クアラルンプールからイポーへの行き方
クアラルンプールからイポーへ
イポーはクアラルンプール北部のマレーシア半島西部とペナンへ向かうルートに位置しています。クアラルンプールとイポーの距離は約200kmで、この2都市間の移動はバス、もしくは列車で約2時間〜3時間かかります。料金はどの移動手段を使っても、ほぼ同額です 。
クアラルンプールからイポーまで電車で
ETS trainsは最速でクアラルンプールからイポーへ行けます。列車はKuala Lumpur Sentralから日中定期的に出発しており、Ipoh railway stationに到着します。この駅はマレーシアでKL Sentral駅につぎ、2番目に美しい駅として知られています。1917年にはIpoh Railway Stationが開業し、その素晴らしい美しさのために地元の人々によって、タージ・マハルと呼ばれています。建物はバロック様式の建築と調和した、ムーアを特徴としています。
ETSは、ETS シルバー、ETSゴールド、ETSプラチナムの3つの車両を提供しています。これらの車両は料金(MYR25/35/46)と快適さのレベルが異なります。短い旅行でしたら、ETSゴールドが良いでしょう。クアラルンプールの始発は午前6時50分で、終電は午後11時40分発です。日中は1時間半に1本の間隔で運行しており、クアラルンプールで働くイポーの人々が家路につく夕方のラッシュ時、午後5時から9時の間はより短時間の間隔で運行しています。
クアラルンプールからイポーまでバスで
クラルンプールからイポーに向かうバスはクアラルンプールの様々なバスターミナルから出発しています。バスターミナル付近に宿泊していればとても便利でしょう。そうでなければ、KL Sentralから電車に乗るのが簡単でしょう。Billion Stars Expressは、首都の南に位置する、クアラルンプール最大のターミナルであるTBSから何本かのバスを運行しています。TBSに行くにはKLIAトランジット、LRTそしてKTM Komuterを利用します。TBSから出発するバスは、クアラルンプールの南部から出発し、 イポーまでより長い距離を走るため、列車や他のターミナルから出発するバスよりも時間がかかります。TBSからバスを利用する場合は、4時間ほどかかります。乗車券はMYR25です。 首都の北西に位置する1ウマタ から出発するBillion Stars busを同じ料金で利用することもできます。この場合は乗車時間は1時間ほど短いです。Billion Stars busのすべてのバスは、イポーの列車駅から16km北に位置するアマンジャヤバスターミナルから出発しているため、中心街に滞在している場合は不便かもしれません。
その他のクアラルンプール発、イポー行きのバスに乗れるバスターミナルはプドゥラヤやベルジャヤタイムズスクエアがあります。プドゥラヤのターミナルはKLCCとブキットビンタンの中間にあり、ベルジャヤタイムズスクエアのターミナルはKLCCの東に位置しています。
イポーではクアラルンプールからのバスが異なったターミナルに到着しますが、大半のバスが北に位置するアマンジャヤを利用しています。中心部より北東13kmに位置するジャランベルシャムにもバスターミナルがあります。鉄道駅とオールドタウンから南に2kmにはジャランベンダハラバスターミナルもあります。クアラルンプール発のバスがどのバス停に到着するかは事前に調べておきましょう。
KLIAとKLIA2からイポーへ
KLIA/KLIA2とイポーを結ぶ直行サービスがリーズナブルな価格(MYR42)であります。Star Shuttle Expressは8本のバスをクアラルンプール空港と、イポーのアマンジャヤバスターミナル間を毎日運行しています。バスは250kmの距離を約3時間半かけて移動し、通常ELITE Expresswayを利用して、空港から都市へ向かう道の渋滞を迂回することができます。なぜイポーへ行くのか
イポーは、マレーシア半島西部のクアラルンプールから200km北に位置しており、マレーシア最大の都市であり、ペラ州の首都です。さらに130km北にあるペナン島は国内外の観光客に人気があり、イポーはクアラルンプールと島の間の便利な停泊場所となります。イポーは億万長者の町として知られています。この町では19世紀にブリキ産業が盛んだったことから、このニックネームがつきました。イポーは美しい寺院と素晴らしい歴史的建造物がありますが、多彩な食が味わえる場としても有名です。また、洞窟の寺院や壁画を散策したり、北方のペナン島や、東方のパンコール島へ向かう出発地点としても知られています。
イポーでの移動
オールドタウンを散策するのは楽しいでしょう 。少し離れた観光スポットへ行く場合は、 バスもしくはタクシーを利用する必要があるでしょう。ローカルバスステーションが、Jalan Tun Abdul Razakのオールドタウンにあります。行き先の表記が分かりにくい場合もあるので、バス停のインフォメーションデスクで尋ねると良いでしょう。
奇妙にもマレーシアでは、イポーのタクシー運転手はメーターを使いません。乗車前に料金の確認をしましょう。
イポーでの宿泊先
低予算で宿泊できる宿が多く並ぶ主要のエリアが2つ、Jalan Ali PitchayとJalan Sultan Iskanderあります。MYR50からMYR100ぐらいで宿泊できます。レセプションに表示される星は、部屋やサービスの質とは全く異なる場合がありますので、より高価なホテルでも、チェックインする前に必ず部屋を見ておきましょう。
イポーでのアクティビティー
ペラ州には歴史の中でオランダとイギリスの植民地時代がありました。イポーには植民地時代の影響を受けた歴史的建造物が数多くあります。公式のツアーに参加、もしくは、地図を片手にself-guided Ipoh Heritage Walkに行ってもいいでしょう。
イポーでは、鶏や豆の芽を含むローカルの特別な料理を逃してはいけません。この料理を出す2つの最も有名なレストランはLou Wong RestaurantとOnn Kee Restaurantです。もう1つのイポーの特産品はホワイトコーヒーです。これは実際にコーヒー豆にパームオイルマーガリンを加えたものです。イポーからの素晴らしいお土産になるでしょう。
イポー周辺には洞窟の寺院や洞窟がいくつかあり、観光に適しています。Sam Poh Tong洞窟(イポーの南東7kmに位置するオールドバス駅よりローカルバス94番)に向かい、その後(イポーの南東30kmに位置する)マレーシア半島にある最大の石灰岩洞窟のGua Tempurungに行くと良いでしょう。
イポーからパンコール島へ
パンコール島は、近隣にある有名なペナン島の約5倍小さい島ですが、マレーシア半島の中で最も美しい島の一つです。大規模なパーティーはありませんが、ファミリー向けの楽しい場所です。ビーチ、エメラルド色の水、クアラルンプールやイポー、もしくはペナンから簡単にいくことができます。パンコール島がなぜたくさんの人気を得ているのか納得できます。
パンコール行きのフェリーが出発する桟橋に最も近い鉄道駅は、バトゥガジャの街にあり、桟橋まではタクシーで40分です。クアラルンプール発の場合は、列車に乗ることを検討することもできますが、イポーからLumutまではバスが一番合理的な選択でしょう。LumutまではAman Jaya bus terminalからバスが何本か出ています(1時間)。Lumutからパンコールタウンまではフェリーを利用する必要があります。フェリーの旅は約45分です。フェリーは午前7時から午後8時までの間、定期的に出ており、料金は往復MYR10です。
イポーから遠方へ
イポーから北に向かう旅を続ける場合は、2時間の列車の旅でペナンのバターワースへいくことができます。ペナン島、またはタイの南部の町をさらなる目的地とすることができるでしょう。もし、タイへ向かうのであれば、バターワースからジョージタウンへの行き方は、クアラルンプールからペナン行きのページ、もしくはバターワースからバンコク行きのページを参照ください。