メーソットからバンコクまでの行き方
タイの国境街であるメーソットは、旅行者からよく見落とされがちです。メーソットを訪れるほとんどの人は、1杯のヌードルを味わってすぐ、ミャンマーとの国境へ向かいます。観光に興味があれば、メーソット・ミャワディの国境周辺は旅を続ける前にくつろげる快適な場所になるでしょう。
バンコクからメーソットへのフライト
バンコクからメーソットへの移動を計画中なら、直通フライトがお勧めです。バンコクのドンムアン空港(DMK)から毎日4便が運航されています。すべてのフライトはノックエアによって提供されています。フライトは朝9時40分、午前11時、午後2時30分、そして午後4時10分発です。フライト時間は1時間10分です。事前にチケットを予約する場合、1,175タイバーツくらいになるでしょう。バンコクドンムアン空港は、モーチットバスターミナル(Morchit Bus Terminal)に比較的近い、市街地の北に位置しています。BTSモーチット駅と空港間には直通エアポートバスが通っており、バスはバスターミナルから10分ほど歩いた所から出発しています。チケットは20タイバーツです。空港まではメータータクシーで簡単にアクセスできます。カオサンロード周辺に滞在している場合、たくさんの旅行代理店が120タイバーツほどで空港までのミニバンを手配しています。
メーソットの空港は市街地から1km離れた所にあります。空港からは、100タイバーツで国境行きと市街地行きのタクシーを利用できます。メーソット空港はとても小さく、小型プロペラ機のフライトを体験することになるでしょう。
バスでバンコクからメーソットへ
フライトよりも時間がかかりますが、バスでバンコクからメーソットへ向かうのは、フライトと同じくらい簡単です。バンコクのモーチットバスターミナルからメーソット行きの直通バスが出ています。午前6時から10時の間に、複数のバスが出発しています。午後便は、夜6時から9時の間に出発しています。バンコクとメーソットの距離は500kmで、バスで移動する場合、8~9時間かかります。料金が安めのエクスプレスバスと、高めのVIPバスがこのルートを運行しています。チケットはVIPクラスが700タイバーツ、一般クラスが500タイバーツです。
バンコクのカオサンロード周辺でも、たくさんの旅行代理店がバンコクとメーソット間のバスサービスを提供しています。
スコータイ経由でバンコクからメーソットへ向かう場合
バンコクから直接メーソットへ向かう場合、多くの旅行者がタイの見どころを逃してしまいます。メーソットへ向かう途中に寄ることができる観光地として、スコータイがあります。かつて有力な王国の首都であった“幸福の夜明け”としても知られているスコータイは、名前からも伝わる通り、タイにおける素晴らしい歴史公園のうちのひとつです。スコータイ歴史公園では、800年も遡る古代都市の遺跡を見学することができます。スコータイまでは簡単にアクセスできます。バンコクからスコータイまでのフライトが毎日運航されています。バンコクエアウェイズは毎日3便運航しており、朝7時、午後1時15分、午後5時にスワンナプーム空港から出発しています。ノックエアとエアアジアはドンムアン空港より出発しています。フライト時間は1時間15分で、チケットは1,200タイバーツからです。
スコータイへはバンコクのモーチットバスターミナルから直通バスでも行けます。移動時間は7~8時間になります。一般バスとVIPバスがあり、毎日朝7時から午後2時の間、毎時出発しています。夜行バスも夜8時から夜10時40分の間に多数出発しています。チケットは250タイバーツから550タイバーツです。
スコータイの旧市街と新市街には、様々なタイプの宿泊施設があります。豪華なホテルから、200タイバーツより宿泊できる格安部屋まで、予算に合わせて選択できます。食事を楽しめる場所も豊富にあり、土曜日のマーケットは散策するには最適です。歴史公園へは自転車で向かうことをお勧めします。自転車は多くの宿泊施設や歴史公園の入り口でレンタルすることができます。
スコータイからメーソットへ向かう通常ミニバンにはいつも列ができています。ミニバンは朝6時から午後6時の間に、満席になり次第出発しています。チケットは130タイバーツで3時間ほどの移動時間です。
旅のヒント
スコータイ周辺にはもう2つ歴史公園があるので、時間に余裕があればスケジュールに入れてみましょう。1つめはカンペーンペット歴史公園(Kamphaeng Phet Historical Park)です。スコータイの遺跡と似ていますが、保存状態はそんなに良くありません。スコータイから100km離れたルート12沿いにあり、一日を通してたくさんのバスがスコータイから出発しています。もう1つはシーサッチャナーライ歴史公園(Si Satchanalai Historical Park)です。スコータイから60km離れており、交通手段が限られているため、モーターバイクをレンタルするのがお勧めです。カンペーンペットを観光した後はタク(Tak)を経由して直接メーソットまで行けますが、シーサッチャナーライからはスコータイまで戻る必要があります。
タイのメーソットからミャンマーのミャワディへ国境を越える方法
小さな町メーソットはミャンマーへの入り口です。他の多くの国境街と同様に、メーソットには世界的に有名な観光場所はありませんが、異なる国籍の人たちが生み出す鮮やかな伝統や食文化は、体験するに値するでしょう。メーソットのストリートとダウンタウンは騒がしく細かいため、居場所を特定するのは難しいでしょう。メーソットはバンコクやプーケットのような旅行者に特化したビジネスとは無縁の町です。メーソットでの滞在がたった数時間でも、その個性を楽しめるでしょう。一番のお勧めは、思わず笑みがこぼれるほど美味しい現地の食事です。どこへ行っても、絶品の料理に出会うことができるでしょう。
旅のヒント
メーソットへの到着が夜遅く、メーソットかミャワディで宿泊施設を探しているとしたら、メーソットにしましょう。ミャワディに比べて種類が豊富で、宿泊料金もかなりリーズナブルです。
ミャワディへ国境を渡る準備ができたら、国境にある入国オフィスに歩いて向かうか、トゥクトゥクを利用しましょう。トゥクトゥクはだいたい50タイバーツになります。
注意
ミャンマーへの入国には有効なビザが必要です。到着ビザは存在しないため、事前にバンコクにあるミャンマー大使館かミャンマーeビザウェブサイトで、ビザを申請する必要があります。ビザはUSD50で、申請にかかる日数は2~3日です。
ミャワディから先へ
国境を越えると、ミャワディの街に入ります。ミャワディからは、バスかタクシーで移動を続けることができます。
ミャワディからはヤンゴンとパアン行きの直通バスが出ています。ヤンゴン行きは朝9時30分発、午後10時着の1日1便です。チケットは22,000チャットになります。パアンへは、シェアタクシーとミニバンがあります。移動時間は2時間30分から3時間30分で、チケットは8,000チャットから13,000チャットです。
ミャワディからどこへ向かうか決められない(決めたくない)場合は、ミャワディにある旅行代理店に相談しましょう。喜んで引き受けてくれるでしょう。タクシーを利用したい場合は、車と運転手をアレンジしてくれます。ミャワディには良質な宿泊施設とレストランがあり、ミャワディとヤンゴン間の道路が整備されたため、バスでの移動もかつてより時間が短縮されています。