チェンマイからヤンゴンへの行き方
急速に発展している、ミャンマーで一番大きな都市であるヤンゴンは、ぜひ訪れたい街の一つです。チェンマイからヤンゴンまでは、直行便フライトで数時間、バスや列車とバスを合わせた陸路での移動では3日間ほどかかります。
注意
ミャンマーに旅行する前には必ずビザ情報を確認しましょう。最も早くシンプルなオプションはeビザです。申請方法は簡素で手続きは3日間で完了します。入国許可証はeメールで送付されます。入国チェックポイントで入国許可証とパスポートを提示すると、28日間の観光ビザを発行してくれます。料金はUSD50です。
チェンマイからヤンゴンへのフライト
チェンマイからヤンゴンへ一番早く行ける方法は、飛行機です。バンコクエアウェイズはチェンマイを午前11時40分に出発し、ヤンゴンに午後12時45分に到着する直行便を毎日運航しています。事前予約チケットは4,000タイバーツ/USD120くらいから入手可能です。
ミャンマーナショナル航空は毎週月曜日、木曜日、土曜日の午後7時45分発、ヤンゴンへは8時15分着のフライトを運航しています。料金は3,580タイバーツ/USD106になります。
両フライトは、1時間30分です。
バンコクのドンムアン空港を経由すると、より安くフライトすることができます。余裕を持って事前に予約をすれば、2,380タイバーツからチケットを見つけられるでしょう。バンコクでの乗り継ぎ時間にもよりますが、フライト時間は合計で4時間から11時間になります。6時間以内で移動できるフライトオプションもたくさんあります。
陸路でチェンマイからヤンゴンへ
陸路でチェンマイからヤンゴンへ向かう場合、3つのオプションがあります。メーサイ/タチレク経由でチェンマイからヤンゴンへ
ミャンマーからタイへ陸路で渡れる一番近い国境はメーサイ-タチレク間になりますが、ミャンマーには外国人にとって陸路で横断できない地域があるため、このルートを利用する際はミャンマー内をフライトする必要があります。このルートのみがフライトを必要としており、ミャンマー国内線は決して安くないため、経済的にフレンドリーな方法ではありません。
タチレクへは、北方面の国境街メーサイに向かう必要があります。メーサイ行きのバスは、チェンマイアーケードバスステーションから出発しており、[グリーンバス]が運行しています。バスは快適で、信頼できます。移動時間はだいたい4~5時間です。豪華なVIPバスの料金は400タイバーツ/USD12です。VIPバスは午前8時、9時30分、12時30分、午後2時、そして午後3時30分に出発しています。通常のバスは早朝6時発で、260タイバーツ/USD8です。追加のVIPバスが、月曜日の早朝5時15分、午後4時15分、そして金曜日と土曜日にはそれぞれ午後4時30分に出発しています。通常のバスは金曜日と土曜日のそれぞれ午後5時にも出発しています。
メーサイの国境は午後6時に閉鎖されます。メーサイで一晩過ごしたくない場合は、国境が閉鎖される前に到着しましょう。メーサイは小さな国境街で、200タイバーツ/USD6から泊まれるゲストハウスもあるため、宿泊することもオプションの一つです。
タチレクからはヤンゴンまで直接フライトするか、チェントンまでバスで向かい、チェントンからヤンゴンまでフライトしてください。タチレクからヤンゴン、チェントンからヤンゴンまでの地域は、外国人旅行者は陸路で横断できません。ほとんどのフライトはヘーホーかマンダレーを経由します。
タチレクからは、ゴールデンミャンマー航空が毎週火曜日、水曜日、土曜日の午後2時30分発、午後6時25分着のフライトを運航しています(200,000チャット/USD150)。ミャンマーナショナル航空は火曜日の午後3時30分発、午後5時55分着(200,000チャット/USD150)の便と、木曜日の午後2時30分発、午後5時15分着、土曜日の午後2時5分発、午後6時45分着(料金は同じ)の便を運航しています。マンヤダナルポン航空は土曜日の午後2時5分発、午後6時45分着の便、月曜日と水曜日、金曜日の午後4時35分発、夜7時55分着の便、そして日曜日の午後5時35分発、夜8時25分着の便を運航しています。チケットは少し高めの230,000チャット/USD170になります。
