サイゴン（ホーチミン）からファンティエット(Phan Thiet)・ムイネー(Mui Ne)の行き方
大都市に疲れましたか？観光も十分しましたか？クチトンネルや、メコン川クルーズなどのサイゴン名物はもうチェック済でしょうか？それでは、電車やバスに乗ってビーチに行く頃でしょう。
ファンティエット(Phan Thiet )とムイネー(Mui Ne)両方とも、ベトナム南部中心の大きなビントゥアン省にあります。ファンティエットは、ビントゥアン省の県庁所在地であり、海岸線にある漁村で首都から北東24kmのファンティエット市ムイネー区の人口の10倍、30万人を超えます。ファンティエット市内の海岸線沿い他区は、
90年代にはリゾートとされました。ムイネーは大きな開発途中で、3ヶ所のビーチがあり、強風に感謝なことに、12～4月はカイトサーフィン目当ての人々が押し寄せます。ふたつを除くと、ファンティエットの商品価値は下がります。外国人観光客は極少数で、ムイネーのきれいなビーチに行く単なる通過点として扱われています。落ち着いた雰囲気と地元の人達と交わるのが好きな方は、ムイネーよりも、ファンティエットに滞在した方が良いでしょう。
ホーチミンからファンティエットまでの距離は約210kmありますので、ムイネーに直接行きたい場合には約230kmの道のりとなります。
サイゴンからファンティエットまで電車での行き方
サイゴン‐ハノイの主要線はビントゥアンを通過し、ファンティエットはビントゥアン駅から東に延びる路線15kmの所にあります。サイゴン発ファンティエット行きの直行が1日2本運行しています。SPT2号はサイゴン6:40am発、SPT4号（毎日運行していません）は6:30pm発です。どちらも4時間弱でファンティエットに到着します。SPT4号は到着時間が遅い10:30pmとなりますので、事前に宿泊所を予約し到着が遅くなる旨伝えておきましょう。残りのビントゥアン‐ファンティエット間15kmをタクシー利用することに抵抗がなければ、サイゴンから行く選択肢は広がります。朝発の列車、SE8号6:00am発・SNT4号7:50am発・SE6号9:00am発は、ビントゥアン着が正午あたりになるので到着日にも半日使えます。サイゴン発が7:30pm以降の夜行列車（SE2・SE26・SNT6・SE4・HNT8号）は、ビントゥアン着が深夜になり使い勝手が悪いです。午後発TN2号1:30pm発もまた使える選択肢となります。
車両は、1等・2等寝台、ソフト・ハードシートの全てが揃っており、料金はさほど差がありませんので、エアコン席（USD9）がこの短距離移動には向いていると言って過言ではありません。
ビントゥアンでは、タクシーがファンティエットやムイネーに行くお客さんを待っています。
サイゴンからファンティエットまでタクシーでの行き方
ホーチミン空港や駅からファンティエットまたはムイネーに行く場合、家族やグループでご旅行されている方々にはプライベート送迎も良い方法となります。DWTチャーター社は7名乗りミニバンと9名乗りバンを取り扱っており、おすすめです。差額はたったのUSD20ですので、大きめの方を選びたいかもしれません（USD135/USD155）。降車地点は、ファンティエット内またはムイネー内で指定可能です。サイゴンからムイネーまでタクシーでの行き方
ムイネーまで路線が続いていないので、ファンティエット（またはビントゥアン）まで電車で行き、そこからはタクシーまたはローカルバスでムイネーまで行かなければなりません。ビントゥアンやファンティエット駅から、ムイネーへ行く交通手段に不足はありません。ファンティエットからは、タクシーがVND300,000/USD12（30分要）かかり、安く抑えたい方にはローカルバスNo.9がVND6,000/USD0.30であります。ビントゥアンからムイネーまで、タクシーは倍額（USD24）となり、約1時間かかります。サイゴンからムイネーまでバスでの行き方
シンツーリストやハンカフェを含む多くの会社が、ホーチミン発ムイネー行きの直行バスを運行しています。一口メモ：サイゴン‐ムイネー路線を運行する全ての会社は、ファンティエットを通過します。ムイネーに行かない方は、そこで降ろしてもらうよう伝えてください。
ハンカフェは、7:00am～8:00pmの出発時間で選択肢が多くあります。シンツーリストは1日3本、7:00am・2:00pm・8:00pm発があります。
