ハトヤイからクアラルンプールまでの行き方
東南アジアの中心、新しいマレーシアの首都に夢中にならずにはいられません。若々しくも大胆でコスモポリタンな印象は人々の心を捉えます。豪華な植民地時代の遺産は最先端の高層ビルと相まっています。緑豊かな公園は世界一流のショッピングを楽しんだ後に落ち着けるオアシスになります。中華料理、インド料理、イスラム料理また西洋料理はどれも美味しそうです。また、世界で一番高い2棟ビル、ペトロナスツインタワー(Petronas Towers)は、近代的な賑やかな街を眺めながら凛々しく首都中心にそびえ立っています。
ハトヤイからクアラルンプールまで
タイ南部の主要交通網であるハトヤイは、マレーシアへとさらに南下する便利な始発地点であります。2016年5月よりタイ・ハトヤイとマレーシア・クアラルンプール間の直行列車は廃止になり、マレーシアの鉄道システムにとっては大きな変化となりましたが、それでもハトヤイからマレーシアまでの直行バスや、バダンベサール(Padang Besar)を経由してハトヤイからクアラルンプールへ行くことが出来ます。
ハトヤイからクアラルンプールまで電車での行き方
ハトヤイ‐クアラルンプール直行列車はもうありませんが、電車を乗り継いで行くことは可能です。1日2本、タイ・ハトヤイ発マレーシア・パダンベサール行きのシャトルバスもあります。電車はタイ時刻で7:30am発・1:05pm発で、55分かかります。事前に購入する必要はなく、当日駅で直接買えます（80バーツ）。覚え書 タイとマレーシアでは1時間の時差がありますので、パダンベサールにはマレーシア時刻で9:25am、2:00pm着となります。
1日5本のパダンベサール発クアラルンプール行きETS列車があります。所要時間は約5時間で、チケット代金は座席クラスに応じて80～107リンギットとなります。全ては、通常の座席になります。7: 45am・9:30am・4:15pm・5:15pm・8:00pm発があり、最後の3本はクアラルンプール到着が深夜になります。
電車の乗換えをしなければなりませんが、従来のハトヤイ発クアラルンプール行きに比べて少々時間が短縮されます。以前は、マレーシア首都まで12時間かかっていました。
ハトヤイ鉄道駅は、市内中心部のロタフィ(Th. Rotfai)とトムヌーンヴィティ(Thumnoonvithi)通りの交差点にあり、便利な場所にあります。歩きたくない場合や、駅から遠すぎる場合は、トゥクトゥクを使いましょう。トゥクトゥクは、市内どこでも見かけられ、大体手ごろな値段であります。乗る前に、値段交渉をお忘れなく。
タイとマレーシアの出入国管理局は、マレーシアのハトヤイから約60kmにあるパダンベサールの国境町にあります。手荷物は全て持ち、まずはタイの出国スタンプを受け取り、次にマレーシアの入国審査を受けます。マレーシアの入国審査を受けた直後には、セキュリティチェックがあります。全ての手続きが完了してから、ぺリス(Pelis)にあるパダンベサール鉄道駅に進むことが出来ます。
一口メモ：為替レートがもの凄い悪いので、列車内ではタイバーツからマレーシアリンギットへの両替はしないでください。クアラルンプールに到着すれば、より良いレートで両替が可能です。
クアラルンプールでは、建築物としてかなり見ごたえのあるクアラルンプールセントラルに到着します。マレーシアで初めて降り立つ所となり、ご旅行に一味加わり素晴らしいものとなると確信しています。大きな国際的玄関口である、クアラルンプールセントラルは、マレーシア国内やシンガポール行きの始発であり、KLIAエクスプレス、KLIAトランジットもここが始発となります。KLセントラルから、KLモノレールセントラル駅は連絡橋を渡って簡単にアクセスできます。
ハトヤイからクアラルンプールまでバスでの行き方
