クアラルンプールからハトヤイまでの行き方
大概の旅行者にとって、ハジャイは、タイ南部に向かう大型乗り継ぎ地点でしかないので、市内を散策しようという人はあまりいません。そのため、駅やバス停の印象がハジャイの町の印象になってしまいがち。けれど、タイ南部の県を旅するなら、ぜひハジャイに立ち寄って、伝統とモダン性が交わる勢いのある町ならではの、特別な雰囲気を味わってみて。カラフルなマーケットの隣に最新ショッピングモールが並び、屋台のカレーもあれば、絶品マレーシア料理や中華料理のレストランもあり、本格ビジネスホテルやフレンドリーで懐かしい中国系ゲストハウスも、なかなかの繁盛ぶりを見せています。
ハトヤイは、クアラルンプールからバンコクや他のタイ都市へ向かう際の手頃な立寄り地点になります。ゆっくりと長旅の疲れを癒し、タイの文化に触れてください。
クアラルンプールからハトヤイまで
クアラルンプールは、タイのハトヤイ南部と電車、バス、フライトで繋がっています。
どの交通手段を選ぶかは全てお手頃価格なので、全くご自身の趣味によるところです。電車かバスで迷われているようでしたら、クアラルンプールとハトヤイ間の直行はもう運行していない事をお知りおきください。パダンベサールで乗り継ぐことになります。電車以外には、直行バスが1日中出発しています。
クアラルンプールからハトヤイまで電車での行き方
悲しいことに、クアラルンプール発ハトヤイ行きの直行列車はありませんが、出入国のオフィスがある国境の街パダンベサールを経由すればハトヤイまで電車で行くことは出来ます。従来の電車よりも、マレーシアのETS列車が幾分速く進むので、所要時間は若干短縮されたものの、電車の乗換えは大変です。クアラルンプール発パダンベサール行き列車は1日4本あり、6時間以内に到着出来ます（80～107リンギット）。パダンベサールからハトヤイまで同日に着きたい場合は、2:40pm/3:40pm発（タイ時刻/マレーシア時刻です！）のパダンベサール発ハトヤイ行きのシャトルバスに接続するため、始発（9220号・6:50am発）に乗る必要があります。シャトルバスの事前予約は必要なく、当日に駅で直接お買い求めください。
その他のクアラルンプール発は、ローカルバスやタクシーを利用してパダンベサールからハトヤイまで行くことが出来ます。国境からたった60kmほど離れています。
クアラルンプールでは、ハトヤイ行きの電車はクアラルンプールセントラルから出発となります。建築物としてかなり見ごたえがあり、マレーシアで一番大きな鉄道駅である、クアラルンプールセントら理は、リトルインディアとして知られるブリックフィールド(Brickfield)にあります。クアラルンプール鉄道駅は、LRT・KLモノレール・KLIAエクスプレスやKLセントラルを通過するKTMコニューターを利用して、簡単にアクセス可能です。
ハトヤイでは、鉄道駅は、市内中心部のロタフィ(Th. Rotfai)とトムヌーンヴィティ(Thumnoonvithi)通りの交差点にあり、便利な場所にあります。歩きたくない場合や、駅から遠すぎる場合は、トゥクトゥクを使いましょう。トゥクトゥクは、市内どこでも見かけられ、大体手ごろな値段であります。乗る前に、値段交渉をお忘れなく。
一口コメント： 国境はタイ時刻5:00am～11:00pm（マレーシア時刻6:00am～深夜）まで開いています。クアラルンプールセントラル6:15pm発9204号で着くと、同日に国境を越える時間はほぼなくなります。いかなる理由にせよ、パダンベサールで1泊したい場合には、タイ側で安い宿を探してください。マレーシア側にはあまり選択肢がありません。
重要： 陸路でタイに入国する際、多くの国籍については15または30日間のビザなし滞在が許可されます。タイ移民局の公式ウェブサイトにおいて、パダンベサールの国境ではビザオンアライバル取得可能となっていますが、電車で入国する際に取得しようとすると問題が起きています。念のため、必要に応じてご準備ください。
クアラルンプールからハトヤイまでバスでの行き方
クアラルンプール‐ハトヤイ間の直行列車が運行を終了した後、今やバスが陸路移動の唯一の直行となります。もの凄い多くのバス会社が、クアラルンプールの様々なバスターミナルから同ルートを運行しており、アリアンコーチはマレーシアの南部の主要な交通網TBSターミナルから出発します。クアラルンプールからハトヤイまでの距離は540kmで、バスだとマレーシア・タイ国境の出入国手続きを含めて8時間かかります。チケット代金は大体どこも同じで、VIPバスの軽食・スナック・水付で約60リンギット（500バーツ）になります。夜に国境を越えて、ハトヤイに朝到着できる便利な夜行バスも数本あり、ホテル代の節約にもなります。覚え書 全てのバスにトイレは付いていません。道中でトイレ休憩はありますが、出発前にトイレは済ませておいた方が良いでしょう。
クアラルンプールからハトヤイまでフライトでの行き方
エアアジアは、クアラルンプール（KLIA2）発ハトヤイ行きを、11:45am・3:55pm発で1日2本運行しています。所要時間はたったの1時間15分で、2週間ほど余裕があれば大体いつも1500バーツ以下でチケットが取れます。クアラルンプールでは、エアアジアのフライトはKLIAターミナル2から出発します。クアラルンプール到着後、シティー中心に行くベストな方法はKLIAエクスプレス(Ekspress)とKLIA トランジット(Transit)を使うことです。前者だと28分でシティまで行けます。電車は5:00am～12:30am運行で、チケット代金は片道55リンギットです。安価なシャトルバス（10リンギット）は、KLセントラル発着です。ただ、交通渋滞にとても左右されますので、KLIAからKLセントラル間の移動には約1時間かかると思ってください。
ハトヤイの宿泊施設
一見すると（二度見でも）、ハトヤイは人気のある観光地には見えませんが、週末にはマレーシアやシンガポールから大勢遊びにいらっしゃいます。そのため、金曜・土曜の夜はホテルが満室で取りにくくなっています。平日は安い値段で見つかりやすく、今までとは違ってホテル直接予約するよりも、旅行会社を通した方が安い時があります。安宿からビジネスホテルが、タノン・タムヌーンヴィッティ(Thanon Thamnoonvitti)やタノン・ニパットユティット(Thanon Niphat Uthit)の鉄道駅から徒歩圏内に立ち並びます。どちらも中心に位置していて、電車で到着する際には特に便利です。
ハトヤイから先へ
ハトヤイは、タイの北方へ進む際に手ごろな立寄りポイントになります。午後・夕方にはバンコク行きの電車が数多く出発します。道中、スラタニや、タイ湾の有名なサムイ島・パンガン島・タオ島の玄関口チュンポンに停車します。
プーケットやトランなどの、主要な南部観光地までは、ハトヤイからバスで行けます。バンコクまでもバスで行くこともでき、寝台バスはないものの乗り心地は悪くなく、電車に比べると時短にもあります。