サイゴンでは、どちらの会社もバックパッカーの中心地から出発しています。シンカフェはデタム通りから、ハンカフェはファングーラオのABCベーカリーやカフェのほほ反対側から出発します。バス代は、電車・タクシー利用より安く、VND140,000/USD6.5（ハンカフェ）～VND170,000/USD7.50となります。
一口メモ ハンカフェとシンツーリストのほぼ全てのバスは寝台バスで、日中も席は折りたたまず、そのままになります。例外として、シンツーリストの2:00pm発と、ハンカフェの8:00am・8:00pm発の急行バスを除きます。後者は、同じ出発時間に寝台バスも出ていますので、ご購入前にお確かめください。
一口メモ： バス利用は、ファンティエットまたはビントゥアン経由の電車・タクシー利用よりも時間がかかります。通常、サイゴンからムイネーまでバスで5時間～5時間半かかりますが、道中で頻繁に道路工事があり、5時間ではなく8時間以上かかるとも聞いたことがあります。
バスは、ムイネーのメイン海岸通りグエンディンチウにある、両社のオフィスまで行きます。
ファンティエットかムイネーか、どちらを選ぶ？
ファンティエットは、地元の観光客から人気で、景観と清潔さの面は西洋のスタンダードからすると割と平凡ですが、大きい海岸と安いシーフードレストランがあります。外国人向けのサービスはなく（自転車レンタルも見つかりません）、宿泊施設の種類もまだ十分とは言えません。それでも、ファンティエットは、ムイネー名物の安い本場地元のシーフードにはかないません。ファンティエットには大きな観光名所はありませんが、ムイネーでは徒歩圏内に全てあります。ファンティエットの最大の魅力はその雰囲気です。地元の人達とビーチで夕方ゆっくりして、ドラゴンフルーツ農園に行ったり、ファンティエットの南30kmにあるケガライトハウス(Ke Ga Lighthouse)周辺にある素晴らしいビーチに日帰りで行くことも出来ます。
素敵なビーチのそばで過ごしたいなら、ムイネーは次の行先になります。ファンティエットとは逆で、ムイネーには宿泊施設の選択肢が豊富にあります。ムイネーは浸食に苦しんでおり、ドアから続く砂浜が売りであったリゾートも今ではそれを奪われてしまっていますので、料金が高い部屋だからと言ってビーチにアクセス出来るとは限りません。そのため、宿泊所を決める時の最善の戦略は、もしもベトナム正月テットの期間でなければ、実際に行って見学をすることです。大体が旧正月（1月後半～2月初め）と重なり、この期間は早くから満室となります。
ムイネー内の移動方法
ムイネーリゾートは、湾岸12kmにのびるので最低でもニ輪車が必要になるでしょう。通り沿いのレンタル屋やリゾートからバイクを借りられますが、法律で国際免許証を携帯することを義務付けられており、ベトナムの免許証があればさらに良いです。また、ヘルメット着用も必須です。
予算重視の方には、自転車やローカルバスが最適です。宿泊所によっては、無料で自転車の貸し出しをしているので、宿泊所に聞いてみてください。
セオムや三輪車も街中でたむろっています。乗車前に料金交渉をしてください。乗り心地良さを求める場合は、タクシーを呼んでください。ホテルが喜んで代わりに呼んでくれます。
ムイネーでやること
ムイネーでは、一年の半分は強風が吹いていまして、カイトサーフィンの世界的メッカです。初心者向けの学校も多くありますが、講師が免許を持っているか確かめてください。
カイトサーフィン以外には、カヤック、セーリング、サーフィン、スタンドアップパドルサーフィンなどの、想像できる全てのウォーターアクティビティが体験できます。
ムイネーの北、レッド・ホワイト砂丘は、素晴らしい現象であり、観光客の群れは
砂丘は必見の価値があります。
ダナンやニャチャンのチャンパタワーをまだ見ていない方は、ポシャヌチャムタワー(Po Shanu Cham Towers)を見てください。ファンティエットやムイネーから行くことができ、9世紀時代に時がさかのぼります。
ムイネーから先へ
サイゴン発のムイネーに行くバス殆どが、さらに北のニャチャンまで行きます。ムイネーからニャチャンまでは、シンツーリストやハンカフェを利用して、5、6時間かかります（VND160,000/USD7～VND180,000/USD8）。ニャチャンでは、ダナン行きの電車（11時間）や、フエ行き（14時間）に乗換え可能です。ニャチャン乗継で、ハノイに行くことも出来ます。