マラッカ(Melaka)からシンガポールまでの行き方
マラッカからシンガポールまで
マレーシアとシンガポール間の交通機関が便利な事を考慮すると、両国間の移動は大抵スムーズで簡単です。マラッカはシンガポール人にとって、マレーシアの最も人気のある週末旅行先の一つです。そのため、日曜日の午後と夕方にマラッカからシンガポールに帰るバスは、週末を海外で楽しんだシンガポール人がたくさん利用します。マラッカからシンガポールに日曜日の夕方、またはホリデーシーズンの最終日に旅行する場合は、事前に予約しておくことが必要です。
マラッカから約40kmほど離れたところに鉄道駅があり、シンガポール行きの列車が出ていますが、バスが最も便利な選択でしょう。
マラッカからシンガポールまでバスで向かう
シンガポールには毎日マラッカから多くのバスが出発しています。マラッカにはいくつかの出発地点があることに注意しましょう。同様に、シンガポールでは、バスは異なったバス停に到着します。乗車券を購入する前に、どの駅が一番便利か確認をしましょう。マラッカのシンガポール行きのバスの拠点はMelaka Sentralです。ここは一日を通して幅広い出発時間の選択肢があります。Melaka Sentralはマラッカの主要なターミナルで、ローカルバス(MYR1:historical centreにいる場合は17番)、またはタクシー(MYR20以下)で行くことができます。
いくつかのバスはマラッカ市から北東へ25kmに位置するAlor Gajah Tollから出発しています。他のオプションが利用できない場合に限り、ここから出発するルートを考慮すると良いでしょう。
Historial centreに滞在する旅行者にとって、最も便利なピックアップポイントは、Transtar Travel express(午後3時半)とSuperior Coach(午後2時半)のバス会社によって提供されています。Hotel Equatorial MelakaとSuperior CoachはHatten Hotel Melakaでもピックアップをしています。どちらもマラッカのダウンタウンに位置しています。Hotel Equatorial MelakaはJalan Parameswaraにあり、Hatten Hotel MelakaはJalan MerdekanのEquatorialから200mほど南にあります。
Superior Coach(MYR87)はシンガポールのLavender MRT駅(グリーンライン)に行くのに最も便利な選択でしょう。そこからはラッフルズプレイスへの直行便があり、ブギスには1駅で行くことができます。チャイナタウンとリトルインディアはそれほど遠くなく、バッックパッカー向けのたくさんのゲストハウスがあります。
Transtar Travel(MYR102)はビーチロードのGolden Mile Towerへ向かい、Nicholl Highway MRT駅には5分以内に行くことができます。Transtar Travelは快適さとサービスの良さで旅行者からたくさんの良いレビューをもらっています。Transtar Travelのバスは通路の両側に一人座席がある、わずか16人乗りのバスです。シートはとてもゆったりとして快適でほぼフルフラットになり、フットレスト、各自エンターテイメント用スクリーンやコンセントを完備。移動中は温かい飲み物やスナックに、肉・野菜・サイドディッシュがついたランチやディナーもサーブされます。バス内にトイレはありませんが、途中2回ほどトイレ休憩があるので心配いりません。そんなに長くない移動時間ですが、高級な気分を味わいたいという方にはトランスファー・トラベル・バスがぴったりです。
注意マラッカからシンガポールへの移動時間は3時間半から5時間以上までで、国境を越える時間に大きく左右されます。シンガポール国境の長い待ち時間を考慮すると、午後出発のバスを利用する場合はシンガポールには暗くなった後に到着します。シンガポールでは、宿泊日に良いホテルや安いホテルを探すのが難しいため、特に週末やホリデーシーズンに宿泊する場合は、宿泊先を事前に予約しておくことをお勧めします。
Golden Coach Expressバス(午後4時半:MYR82)はConcorde Shopping Centre(ホリデーイン側)または、シンガポールのCity Plaza(Geylang/Chnghi Road)に行きます。もし、Clarke QuayやOrchard Roadの主要な観光地に行く予定をしているのならば、どちらも中心から離れていてあまり便利ではありません。
