ヤンゴンからチェンマイ

チェンマイは数日間だけ滞在するつもりだったのが、ついつい長居してしまうような、いつ来ても旅行者に人気の街です。ヤンゴンからチェンマイへの旅は、長くも短くもなります。直行便フライトは90分ほどです。冒険を楽しみたい陸路で移動する旅行者は、美しい自然を楽しんだり、現地の人たちと関わりながら彼らの日常生活を垣間見ることができるでしょう。

注意 タイに旅行する前に、ビザ情報を確認しておく必要があります。タイは南東アジアの中でも簡素なビザシステムを持つ国の一つです。ほとんどの国籍の人が、陸路でも空路でも、入国時に30日の滞在許可証を貸与されます。許可証は無料で、入国審査の列に並ぶだけで入手可能です。30日以上の滞在を計画している場合は、自国またはタイ隣国にあるタイ大使館で60日間のツーリストビザを申請してください。ヤンゴンにもタイ大使館があります。

ヤンゴンからチェンマイへ

チェンマイまで直行便でフライトしたい場合、バンコクエアウェイズが両都市をつなぐ便を毎日運航しています。ヤンゴンを午後1時10分に出発し、チェンマイには午後3時5分に到着します。チケットは230,000チャット/USD170からで、バンコクエアウェイズにて予約できます。ミャンマーナショナル航空は月曜日と金曜日に直行便を運航しており、午後4時55分にヤンゴンを出発しチェンマイには午後6時25分に到着します。チケットは150,000チャット/USD100からです。

直行便以外には、毎日15便ものバンコクを経由する便が運航されており、バンコクからはチェンマイ行きのフライトが24便以上もあります。全体のチケットは100,000チャット/USD75からです。バンコクでの乗り継ぎ時間にもよりますが、フライト時間は全体で4時間から8時間になるでしょう。

陸路でヤンゴンからチェンマイへ

スピードと効率よりも刺激的な冒険をお求めなら、ヤンゴンからチェンマイまで3つのルートがある陸路での移動をお勧めします。そのうちの一つはミャンマーで国内線フライトに乗る必要がります。外国人旅行者にとって陸路で通過できない地域がまだ多く残っているためです。

タチレク/メーサイ(Tachileik/Mae Sai)経由でヤンゴンからチェンマイへ
タチレクはミャンマーの国境街で、その反対側にはタイの国境街メーサイがあります。論理上、ヤンゴンからインレー湖へ、そしてインレー湖からチェントン(Kengtung)へと、タチレクまで陸路で向かうことができます。実際はインレー湖とチェントン間は外国人旅行者のみでは移動できず、インレー湖エリアまたはチェントンで正式なガイドを雇う必要がります。しかしお金がかかりすぎる上、渡航禁止区域は常に変動しているため、あまり効率的ではありません。

簡単な方法として、ヤンゴンからタチレクまでまたはチェントンまでフライトする方法があります。チェントンからは国境までの150kmを走るミニバンに乗り継ぐことができます。

ヤンゴンからチェントンまたはタチレク経由のフライトのほとんどが、ヘーホーまたはマンダレーで乗り継ぎます。ゴールデンミャンマー航空は毎週火曜日、木曜日、土曜日の朝7時発、午前10時45分着のフライトを運航しています。チケットは220,000チャット/USD160からです。ミャンマーナショナル航空は毎週火曜日の正午発、午後2時45分着の便と、毎週日曜日の午前10時発、午後1時40分着の便を運航しており、チケットはだいたい212,000チャット/USD155くらいです。マンヤダナルポン航空(Mann Yadanarpon Airlines)は日曜日を除く、毎日午前10時30分発、午後1時50分着のフライトを運航しています。

ヤンゴンエアウェイズは通常直行便を運航しており、毎日午前11時に出発します。この航空会社はオンライン予約システムがないので、注意が必要です。チケットはヤンゴンにある旅行代理店を通してのみ購入可能です。運賃は180,000チャット/USD130からになります。

タイへの国境は割とストレスフリーですが、夕方6時に閉まります。国境の街メーサイは、小さな街です。国境が閉まる時間帯に到着した場合、タイ側で宿を取ることをお勧めします。タチレクにもロッジがありますが、宿泊料はメーサイよりも高めになります。

メーサイからは、グリーンバスでチェンマイまで直接向かうことができます。乗車時間は4時間です。VIPバスは毎日早朝6時15分、7時30分、8時15分、9時45分、午後2時、午後3時30分、そして午後6時に出発しています。チケットは400タイバーツ/USD12です。午後2時に出発するエクスプレスバスが1便あり、260タイバーツ/USD8になります。チケットはメーサイの小さなバススタンドかオンラインで購入できます。

ミャワディ/メーソット経由でヤンゴンからチェンマイへ
ミャンマーの割高で複雑なフライトスケジュールを利用したくない場合、ミャワディ-メーソットの国境を陸路で越えてヤンゴンからチェンマンへ向かうこともできます。

ヤンゴンからは国境の街ミャワディまでバスで向かいます。夜行VIPバスは毎日夜9時に出発し、ミャワディには翌朝8時に到着します。チケットは12,000チャット/USD9で、旅行代理店かヤンゴンハイウェイバスステーションで購入できます。

