クアラルンプールからプノンペン

プノンペンに行く理由

近年発展を続ける東南アジアの首都、プノンペンは独自の特徴があり、他の観光地への通り道として考えている旅行者が、結局は数週間から数か月滞在するのも珍しいことではありません。木々が立つ大通り、優雅な仏教寺院や美しい川沿いの遊歩道、プノンペンは他とは別のものを持っています。見えなくなっているとしたら、フランスの雰囲気は、高層ビル群や新しい西洋スタイルの大型ショッピングセンターの影にすぐになってしまうかもしれません。

クアラルンプールからプノンペンまで

クアラルンプール‐プノンペンの距離2100kmを、最速で、信頼性の高い、2都市間の便利な移動手段はフライト利用です。飛行時間は、おおよそ2時間になります。そうは言いましても、マレーシアからカンボジアまで、道中タイを通り抜けながら陸路移動するのも簡単に出来ます。とても楽しい旅で、タイの南部と中心部の文化の違いを見たり、お客様の旅程に様々なアクティビティを加えることが出来ます。目的地まで、最低でも7～10日間かかると思ってください。

クアラルンプールからプノンペンまでフライトでの行き方

クアラルンプール発プノンペン行きは、1日4本のフライトがあります。このルートは、アジア圏を代表する格安航空会社エアアジアと、フラッグキャリアのマレーシア航空により運航されています。どちらの会社も、朝便が1本（順に6:45am発・9:30am発）と、午後便が1本（3:00pm発・4:05pm発）あります。エアアジアは、通常マレーシア航空の半額でチケット販売をしており、メインターミナル（KLIA）から2km程に位置する第2ターミナル（KLIA2）から出発します。ターミナル間の移動には、KLIAエクスプレス(Ekspress)またはKLIAトランジット（MYR55、28分要）を利用するか、KLセントラル始発の安価なシャトルバス（MYR10、1時間要）をご検討ください。

覚え書　エアアジア、マレーシア航空どちらも、預け荷物の料金はチケット代金に含まれていません。ご参考までに、20kgの預け荷物は、エアアジアでUSD16、マレーシア航空ではUSD28課金されます。エアアジアは、20kg・25kg（USD18）・30kg（USD32）・40kg（USD64）から選べますが、マレーシア航空は20kgまたは40kg（USD56）のみしか選択肢がありません。

エアアジア、マレーシア航空どちらも、首都から10km西にあるプノンペン国際空港に到着します。空港から都市までの一番簡単な移動手段はタクシー利用です。空港内の押しつけがましい客引きには引っかかってはなりません。到着ロビー前で、公式タクシーが乗客を待ち構えていますので、こちらを利用しましょう。空港からシティまでは、公式価格がUSD9（リバーサイド）～12です。タクシーに乗る前にチケットを貰ってください。代金は1台あたりで、乗客の人数とは関係ありません。

トゥクトゥクは安価な乗り物で、（公式価格）USD7が、空港のゲートを出た先から乗るとUSD5に値下がります。バイタクは、荷物が多くない旅行者には最適です（USD2）。公立バス（No.3、USD1以下）は、セントラルマーケットやナイトマーケット周辺が行先で、交通渋滞や停車により1時間はかかるので急いでない方に向いています。

クアラルンプールからプノンペンまでの陸路移動

クアラルンプールからプノンペンまでの陸路移動は、海辺でゆっくりと過ごす数日やカラフルな料理体験、せわしいタイ首都と知り合う機会、世界で最も深い感銘を与えるお寺訪問を含めたりして、良い旅程を組むことが出来ます。バスを使い、夜行列車に乗車して、フェリーでアイランドホッピングをし、ご旅行を楽しんでください。ご参考までに、下記はいくつかの旅のプランです。

クアラルンプールから北上し、見えてくるマレーシア側の停留所はペナンです。クアラルンプールからペナンまで、バスまたは電車で行くことができ（4時間、MYR60/USD15要）、マレー・中華・インド料理の食通天国を散策して1日2日過ごせます。もうひとつ別の案は、まずクアラルンプールからイポー(Ipoh)まで行き（3時間・MYR25/USD6～要）、パンコール島(Pangkor Island)が良いと言われているのは本当かどうか見に行ってみる、というものです。イポーからペナンまで行くか（2時間・MYR30/USD8要）、またはマレーシア最大級の島は置いてバスでバタワース(Butterworth)からハトヤイ(Hat Yai)まで行き（4時間・MYR35/USD8.5）、マレーシアとタイの国境を越える、という案もあります。

ハトヤイではそれほどやる事はありませんので、バスか電車でスラタニまでさらに北上し、タイランド湾諸島行きのフェリーに乗ろうかと思うかもしれません。ラジャフェリー(Raja Ferry )運行の、スラタニタウンからサムイ行きの便利なチケットがあり、乗継時間を合わせて約5時間かかります（THB440/USD13）。（オススメの）パンガン島やタオ島行きもあります。

