ヤンゴンからクアラルンプールへの行き方
ヤンゴンとマレーシアの首都クアラルンプールの間には最低3つの航空会社が毎日フライトを運航していますが、ヤンゴンからクアラルンプールに行くのは簡単ではありません。直通フライトを利用するのが一般的ですが、バンコクやチェンマイ(Chiang Mai)でフライトを乗り継ぐことや、移動そのものを楽しみたいのであれば、バスと列車を使って合計2,200kmの距離を陸路で移動することも可能です。
ヤンゴンからクアラルンプールまでの直通フライト
ヤンゴンとクアラルンプール間を運航している3つの航空会社は、エアアジア(AirAsia)、マレーシア航空(Malaysia Airlines)、そしてミャンマー国際航空(Myanmar Airways International)になります。エアアジアは1日に2本フライトがあり、朝8時半に出発する便と、夜7時10分に出発する便になります。マレーシア航空とミャンマー国際航空はコードシェア便を午前11時15分にフライトしています。すべてのフライトはKLIAに到着しますが、エアアジアはLCCターミナルであるKLIA2に到着し、その他はサテライトターミナルに到着します。フライト時間は2時間45分です。
通常エアアジアのチケットが一番安く、特にセール期間中に事前にチケットを買うとお得です。規定のある格安チケットはだいたいUSD50からUSD60で購入可能ですが、チェックイン荷物や、機内食、カウンターでのチェックインなど、フライト以外のサービス料金を払う必要があります。
マレーシア航空やミャンマー国際航空はもう少し値段が高くなり、USD70ぐらいからチケット購入可能になります。
ヤンゴンからクアラルンプールまでの乗り継ぎフライト
ヤンゴンからクアラルンプールまでの直通フライトの代わりに、バンコクまたはチェンマイ(Chiang Mai)を経由するのもお勧めです。注意 この場合、2つの独立したチケットを購入し、タイに入国する必要があります。タイは多くの国籍に対して30日間無料の入国スタンプを押してくれますが、必ず事前にビザの有無を確認しましょう。
バンコク経由でのフライト お金の節約にも時間の短縮にもならないとしても、便利であるという事実は、毎日たくさんの航空会社によってヤンゴン・バンコク間のフライトが24便ほど運航されていることで証明されています。フライト時間は航空会社によって異なりますが、だいたい1時間20分から1時間40分くらいでしょう。タイベースのLCCであるタイエアアジア(Thai AirAsia)やタイライオンエア(Thai Lion Air)、そしてノックエア(Nok Air)はバンコクにあるドンムアン空港(Don Mueang Airport)に到着します。格安チケットをお探しなら、これらの航空会社をまずチェックしてみましょう。USD30くらいでチケットを購入できるはずです。
ミャンマーを拠点とするミャンマー国際航空(Myanmar Airways International)やミャンマーナショナル航空(Myanmar National Airlines)、タイを拠点とするバンコクエアウェイズ(Bangkok Airways)やタイ航空(Thai Airways)はLCCよりはるかにチケット代が高くなり、USD200から購入可能です。バンコクエアウェイズは時々セールを行うので、要確認です。これらすべての航空会社のフライトはバンコクのスワンナプーム空港(Suvarnabhumi Airport)に到着します。
同様に、バンコクの両空港からクアラルンプールまで様々なフライトがあります。LCCメンバーのタイエアアジアはドンムアン空港(Don Mueang Airport)から出発し、エアアジアは1日12本ほどのフライトをKLIA2まで運航しています。通常フライトチケットはUSD60から購入可能で、フライト時間は2時間15分となっています。
スワンナプーム空港(Suvarnabhumi Airport)からは、タイ航空とバンコクエアウェイズを利用するといいでしょう。
チェンマイ(Chiang Mai)までのフライト チェンマイまではバンコクエアウェイズ(Bangkok Airways)が1日1便、ミャンマーナショナル航空(Myanmar National Airways)が週に1便運航しているのみです。たまにバンコクエアウェイズがUSD40という最安値のセールを行っていますが、だいたいチケット代はUSD200になります。ヤンゴンからチェンマイまでのフライト時間は、1時間20分です。
チェンマイからクアラルンプールまではエアアジアの朝9時10分発のフライトと午後3時10分発のフライト、そしてマリンドエア(Malindo Air)の午後1時40分発のフライトが毎日運航されています。チケットはUSD100からで、チェンマイからクアラルンプールまでのフライト時間は約3時間になります。
ヤンゴンからクアラルンプールまでの陸路移動
ヤンゴンからクアラルンプールまで陸路で移動する際は、時間がとてもかかるということを念頭に置いておいてください。ヤンゴンからクアラルンプールまでは乗り継ぎや国境の手続きも入れて、だいたい2日かかります。しかし見どころがたくさんあるので、旅をいくつかに分けて計画した方が断然お勧めです。とっても豊かな植民地時代の遺跡があるミャンマーのゆったりとした街モーラミャイン( Mawlamyine)から、タイとマレーシアにまたがるアンダマン地域(the Andaman)の美しい南国の島々まで、観光ポイントは尽きません。陸路での旅にお勧めの観光ポイントについては、こちらのページをご参照ください‘クアラルンプールからヤンゴン’。アイランド周遊についてメインに扱っています。
アイランド周遊にご興味がない場合、アンダマン海岸(the Andaman Coast)をスキップして由緒あるリゾート街のホアヒン(Hua Hin)に滞在してみるか、カオソック国立公園(Khao Sok National Park)で緑豊かなジャングルに囲まれてみるのもいいでしょう。
クアラルンプールを訪れる理由
あなたはきっとすぐにマレーシアの都市に魅了されることでしょう。南アジアの中でも最も新しい都市の一つであり、活気があり国際的な街です。高層ビルや、緑広がる公園の中にも豊かな植民地の伝統が残る街で、ショッピングを楽しみ、中華料理、インド料理、イスラム料理、洋食があなたの胃を満たしてくれ流でしょう。ペトロナスタワーは世界で最も高いツインタワーで、街の中心街に位置します。現代的な街を見渡すことができます。
クアラルンプールから先へ
クアラルンプールの南にはたくさんの魅力的な観光ポイントがあり、陸路で簡単にアクセスできます。
クアラルンプールからマレーシアの美しい古都マラッカ(Malacca)までは150kmで、それぞれの文化と宗教が混ざり合った風情ある街を堪能できます。シンガポールとの国境に近いジョホールバル(Johor Bahru)は、南方面へ向かう便利なベースポイントで、エンダウ・ロンピン国立公園(Endau Rompin National Park)でのジャングルトレッキングにも最適です。ゲマス(Gemas)に寄ってバスや列車で簡単にアクセスできます。
クアラルンプールからシンガポールへは直通バスか飛行機を利用することができ、KLIAからはその他の国際都市へも直通フライトが運航されています。