ヤンゴンからホーチミンシティ(サイゴン)への行き方
ベトナムの南に位置するホーチミンシティは、エネルギーと素晴らしい文化に溢れた街です。ヤンゴンからは飛行機で簡単にアクセスできます。ミャンマーの国内フライトに比べると、ヤンゴン・ホーチミンシティ間のフライトはリーズナブルです。
時間に余裕があり、南東アジアを可能な限り観光したいなら、陸路でベトナム入りすることをお勧めします。タイとカンボジアを通過するので、たくさんの観光名所に寄ることができます。
ヤンゴンからホーチミンシティへのフライト
ミャンマーとベトナム間を移動するには、飛行機が一番便利でしょう。ヤンゴンからホーチミンシティへのフライトはリーズナブルで、時間も2時間15分ほどです。ジェットスターやタイエアアジアを含めた、たくさんの航空会社がこのルートを運航しており、フライト価格もほぼ同じです。通常ベトジェット航空が最安値のフライトを提供しており、毎日午後1時に出発します。片道フライトはUSD70-100くらいになります。
注意 ベトジェット航空のフライトチケットには、荷物の料金が含まれていません。エアアジア含め、この仕組みは南東アジアのLCCではスタンダードです。機内持ち込み荷物は1つだけ、7kg以内です。ルールに厳しいので、チェックイン時に機内持ち込み荷物を測ることになるでしょう。追加荷物は20kgまでUSD16です。
ヤンゴンの空港へ向かう際は、交通渋滞を考慮して、時間に十分余裕を持ちましょう。市街地から空港までのタクシー料金は8,000チャットです。
ホーチミンシティに到着したら、ディストリクト1(主要ホテルがある地域)までタクシーを利用すると150,000-170,000ベトナムドンです。空港には両替所とATMがあるので、タクシーに乗る前に忘れずに現地通貨を用意しておきましょう。
サイゴンの空港からは公共交通機関も利用できます。到着ゲートの外から、#152のバスがダウンタウンまで運行しており、1人5,000ベトナムドンです。荷物も5,000ベトナムドンかかることを忘れずに。
ヤンゴン発バンコク経由ーチミンシティ行きのフライト
バンコクに寄ることで少しお金の節約になるかもしれません。フライトする日程に柔軟性を持てば、最安値でチケットを購入することが可能です。ベトナムに向かう前にタイを観光してみたいなら、ぜひ検討してみましょう。バンコクでのストップオーバーを含めたヤンゴンからホーチミンシティへのフライトは、USD70-100くらいです。ヤンゴンとバンコク間のフライトはUSD30まで下がります。1日を通して、何社かのLCCがこのルートを運航しています。その中でも、タイエアアジアが一番お得なチケットを販売しています。フライト時間は1時間ほどです。
注意 タイエアアジア、タイライオンエア、ノックエアーなどのLCCは、ヤンゴンからバンコクのドンムアン空港に到着します。タイ航空、タイスマイル、バンコクエア、ミャンマー国際航空およびミャンマーナショナル航空は、スワンナプーム空港に到着します。
低価格のフライトチケットはライオンエアで見つけることができます。優雅なフライトを楽しみたい場合は、タイ航空かミャンマーエアウェイズがお勧めです。
旅のヒント ドンムアン空港とスワンナプーム空港はどちらも市街地からのアクセスが良く、両空港をつなぐ無料シャトルバスも運行されています。利用するには有効なフライトチケットを提示する必要があり、乗車時間は1時間ほどです。
微笑みの国での滞在の後は、バンコクからホーチミンシティへ向かうフライトを利用しましょう。本数もたくさんあり、値段もリーズナブルです。ドンムアン空港からLCC数社がこのルートを運航しており、一番安いのはライオンエアのチケットです。バンコクからホーチミンシティへのフライトは、ヤンゴンからバンコクへのフライトと同じくらいです。USD45からUSD70をみておきましょう。
スワンナプーム空港から、豪華なタイ航空やベトナム航空によるフライトがUSD150で提供されていますが、ベトジェット航空は通常USD70以下のチケットを用意しているので、確認してみましょう。
ヤンゴンからホーチミンシティまでの陸路移動
ヤンゴンからホーチミンシティへ陸路で移動する際は、ベトナムに到着するまでにタイやカンボジアを探索できる機会がたくさんあります。あまりお勧めはしませんが、1週間ほどに凝縮することもでき、お金が許す限り時間をかけてのんびりと周ることもできます。ベトナムへの陸路直通ルート情報は下記を参照ください。ヤンゴンからミャワディ(Myawaddy)へ
ベトナムへ向かう最初の通過点はタイのメーソット(Mae Sot)に抜けるミャンマーの国境街、ミャワディです。ミャワディまでの道路は整備が進み、以前よりもバスの旅が便利で快適になりました。このルートを通る利点として、ダウナ山脈の美しい景色を道中楽しめることが挙げられます。
バスのチケットはヤンゴンにある旅行代理店で購入できます。エアコン付きのバスで8,000チャット、VIP夜行バスで25,000チャットになります。ミャワディまでシェアタクシーで行くことも可能です。詳細は滞在ホテルや、ヤンゴンにたくさんある旅行代理店に確認してみてください。
