ヤンゴンからタンドウェ(Thandwe)への行き方
ヤンゴンからンガパリビーチ(Ngapali Beach)へは、たくさんの魅力が詰まっています。少しお金がかかりますが、その他の南東アジアの混雑したビーチとは違い、ンガパリビーチではホワイトサンドビーチをひとり占めして楽しむことができるでしょう。
陸路での移動はとても大変なので、飛行機で向かうことをお勧めします。バスは整備されていないデコボコ道を進むので、13時間以上かかります。直通列車はありませんが、途中まで列車で行きバスに乗り換える方法があります。ヤンゴンからピィ(Pyay)まで24時間かけてフェリーで行き、そこからタンドウェ(Thandwe)まで10時間かけてバスで行くことも可能です。45分で到着する飛行機に比べて、その他の方法は非常に時間がかかります。それでも陸路での移動を希望されるなら、下記を参考してください。
ヤンゴンからタンドウェへのフライト
ヤンゴンからタンドウェまで飛行機で向かえば、1時間以内で市街地からビーチまで移動できます。ヤンゴン空港は市街地から30km離れているため、余裕を持って移動の計画を立てましょう。タクシーは8,000チャットくらいで、空港まで一番早く到着してくれます。公共バスもどこからでも利用できますが、時間がかかるでしょう。公共バスのスケジュールは現在改定されているため、滞在ホテルで最新のバススケジュールを確認してください。
タンドウェ空港からンガパリビーチへは、タンドウェの市街地へ向かうよりも近いです。ほとんどの中級から上級ホテルは空港からのピックアップサービスを提供しているので、滞在ホテルに確認しましょう。各自で空港まで行く、または空港から市街地へ向かう場合、タクシー料金は5,000チャット以内となるでしょう。
10月から4月のハイシーズン中、FMI航空とミャンマー国際航空(Myanmar Airways International)は毎日直通フライトを運航しています。フライトチケットは片道USD90からUSD120となります。
注意 5月から9月のローシーズン中、ヤンゴンからタンドウェの直通フライトの数が減少します。ホテルを予約する前に、希望の日時にフライトがあるか確認しましょう。
ヤンゴンからタンドウェまでバスで
バスでヤンゴンからタンドウェに向かうのは、あまり魅力的ではありません。ミャンマーのその他の観光地と比べて、バスの乗車時間が長く、道路も整備されていません。重要なお知らせ ンガパリビーチは民族対立が発生しているラカイン州(Rakhine State)に位置しているため、英国やカナダを含めた欧米諸国ではンガパリビーチの南方面以外への渡航を禁止している国があります。このような現状を踏まえて、ンガパリビーチへ向かう際はタンドウェまで飛行機で移動するのがベストです。
ンガパリビーチまでどうしても陸路で向かいたい場合、ヤンゴンからタンドウェ(ビーチの最寄り町)まで直通バスが出ています。13時間ほどで到着する見込みですが、悪い道路状況を踏まえるともっと時間がかかるでしょう。タンドウェへのバスチケットは、ヤンゴンの旅行代理店で購入できます。バスチケットはどこまで行っても15,000チャットから20,000チャットくらいです。
ピィ(Pyay)を経由してヤンゴンからタンドウェにバスで向かう場合
その他の方法としてピィで途中下車をして休憩を入れることも可能です。ピィは穏やかな町ですが、メジャーな観光ルートではありません。ヤンゴンからは7kmでイラワディ川(Irrawaddy River)沿いに位置しています。ピィでは外国人観光客をあまり見かけないため、フレンドリーなミャンマー人と仲良くなるよい機会になるはずです。ピィまでのバスは毎日出発しており、18,000チャットくらいです。ピィからンガパリビーチまでは9時間から10時間追加でかかるため、ピィで一夜を過ごす必要があります。バス代は13,000チャットから15,000チャットです。
列車とバスを使ってピィ経由でヤンゴンからタンドウェへ向かう場合