国境を越えてタイ側の街メーソットに向かいます。バス停まではトゥクトゥクを利用し、運賃は100タイバーツ/USD3ほどになるでしょう。そこからチェンマイまでの直行バスに乗ることができます。グリーンバスは毎日何便かを運行しており、最初の便は早朝6時15分発、次の便は午前10時発です。ヤンゴンから直通バスで到着し、国境もスムーズに通過した場合、午前10時発のバスに間に合うはずです。チケットは400タイバーツ/USD12で、オンラインで予約可能です。特にピークシーズン中はすぐに満席になってしまうため、事前予約することをお勧めします。

旅のヒント 午前10時発のバスに間に合わなかった場合、タク(Tak)までバスかバンで行くことも可能です。タクまでは90分70kmの旅で、チケットは90タイバーツ/USD3になります。タクからはチェンマイまでの通常バスが運行されています。

ティーキー(Htee Kee)/プーナムロン(Phu Nam Ron)経由でチェンマイからヤンゴンへ
陸路でヤンゴンからチェンマイへ向かうもう一つの方法として、ダウェイ(Dawei)を通ってティーキー・プーナムロンの国境を越えてタイに入国する方法があります。素晴らしい田舎の景色を眺め、美しい絵になるダウェイの街に数日滞在する機会が持てるでしょう。

ダウェイへはバス、列車、飛行機でアクセスできます。ヤンゴンからは午後2時発、ダウェイには早朝5時着のVIP夜行バスがあります。チケットは20,500チャット/USD15で、ヤンゴンの旅行代理店やハイウェイバスステーションで直接購入可能です。

ヤンゴンを午後6時25分に出発し、ダウェイには翌日夜7時に到着する列車が毎日1本運行されています。チケットは座席のみが16,300チャット/USD12で、寝台車両は26,000チャット/USD20になります。24時間の移動の間、最近になって旅行者もアクセスできるようになったミャンマーの地域を通過します。

ダウェイへはミャンマー国際航空でフライトすることも可能です。毎日午前11時30分発、午後12時15分着のフライトを運航しています。チケットは146,000チャット/USD110からです。エアKBZは毎週火曜日、木曜日、土曜日の正午発、午後1時10分着の直行便を運航しています。チケットは113,000チャット/USD85になります。

ダウェイは4kmに渡る美しいビーチと伝統的なボートを楽しめる場所があります。町には興味深い建築があふれています。ビーチ沿いには素敵なレストランがあり、捕れたての新鮮なシーフードを堪能できます。十分すぎるほど楽しんだら、タイへ渡る国境はたった5km先にあります。

ダウェイの中心から離れた所にある大きなバスステーションではなく、中心地にある小さなバス停から出発しているミニバンに乗る必要があります。チケットは25,000チャット/USD18で、朝8時に出発します。運転手にタイの国境まで行くように伝えます。時々追加料金として3,500チャット/USD3を請求されますが、2つの国境は4km離れており、何もない荒れ地になるため、支払いをしておいた方が賢明でしょう。

タイへの国境を通過したら、小さなプーナムロンの町から午後2時または午後2時30分に出発しているミニバンに乗り、カンチャナブリーを目指しましょう。チケットは80タイバーツ/USD2.5で、約1時間の乗車になります。

ミニバンはカンチャナブリーのバスステーションに到着します。バンコクを含めた様々な都市へ向かう通常のミニバンに乗り換えることができます。チケットは130タイバーツ/USD4で、ミニバンは毎時出発しています。モーチットバスターミナル(Morchit Bus Terminal)(例 Kwan Chee Vee ツアー)に向かうミニバンを選びましょう。チェンマイに向かうVIPバスもこのバスターミナルから出発しています。

バンコクからチェンマイまでは3つのオプションがあります。ほとんど毎時モーチットバスステーションから出発しているバスは、VIP夜行バスを含めたくさんあります。チケットは450タイバーツ/USD14からで、バスのクラスにもよります。乗車時間はだいたい12時間です。

列車で旅行するのがお好きでしたら、フワランポーン駅(Hua Lamphong)までまっすぐ進み、チェンマイまで寝台車両で向かいましょう。最近ネットワークに最新型の車両が追加されましたので、お勧めです。全体で12時間の移動となり、寝台車両は600タイバーツ/USD18(寝台扇風機)からです。列車は毎日朝8時30分発、午後12時45分発、午後6時発、午後6時10分発（推奨）、午後7時35分発、午後8時発があります。特に旅行シーズンは込み合うので、事前予約をお勧めします。

チェンマイへは、ドンムアン空港をハブとするLCCを利用してバンコクにある2つの空港からフライトすることも可能です。一日を通してたくさんのフライトがあり、予約チケットは800タイバーツ/USD24からです。

チェンマイはタイの中でも特に文化的に興味深く、リラックスした都市の一つです。また、すべての予算に見合う素晴らしい種類の宿泊施設があります。チェンマイはタイと南東アジアの主要都市を繋ぐ最高の交通アクセスも兼ねそろえています。