シアヌークビル(Sihanoukville)からロン島(Koh Rong)までの行き方
ロン島は、タイランド湾にあり、カンボジア海岸線沖25kmにあります。そこまで行くには、シアヌークビル・セレンディピティ・ピア(Sihanoukville Serendipity Pier)から船に乗り、(最も一般的な)タッチ島のメインビーチまで行くか、またはシアヌークビル港から別のビーチに行く方法があります。船はスローボートと、スピードボートの2種類があり、どちらの船も、季節によりますが大体8:00am~5:00pmの間、日中3~4回往復しています。
シアヌークビルからロン島までスローボートで行く場合
通常、スローボートは2階建てになっており、本土と島の間を物資や乗客の輸送に使われています。港を出てから約2時間半で島に着きます。船は地元経営で、運行状況は行先のビーチと天候に左右されます。欠点としては、予約をするために港まで行かないといけないことで、乗り心地も期待は出来ませんが、利点としてはスピードボートよりも安く、片道は大体USD5です。シアヌークビルからロン島までスピードボートで行く場合
5社がスピードボートを運航しており、所要時間は45分~1時間になります。2017年1月より政府が事業者に価格の規制を始めたことで、理論的には同価格(往復USD50)のはずですが、実際にはカンボジアですので金額のばらつきはあるでしょう。サービスはほぼ同じで、船の大きさが違います。全てモダンで安全ですし、100人ほどの乗客用にライフジャケットも用意されています。こちらは、セレンディピティ・ビーチ・ピア、シアヌークビル発、タッチ島ビーチ、ロン島行きのフェリー会社のリストです。
'1. スピードフェリーカンボジア (Speed Ferry Cambodia) 旅行会社が運営する、一番信頼がおける一般的な会社です。出港時刻:9:00am・11:30am・3:00pm 料金:往復USD15
'2. アイランドスピードフェリー (Island Speed Ferry ) 出港時刻:9:00am・12:00pm・3:00pm
'3. ブヴァシーフェリーカンボジア (Buva Sea Cambodia Ferry) 出港時刻:8:00am・9:30am・11:00am・12:30pm・2:00pm・3:30pm・5:00pm
'4. GTVCボート (GTVC Boat) シアヌークビル港からの出港ですが、ホテル送迎もあります。出港時刻:8:00am・11:00am・2:00pm・4:00pm 料金:USD12
'5. アンコールスピードフェリー (Angkor Speed Ferry) 出港時刻:8:30am・11:30am・2:30pm
GTVC社はシアヌークビル港から、他の4社はセレンディピティ・ビーチ・ピアからの出港です。ピアは街の中心にあり、トゥクトゥクのドライバーやホテルもピアは街から10分車で行ったところだと知っています。
タッチ島ビーチ到着
覚え書 タッチ島ビーチに到着する際、隣り合わせの港が2つありますが、往復チケットでもあるので、到着した港から帰りは出港するため、どちらの港かを覚えておく必要があります。一口メモ 帰りの時間を決めていなくても、特にシアヌークビルに戻る時間が決まっているようでしたら、事前予約は必須です。
タッチ島ビーチはとても小さいですが、多くのレストランやゲストハウスが並ぶ島で一番の繁華街です。そこからビーチ沿いを歩いて離れた宿に行けますし、道が通っていない所にはボートを貸し切って行くことも出来ます。数に限りがあるので、少なくとも到着日の1泊だけでも、事前に宿の手配をしておくことをお勧めします。旅行会社で手配も出来ますし、ゲストハウスの名前を知っていればご自身で電話をして予約が出来ます。
他ビーチに到着
ロングビーチ(またの名をソクサン、7マイルビーチ)、ダエムスコブ(Daem Thkov)、プレックスヴァイ(Prek Svay) またロンリービーチ(たった一人の客になるかもしれない)、ロン島の他ビーチまでボートで行けます。一口メモ 港発の船は、旅行会社やホテルと提携しているので、予約を取るのが難しいですが、直行で行きたかったり、港まで予約をしに行くのが嫌でなければ、季節によっては空きがあるかもしれません。
ロングビーチ
ブヴァシーは、1日2本、往復USD25、所要時間約1時間で運航