ヤンゴンとタンドウェ間には列車が通っていません。移動を1日追加しても構わないなら、ピィまで列車で行きそこからバスでタンドウェまで行くことができますが、ガタガタ道を通ることになります。お金の節約になりますが、時間の節約にはなりません！ヤンゴンからピィまでは列車で8時間です。現時点では毎日運行している列車がありますが、旅行する際には現地の宿泊ホテルで運行スケジュールを確認しましょう。通常、ヤンゴンの主要駅を午後1時に出発しピィには夜9時半に到着する#71の列車があり、260kmを7時間かけて移動することになります。チケットは上級クラスの座席がUSD5からUSD13、一般クラスの座席はUSD3からUSD5になります。
ピィで休憩を入れたい場合、一晩を過ごすには便利なベーシックなホテルがいくつかあります。座りっぱなしの移動から気分転換に、ツーリストトレイルを自転車で回るのもお勧めです。タンドウェまでのバス乗車時間は9時間から10時間で、残念ながら快適な旅ではありません！タンドウェからンガパリビーチへはタクシーに乗る必要があり、距離は13kmほどです。
フェリーとバスを使ってピィを経由してヤンゴンからタンドウェに向かう場合
アドベンチャー好きの旅行者には、ヤンゴンからピィまでフェリーで向かい、そこからバスでンガパリビーチを目指すことをお勧めします。フェリーは24時間かかり（4日間かかることもあります！）、毎日運行はしていません。旅行者の間でメジャーではないので、ヤンゴンに到着したら詳しい最新情報を入手する必要があります。ピィに到着しても、タンドウェ(ンガパリビーチ)まではバスで9時間から10時間かかります。バスは毎日運行されており、15,000チャットになります。
なぜタンドウェへ行くのか
ミャンマーの有名な寺院を観光した後は、多くの旅行者が太陽の日差しを求めてタンドウェを目指し、ンガパリビーチでリラックスします。それでもまだ体力が余っているなら、ビーチ付近の漁業村やタンドウェの鮮やかなマーケットを自転車で巡ってみてはいかがでしょう。もしくは、ビーチでのんびりと太陽の日差しを満喫し、海水浴や新鮮なシーフード料理を堪能するのもいいでしょう。ベストシーズンは暖かく晴れの日が多い11月から5月の間です。
ミャンマーのビーチは多くの人に知られていないため、美しい南東アジアのホワイトサンドビーチをゆっくり落ち着いて満喫できます。ミャンマー各地と同じように状況は変わりやすいので、ンガパリビーチの平和な静けさが消えてしまう前に、ぜひ訪れてみましょう。
タンドウェから先へ
ミャンマーの他の地域は既に観光客の間で有名になり賑わいを見せていますが、海岸沿いは未開拓のまま残っています。ラカイン州(Rakhine State)は不安定な情勢により外国人は立ち入り禁止となっているため、常に最新の治安情勢を確認しましょう。
ミャウウー(Mrauk U)はバガンのように観光客であふれていなく、素晴らしい寺院を落ち着いて観光できる隠れた名所の一つです。伝統的なミャンマー・チン族の村を訪れるために、ミャウウーを目指す人々もいます。ミャウウーへのアクセスは簡単ではなく、タンドウェからバスで15時間(15,000チャット)かかります。
ミャウウーまでの果てしないバスの旅に挑むより、シットウェ(Sittwe)まで飛行機で向かいそこからバスに乗れば、合計1時間半で到着できます。シットウェからミャウウーまでは公共ボートも出ており、プライベートボートはUSD80で利用可能です。
シットウェには観光ポイントが少なく、ほとんどの人が通過してしまいます。しかし海岸沿いにあるので、質の良いレストランやホテル、そして素敵な夕陽を楽しむことが可能です。シットウェに向かう前にはしっかりと情報収集を行いましょう。ミャンマーのイスラム教徒であるロヒンギャの人々が国内で迫害され、シットウェの外にあるキャンプで生活しています。
バガンの有名な寺院をまだ見学していなかったら、タンドウェからピィにまずバスで向かい、そこから飛行機でマンダレーへと行き、バス、列車または飛行機でバガンを目指すという方法もあります。