本土へ戻り、バンコク行きの夜行列車に乗って（12時間・THB1000/USD30）タイ国鉄の旅を味わってみてください。そして、精巧な寺院でお参りや、バンコクチャイナタウンで迷路のように入り組んだ通りを探検し、ナイトクラブで騒いだり、数多くある上品なルーフトップバーから夜景を眺めるなど、思い思いにタイ首都での滞在を楽しみましょう。

満足したら、バンコク発シェムリアップ行きの国際線バスに乗って（9時間・THB870/USD25）、アンコール寺院とその比類のない美しさに敬意を表しましょう。

一口メモ　タイ出国手続きは簡単ですが、カンボジア入国には当然VISAのぼったくり詐欺に遭います。カンボジア移民局で、“最速手配”代として追加支払いを課せられる可能性があります。よくあるビザ被害を避けるために、バンコクからシェムリアップまでのページをご覧ください。

シェムリアップ発プノンペン行きのバス移動は、約7時間がかかります。宿泊費用を浮かせるためには、夜行バスをご検討ください（USD15・寝台バスもあります）。

概して、クアラルンプールからプノンペンまでの陸路移動は、旅程を組むことが必要です。バスや電車の車窓から、3ヶ国の風景を見るだけではなく、文化に触れ、観光からローカルフードの食体験や浜辺でのんびりするなど様々な体験が出来ます。

プノンペン内の移動方法

カンボジア国内で少しでも旅行をしたことがある方は、クメール人が謙虚ということを知らず、同様に道幅を考えていないことに気づいているかと思います。これらの地元愛の拡張は、プノンペン内の徒歩移動を困難にさせます。トゥクトゥクやバイタクは、豊富に至所にありまして、手頃な価格で市内を簡単に動き周れます。トゥクトゥクは1回あたり1～3米ドル、バイタクはそれ以下と思ってください。

プノンペン市内には、スクーターレンタルもあります。1日5米ドルくらいです。ヘルメットの着用義務があること、交通状況は荒れていて、死傷者が出る事故は前代未聞のことではないことを覚えておいてください。経験がある方のみ借りましょう。アジア圏で経験があるという意味です。

プノンペン市内には、公立バスがあります。チケット代は、1回乗車ごとに0.5米ドル以下です。一番使い勝手があるのはライン3番、国際空港、セントラルマーケット、またナイトマーケットで停車します。ライン1番を使って少し歩く距離には、ロイヤルパレスや国立博物館があります。

プノンペンの宿泊施設

プノンペンの短期間滞在において、一番便利な滞在場所はリバーフロントになります。様々なタイプの宿泊所が料金帯も幅広くあり、素晴らしいリバービューで、レストラン・カフェやお店が近くなります。シソワスクワイ(Sisowath Quay)ではシティを満喫できるでしょう。

プノンペンに数日以上滞在予定でしたら、いつもウィークリー、マンスリーのレートを確認してください。多くのゲストハウスが、長期滞在の場合にはディスカウントをしていて、事前にオーナーに伝えれば節約出来ます。

1ヶ月以上の滞在でしたら、賃貸アパートを探してください。大家は最低でも2ヶ月以上と言いますが、大抵は交渉可能です。通常、キッチン付きのワンルームは約USD100で、ゲストハウスに宿泊するよりも安くなります。

プノンペンでやること

トゥールスレン虐殺博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)や、遠出をしてチュンエク(Choeung Ek)のキリングフィールド(Killing Fields)でクメールの暗黒時代を見てみましょう。悲しきことに、近年消えかけているプノンペンのフランス情調の雰囲気を堪能し、様々な国の料理を他国の半額で舌鼓をうち、市場に行ったり人間観察をして地元の色を吸収してください。

プノンペン周辺には、アンコール時代の素晴らしい遺跡プノムチソー(Phinom Chisor)や、シルク織の島で絹織の工程を見学したりカンボジアの織物を購入できるダッチ島(Koh Dach)を含む、見る価値がある場所が豊富にあり、簡単に日帰り観光で巡ることが出来ます。概して、建築的な不思議、繁盛する夜の娯楽街、買い物施設はプノンペンに豊富にあります。アジアで好きなシティにはならないかもしれませんが、プノンペンは見に行く価値があります。

プノンペンからさらに先へ

プノンペンから南西へ進むと、2時間半で美しいカンポット(Kampot)の街へ辿り着けまして、ビーチに思いこがれる方は、絵のように美しいロン島が近くにあるシーサイドリゾートのシハヌークビル(Sihanoukville)（4時間半）へ行きましょう。南東へと探検すると、サイゴン南部の喧騒、ベトナムへとたどり着きます（6時間半）。

上記に述べた場所は、バスで簡単にたどり着けますが、ホーチミンまでフライトの利用も当然選べます。その路線は、カンボジアアンコールエアーで運航されています。