に出来る事があります。アンコール陶芸センター(The Angkor Pottery Centre)で陶芸教室に参加して、轆轤を回してオリジナルの陶器を作ったり、ビヨンドユニーク料理教室(Beyond Unique Cooking Class)では料理教室でクメール料理の様々な味付けを習い、地元の民家訪問もできます。アルコール好きには、ジョージズラム(Georges Rum)無料試飲や、パームワイン(Palm Wine)試飲の機会もあります。中心地から20分ほど車で行った所に、アンコールシルクファームがあり、ビジターの人達に絹織りの工程を紹介しています。アンコールを訪れた後もまだ物足りないという方には、アンコールの影響を受け500年建つワットプリアプロムラス(Wat Preah Prom Rath )を含む市内のお寺新旧と沢山あり、様々な異なる彫刻が施されています。
夕方は、シェムリアップ中様々な会場で催される舞踊の伝統衣装できらびやかに輝きます。遺跡で精力的に動いた後、筋肉の痛みを和らげてくれるマッサージ屋も多くあります。クメール人達は、有名なタイマッサージはクメールが発祥だと言います。それが本当かは置いておいて、比べてみるのは価値があると思います。