電車移動がお好きでなければ、ハトヤイ発クアラルンプール行きのバスをご検討ください。このルートには寝台バスはありませんが、VIPやVIP24号車が8時間の長旅も快適にしてくれます。南方面の長距離バスは、ハトヤイの中心部から南東へ2kmの所にありますが、いくつかのバス会社はより中心部に近い独自のバス停からバスを発着させています。クアラルンプール行きハトヤイインタートップエクスプレス(Hatyai Inter Top Express)は、赤い色をしたCIMB銀行ハトヤイ支店の横のニパトゥティット(Nipatuthit )3通り、マナスリィーディ(Manasruedee)通り先にあります。アリサンコーチ(Alisan Coach)は、鉄道駅からそれほど遠くない、シーユティット(Shee Yuthit)通りにある独自のバスターミナルから出発します。ハトヤイインタートップエクスプレスは、ハトヤイからクアラルンプールまで9:00am・10:00am・12:00pm・7:00pm発の1日4本運行しています。一番ゆっくりであり一番豪華なVIP24号は、10:00am発で目的地まで8時間かかります。チケット代は、560バーツもしくは65リンギットになります。その他の全てのバスは、VIP車です（480バーツまたは55リンギット、7時間半要）。アリサンエクスプレスは1日6本のバスを60リンギットで運行しており、全てVIP車です。
クアラルンプールでは、ハトヤイインタートップエクスプレスと、アリサンコーチのバスは、クアラルンプールの南部にある主要ターミナルTBSターミナル(Terminal Bersepadu Selatan)に到着します。インフォメーションセンターや、カウンターがあるので、クアラルンプール周辺の道案内や、4階には無料WIFI、ATM、コンビニやフードコートもあります。シティ中心からバスターミナルまでの一番良い行き方は、3階まで行って陸橋通路を渡り、KLIAトランジット、LRTやKTMコミューターが通るTBS-BTS（バンダー・タシック・スラタン）のメインロビーまで行く方法です。
一口メモ 夕刻発のバス（7:00pm・7:30pm発）は、むしろ不便にもクアラルンプールに短時間で到着し（2:30am着）、他の出発が早いバスは夕方遅くまたは夜に到着します。クアラルンプールの宿泊先は、暗い夜道を歩いて安宿を探すのはあまりよろしくないので、事前に手配しておくのが良いでしょう。
ハトヤイからクアラルンプールまでフライトでの行き方
ハトヤイからクアラルンプールまでのフライトは、電車やバスで行くよりも1時間と簡単なものです。エアアジアが、1日2本12:35pm・4:35pm発で2都市を繋ぎます。通常は、片道1500バーツ以下でチケットが取れるでしょう。クアラルンプールでは、エアアジアのフライトはKLIAターミナル2に到着となります。KLIA2からシティまで行くベストな手段は、KLIAエクスプレス・KLIAトランジットサービスを利用する方法です。前者は33分、後者は39分で到着出来ます。KLIAエクスプレスは、5:00am～12:30amの運行で、チケットは片道55リンギットです。
また、安価なシャトルバス（10リンギット）が、KLセントラル発着であります。ただ、交通渋滞にとても左右されますので、KLIAからKLセントラル間の移動には約1時間かかると思ってください。
クアラルンプールですること
沢山の博物館、教会、モスク、寺院、歴史的建造物、ショッピング、また自然の宝庫でもあり、クアラルンプールは時間がいくらあっても足りません。様々に多岐に渡って忙しく過ごすのも良いですが、下記のリストのような特別な体験もいかがでしょうか：
ツインタワーは1日かかりです。41・42階のスカイブリッジまで登って、火が沈んでからタワー下の噴水が踊るように動いているのをぼんやりと眺めれば、全く退屈しません。
クアラルンプールタワーはどこにでもありそうなタワーに見えますが、ツインタワーが目の前に見える景色は、間違いなくベストです。回転式レストランは豪華なランチやディナーに向いています。
クアラルンプールは緑豊かで動物園もありますが、レイクガーデン内にあるクアラルンプールバードパークは間違いなく絶世の美で、特に小さなお子様連れにはおすすめです。自由に空を舞う野鳥が、熱帯雨林のど真ん中に誘ってくれます。
ロードムルガンが飾られているバトル洞窟は、外観はとてもカラフルで賑やかに見えますが、100万年もの月日が織りなす洞窟の様はさらに印象深くあります。
セントラルマーケットは、買い物目当ての人達がまず先に訪れる場所で、食べ物の屋台、商店、エンターテイメントがひとつ屋根の下に集結しています。セントラルマーケットは、ぺトナスタワー横のスリラKLCCの絶妙なブティックをさら上回り、KLショッピングの本場を味わえます。
クアラルンプールから先へ
クアラルンプールからさらに南へは、マラッカ、 ムアール、バトゥパハ (Batu Pahat)、またシンガポールなどの人気都市へ陸路で行くことができます。