アイランドスピードフェリー 1日3本運航がありますが、タッチ島の後にロングビーチに行くので時間が長くかかります。料金USD25。
ファーストキャット シアヌークビル港から1日2本、約1時間で運航していますが、ソクサンビーチリゾートのお客様用で、往復USD40。通常は他の人を乗せません。
スローボート シアヌークビル港から1日1本運航。日により出航の港と時間が変わります。どこから乗るか、交渉力が問われます。スローボートは、ロングビーチまで約3時間かかり、ローシーズンは運航していないかもしれませんが、USD7と安いです。
ダエムスコブ (Daem Thkov)
ブヴァシーは、ココナッツビーチまで8:00am・11:00am・2:00pm・5:00pmの1日4本スピードボートを運航しています。
スローボートは、低価格で片道USD5。地元のスローボートで、シアヌークビル発8:00am、戻りは3:00pm。約2時間半要。
プレックスヴァイ(Prek Svay)
スロービレッジボートが1日1回だけ行く村のひとつで、シアヌークビル港7:00am発、戻りは3:00pm発、片道USD5です。
ロンリービーチ
ロンリービーチと、パームビーチのリゾートはプライベートビーチがあり、ゲストハウスからの直行となるので、連絡を取って手配をしなくてはいけません。
ロングセットビーチ、ネイチャービーチ、ベトナミーズビーチ
これらのビーチは、タッチ島からさらに遠くにあります。メインの港から約45分も歩くので、そこの宿を予約していない限りは行くことはないでしょう。
ブヴァシー 約1時間、往復USD20要。8:00am・11:00am・2:00pm・5:00pmの1日4本運航。
アンコールスピードフェリー シアヌークビルからロン島ロングセットビーチまでUSD20、約1時間要。8:30am・11:30am・2:30pm発。
覚え書 スピードボートのチケットは、ホテルや港で買えます。
一口メモ 大体の旅行会社やホテルは、一社のみ取り扱っていますので、特別な出航時間を探している場合は、旅行会社を周って探す必要があります。ボート自体は様々あるので、それは問題にはなりません。
覚え書 往復チケットを買う場合、スピードボートの時間は決められていません。それは、ボートの会社は決まっていても、出航時間を定めていないということです。と言うことは、日中のボートは結構混んでいて、早めに港へ行かないと乗れないこともあります。
一口メモ ハイシーズン(12~3月)は、数日前の予約が賢明です。雨季には、波の影響によりボートがキャンセルになることもあります。チケットは時間が決められていないので、次の船に乗れますが、待たなければいけません。
ハイシーズン中は、多くの乗客や物資が出港を遅らせることがあり、場合によっては1時間遅れもあります。
シアヌークビル発ロン島までチャーターボートでの行き方
漁船を貸し切って、ロン島のビーチまで往復約USD100~150で行くことも出来ます。そのため、1日で行って帰って来ることも出来ますし、大人数いる場合には金額も悪くありません。ロン島について
金銭面で事前に準備が必要なことは、島にはATMがないこと、タッチ島ビーチより先にはさらにツールが少なくなることです。島の殆どで、夜10時以降はwifi、売店、電気がありません。十分な日焼け止めと、現金を持って行きましょう。シアヌークビルの港の通りには、十分にお店が揃っています。
なぜロン島へ行くのか
ロン島は、アジアのベストビーチにランクインしていて、まだ開発が進んでいませんので、ビーチ全てを独り占めなんてことも出来ます。島の各ビーチは、それぞれ雰囲気が異なり、夕暮れやパーティー、ウォーターアクティビティと趣向が様々です。水は透き通っていて、シュノーケリングに適しており、砂は白く綺麗です。一番大きなソクサンビーチは7マイルの長さ、安宿が波打ち際からすぐに建ち、サバイバーの撮影場所でもあります。ラグジュアリーなホテルやレストランもあります。
ロン島から遠方へ
ロン島からシアヌークビルまで直帰、または別のボートで小さいロン・サムロエム島 (Koh Rong Samloem) にUSD5で行くことも出来ます。この島は、より離れ小島ですが、隔離されているので美しさが増します。ただし、宿が満室になりやすいので事前予約を必ずしてください。シアヌークビルまでは、同じ運航会社なので、手持ちのチケットを使って戻ることが出来ます。