ミャワディからタイへは、タイ・ミャンマーフレンドシップブリッジを通って、タイ側のメーソットへ渡ることができます。国境はバスステーションから1km離れたところにあり、早朝5時から夜8時まで利用できます。
注意 タイに入国する前に、最新のビザ情報を確認しましょう。
メーソットからバンコクへ
国境の街というだけでなく、メーソットは文化的にも興味深い街です。多文化が融合された忙しい街で、食の多様性は街が持つマルチカルチャーな性格を表しています。
メーソットからバンコクへはバスを利用することもできます。乗車時間は13時間です。利用者の予算に合う、様々なバスが1日を通して運行されています。最安値のバスは290タイバーツから、ファーストクラスのバスはトイレ付きで400タイバーツ以下です。VIPバスは夜便のみで、600タイバーツです。
バンコクに早く到着したければ、メーソットの空港からフライトすることも可能です。ノックエアはメーソットからドンムアン空港までのフライトを毎日運航しており、チケットは1,500タイバーツくらいです。フライト時間は1時間10分です。
バンコクからプノンペンまで
バンコクからカンボジアのプノンペンまでは、直通バスとフライトが利用できます。トランスポート社とトラベルマートは、14時間でカンボジアの首都まで到着します(1,100タイバーツ)。ジャイアントアイビス(Giant Ibis)は同じような国際バスを、プノンペンまで続くバンコクからシェムリアップ(Siem Reap)行きのバスを運行しています。
陸路での移動に疲れてしまったら、飛行機で移動することももちろん可能です(1時間20分)。
カンボジアまで陸路で向かうその他の方法として、タイのポイペト(Poipet)で国境を越えるために、タイの街アランヤプラテート( Aranyaprathet)を経由する方法もあります。どちらの街も見どころが特にないので、ほとんどの人が国境を越えた後すぐバスに乗り、次の目的地を目指します。
アランヤプラテートへは、バンコクから列車とバスが出ています。列車は1日に2本運行されており、6時間ほどかかります。バスの座席は一般クラスと上級クラスに分かれており、値段も50タイバーツから200タイバーツと乗車クラスによって幅があります。
アランヤプラテート行きのバスは、バンコクの北側モーチット(Morchit)からと、東側エカマイ(Ekkamai)バスターミナルから1日を通して頻繁に出発しています。
アランヤプラテートまではプライベートタクシーも利用できますが、料金は高めで、2,000タイバーツくらいになるでしょう。
アランヤプラテートに到着したら、国境をつなぐ橋があるフレンドシップマーケットまで、緑のピックアップタクシーがバスステーションから15タイバーツで連れていってくれます。
重要 入国審査用の書類を管理しているのは、カンボジア入国管理員のみです。あなたの代わりに書類を記入するサービスを提供してきたり、偽物の書類を用意してくる詐欺行為が発生しています。入国時に必要以上にフレンドリーに振舞って接してくる人に要注意してください。すべての話を断るのが賢明です。ビザ管理員のもとへまっすぐ向かい、知らない人には決してついて行かないでください。
カンボジア側への入国が完了したら、たくさんのタクシーやトゥクトゥクへの勧誘を受けるでしょう。バスステーションは歩いていける距離にあり、国境からバスステーションまでは無料のシャトルバスも出ているので、勧誘に飲み込まれないように！
ポイペトからは、有名なアンコールワット寺院があるシェムリアップ行きのバスに乗って観光を楽しんだり、カンボジアの首都プノンペン行きのバスに乗ってベトナムに近づくこともできます。プノンペン行きのバスはUSD8-10で、8時間かかります。バスは朝出発します。
値段は高くなりますが、プノンペン行きのミニバスは通常のバスよりも早く到着し、快適です。ゼロエクスプレス(Thero Express)が運営するミニバスは、コストパフォーマンスが高く、USD12-17です。ほとんどのミニバスがメコン川沿いのナイトマーケットより出発します。
プノンペンからホーチミンシティへ
ミャンマーから陸路でベトナムへ向かう最後の通過点は、プノンペンからホーチミンシティです。バスは定期的に運行されていて、ほどほどに快適です。バスの合計乗車時間は6時間です。
ジャイアントアイビストランスポートによるバスは毎日運行されており、USD18です。軽食と車内で利用可能なWIFIも付いています。会社があるストリート106からバスが出発します。
注意 ベトナムに向かう前に、必ずビザの取得有無を確認しましょう。ベトナムの有効なビザがパスポートにないと、バスのチケットを購入済みでも乗車を拒否される場合があります。多くの国籍者にとってベトナムビザは必要なので、プノンペンで申請しましょう。
ベトナムへの入国はとても手短で、全体のプロセスも非常に早く終了します。