国境を超える際のヒント
越境手続きはとても簡単で、バスを降りてパスポートにスタンプをもらえばOKです。シンガポール側に入るとイミグレーションがあり(オフィサーの所で少し並びます)、荷物のスキャンをします。全て手続きが終わったら、もう一度同じバスに乗り込んでください。
注意マレーシアとシンガポールの国境を越える時は、税関に申告していないアルコール類を持っていないかよく確認してください。関税は高額で(一瓶あたり約70ドル!)、缶ビール一本の違反であったとしても、最大700ドルの罰金を取られることがあります。越境時は絶対にアルコール類を持たないようにしましょう。
豆知識シンガポールへのタバコの持ち込みは禁止されていて、さらにドラッグの持ち込みは死刑になります。自分の身の安全のために、頼まれても(たとえお礼にお金をあげると言われても!)知らない人の荷物を代わりに運ぶような真似は絶対にしてはいけません。
マラッカからシンガポールまで電車で向かう
マラッカ駅に最も近いのはPulau Seban/Tampinです。ここはマラッカ市から約40km離れていて、タクシーまたはローカルバスで行くことができます。マラッカからシンガポールへはこのルートで列車でもいけますが、バスの方がより速く簡単に行くことができるでしょう。なぜシンガポールへ行くのか
川沿いのコロニアル風マンションがピカピカの最先端高層ビル群とマッチした町並み。オーチャード・ロード近くのモダンなショッピングモールは、賑やかなチャイナタウンやリトルインディアのマーケットと並ぶ人気スポットです。シンガポールの代名詞ともいえるマリーナ・ベイ・サンズは地平線から空へと高く屹立し、ひと目見たらはっと息を呑むでしょう。ガラスとコンクリートで舗装されたストリートは緑あふれる公園とうまく共存し、存在感あるセントーサ島のマーライオンは静かに大地を見守っています。かつてのイギリスの植民地は、今や香港・北京に次ぐアジアの高級都市。また東南アジアでは唯一、全クレジットエージェンシーから最高点のAAA評価を受けた国でもあります。シンガポールは急成長を遂げた”アジアの虎”と呼ばれる国のひとつです。ラッフルズホテルのロングバーでピーナッツの殻を床に捨てながら(一世紀以上続く伝統ですよ)一番人気のシンガポールスリングを飲み、時間が経つのがどんなに早いか、世界の街がどのように表情を変えていくかに思いを馳せるのも一興です。
とても清潔でルールが厳しいシンガポールは、一度訪れるとハマってしまうこと間違いなし。住むにはこれ以上の場所はないと言う人も多くいます。
シンガポールでやること
シンガポールを存分に楽しむには、新しいものと歴史あるものを上手に調和させましょう。オーチャード・ロードで倒れるまでショッピングし、クラーク・キーで果てるまで踊り、ギャンブルをして、ぶらぶらして、散財して、食事もプラナカン料理、マレー料理、中華、インディアンとベストを楽しみ尽くしましょう。いくつかオススメプランを挙げておきます。
- シンガポールといえばマリーナ・ベイ・サンズ ホテル&カジノです。55階建てのタワーが3棟連なった全2560部屋のホテルは、美術館、2つの映画館、スケートリンク、7つのレストラン、絶景が楽しめるプールと盛りだくさんです。
- シンガポール・フライヤーは忘れられない体験となるでしょう。2008年に完成した全長165mの観覧車は、あの有名なロンドン・アイより30mも高いのです。
- セントーサ島のアドベンチャーパークとアトラクションで弾けましょう!噴水ダンスショー観劇や、アジア大陸最南端の場所などが楽しめます。ケーブルカーに乗って、たくさんの海上コンテナで埋め尽くされた巨大な港を見に行きましょう。
- シンガポール動物園とナイトサファリは観光客の必見スポットとして長年人気です。大人だけでも行く価値十分です。
- シンガポールはアジアじゃないって?それならリトルインディアかシンガポール・チャイナタウンでローカルフレーバーを楽しみましょう!
シンガポールに来ないということは、建国の父であるラッフルズ卿への尊敬の念を持っていないことに等しいです。彼の偉業を称えながら、ラッフルズホテルでシンガポール・スリングを飲みましょう。ラッフルズ卿、あなたの偉大な功績に乾杯!