バンコクからカオソック国立公園までの行き方
スラタニ県にある、タイ国内有数の国立公園のひとつで、サムイ島、パンガン島、タオ島や、プーケット、ピピ島、ランタ島などのアンダマンへと急ぐ旅人は、素通りをしてしまう所です。もしも数日余裕があれば、カオソック国立公園に立寄ってください。物凄く美しい景色に、生い茂るジャングル、石灰岩の岩肌、素晴らしい滝や湖を見る事ができます。
カオソック国立公園へ行くには、スラタニのバス停から一日中バスが出ているので一番便利ですが、スラタニに立寄りたくない方はバンコクからの直行もあり、バンコクとカオソック間の距離750km、約16時間かかります。国立公園で1、2日過ごした後は、次への目的地、スラタニ、クラビ、プーケットまでバスで行くことができます。
バンコクからカオソックまでバスでの行き方
バンコクから、カオソック国立公園までの直行バスがあります。大体は6pm~8pm発の夜行バスで、翌日の正午前くらいに到着しますので、ゲストハウスやリゾートのチェックイン時刻位となります。バスは、途中でコンビニ、フードコート、トイレのある大きなガソリンスタンドへと何回か立寄りながら約16時間で公園に到着します。車内にはトイレがあり、座席はリクライニングが出来ますし、スナック・水・ブランケットが配布されるので、長距離の移動もそんなに悪くはありません。ビーチへと足を延ばす前に、野生の熱帯雨林を見てみてはいかがですか?バンコク発カオソック行きの直行バスは、850~1100バーツとなりますが、バス会社を選ぶ際には注意が必要です。カオサン通り発の全てのバスが評価が高いわけではありませんので、そこから出発する予定でしたら、再確認をしてください。カオサン発のバスに共通して言える問題は、車内の盗難です。貴重品はバックに中ではなく、どこに仕舞うかは関係なく(荷物入れか座席の横か)、肌身離さず持ってください。
信頼できる会社のひとつは、パラダイブトラベル(Paradive Travel)です。フアランポーン駅にあります。
バンコク発スラタニ経由カオソック行き
バスでの長旅以外だと、より便利で速く行けるスラタニ経由カオソック行きになります。1・2等寝台列車(1500/1000バーツ)は、タイ国内の移動にとても良い方法です。バンコク発スラタニ行きの電車に乗って、夜通し心地よく眠ってください。全ての電車が、スラタニまで12時間以内となります。一番良い電車は、85号バンコク7:30pm発・スラタニ翌朝7:10am着です。もしも満員でしたら、83号・173号・167号をご検討頂ければと思います。
一口メモ: 2等扇風機車両は、エアコン付寝台車よりも若干安くなりますが、基本的には問題なく、特に寒くなる時期に旅行されている場合には良い選択肢になりえます。1席あたり800バーツとなります。
バンコクのドンムアン空港(タイエアアジア とタイライオンエアー)や、スワンナプーム空港(タイスマイル)からスラタニまでフライトを利用することも出来ます。タイスマイルは通常高めにはなりますが、ドンムアン発着の格安航空会社を使えば、片道700~1000バーツ位でチケットを買うことが出来ます。航空会社により、料金に預け荷物の代金が含まれていない場合もあるので、事前に確認をしてください。
バンコク発スラタニ行きのフライトは、選択肢が豊富にあります。
カオソックは、スラタニの西120km強のあたりに位置します。街から、バンで約2時間位かかります(250~300バーツ)。電車か飛行機で到着する場合は、スラタニ鉄道駅やスラタニ空港発もあるので、街まで出る必要はありません。
覚え書 スラタニ鉄道駅発カオソック行きのバンは、9:00am以前に到着する夜行列車と合わせて運行します。それよりも後にスラタニへ到着する場合には、街まで出てカオソック行きのバンに乗るか、タクシー(事前予約をオススメします)を利用する必要があります。スラタニ空港発の最終のバンは、4:30pm頃に出発し、暗くなる前に公園へと到着します。
スラタニからカオソックまでのプライベート送迎は、9名乗りのバンで3200バーツ程になります。友人や家族とみんなで旅行される場合は、このオプションもお考えください。
カオソックに行く理由
カオソック国立公園は間違いなく、スラタニにある未知の一つともいえます。カオソックは年間降雨量3500ミリメートルと、タイで最も雨の多い地域の一つです。12~4月の乾季でも、雨が降らないことはありません。ハイシーズン中は蒸し暑くなり、他の時期は毎日雨が降ると思ってください。
そのユニークな地理的位置と相対的な遠隔公園は、容易に有名なアマゾンの熱帯雨林をも超える、信じられないほどの多種多様の生物を誇っています。カオソックは、世界の野生生物の5%を超える種目が生息しており、美しいラフレシア等の植物もまた豊富です。
カオソックの宿泊施設
基本的に、3つのメインエリアから選べます。大体の旅行客が、公園の入り口近くにあるクロンソックビレッジ(Khlong Sok village)に滞在します。宿泊先の選択肢は豊富にあり、低予算の方が一番最初に見た方が良いエリアとなります。
景色が良くアップスケールな、ひっそりと佇むリゾートをお探しでしたら、カオソックバリー(Khao Sok Valley)へ向かってください。ただ、そこまで行く移動手段が必要になります。
チョウラン湖(Cheow Lan Lake)の水上ホテルは、その佇まいや雰囲気から競合相手がいません。水上ホテルに泊まると、自然の近くにいる特有の感覚と、プライベートな空間を感じられ、国立公園を訪れる中でも一番特別な体験とされています。パッケージツアー客は、チョウラン湖周辺には泊まりません。そのため、もしも組まれたアクティビティーが嫌いでしたら、エアコン付バンガローではなく、シンプルな宿を検討してください。
カオソックでやること
ジャングルトレッキング、象との出会い、カヌー、Cheow Larn湖でのクルーズやバードウォッチング等、様々なアクティビティをカオソックでは経験できます。ゲストハウスのテラスに座って素晴らしい景色を眺めているだけでも、十分にカオソックを堪能できる事間違いなし!公園では、複数日ツアーパッケージを提供していますが、もちろん自分の好きなアクティビティーを組み合わせた、自分だけのオリジナルバケーションをカオソックで満喫するのもいいでしょう。
カオソックから遠方へ
カオソックから南西へ80km、1時間半行くと、行く価値があるもう一つの国立公園カオラックがあります。カオソックからカオラック、そしてプーケットへと続くバスがあります。所要時間は順に2時間、4時間とかかります。
カオソックから、カオラックへは立寄らずに、そのままプーケットの美しいビーチやワールドクラスの買い物と食べ物に有りつきたい場合は、150kmの距離を約3時間くらいで移動する事になります。
カオソックから南へと行くと、タイの中で一番過小評価されているパンンガ(Phang Nga)へとたどり着きます(80km、1時間半要)。息を飲むほど美しい景色に、エメラルド色の水、また自然にとても近いエコな体験ができます。
クラビは、150km先、2時間半ほどかかり、バックパッカーの聖地であったピピ島からラグジュアリーな秘島ンガイ島まであるアンダマンの素晴らしい島々を探検するのに最適なスタートポイントになります。