旅のヒント
ミャンマーでフライトを予約する際は、スカイスキャナーが役に立ちません。グローバル比較サイトに掲載されていない航空会社がたくさんあるため、航空会社に直接確認するか、現地発のウェブサイトを参照することをお勧めします。フライトスケジュールは頻繁に変更します。オンライン予約は確証できませんが、上記すべての航空会社は各自ウェブサイトを運営しています。
ヤンゴンエアウェイズはタチレクからヤンゴンのフライトを提供しています。しかし、この航空会社はオンライン予約システムがありません。ミャンマー内でのみ、チケットを購入することができます。出発日は、月曜日、木曜日、土曜日の午後2時30分で、到着は午後5時55分になります。水曜日、金曜日、日曜日は午後2時35分発で、午後6時35分に到着します。チケットは205,000チャット/USD150からになります。
メーソット/ミャワディ経由でチェンマイからヤンゴンへ
フライトではなく陸路でヤンゴンまで向かいたい場合、2~3日の移動期間が必要で、バスからバスへと乗り継ぎ、とても美しい景色に遭遇することになります。このルートは、最も快適で、簡単で、早い陸路での移動方法になるでしょう。
チェンマイアーケードバスステーションから、メーソット行きのバスに乗ることができ、そこからミャンマーへ入国できます。グリーンバスは毎日午前8時発と午後4時30分発のバスを運行しています。バス乗車時間は6時間です。金曜日と日曜日の午後1時30分にはVIPバスが出発しています。チケットはどのバスも390タイバーツ/USD12です。
グリーンバスが運行する、少し快適さが劣る通常バスにも乗車可能です。チケットは200タイバーツ/USD6以下で、バスは午後12時と午後5時45分に出発します。金曜日と日曜日には午後1時30分と午後2時45分発の追加便が運行されています。その他にもエクスプレスバスが毎日早朝6時30分に出発しており、チケットは260タイバーツ/USD8です。
メーソットに到着したら、国境までは徒歩かトゥクトゥクで簡単にアクセスできます。国境は午後6時に閉まります。
旅のヒント
国境の閉鎖時刻頃に到着し、タイ側かミャンマー側のどちらかに宿泊をしなければならない場合、メーソットに滞在しましょう。良心的な料金で様々な宿泊施設を提供しています。
国境の反対側には、ミャワディがあります。ミャワディからヤンゴンまでは直通バスがあります。1日1便になりますが、朝9時30分に出発し午後10時に到着します。チケットは13,000チャット/USD10で、事前に予約する必要はありません。
ヤンゴン行きの直行バスを見逃した場合、パアン、タートンまたはモーラミャインに向かうローカルバスかバンに乗りましょう。この3つの都市からヤンゴンまではアクセスが良く、簡単にヤンゴン行きのバスに乗れます。タートン とモーラミャインは列車が通っており、気分転換に列車でヤンゴンまで向かうことも可能です。
プーナムロン(Phu Nam Ron)/ティーキー(Htee Kee)経由でチェンマイからヤンゴンへ
ヤンゴンまで陸路で向かうもうひとつのルートは、今までの中で一番の絶景と冒険心たっぷりのルートになります。通常のルートから少しそれて進むので、景観ががらりと変わります。ビーチで休憩したり、ミャンマーの美しい景色を堪能できるお勧めのルートです。
まずバンコクまで移動する必要があります。チェンマイからバンコクまでは24便以上の直行便フライトが運航されており、チケットは800タイバーツ/USD24になります。フライト時間は1時間です。バスも数多く運行されており、VIP夜行バスもあります。チェンマイからのバスはバンコク内にあるモーチットバスステーション(Morchit Bus Station)に到着します。チェンマイからバンコクへは列車で行くことも可能です。列車はチェンマイを早朝5時45分、8時50分、午後4時、午後5時、そして夜9時に出発しています。移動時間は12時間で、寝台車両は600タイバーツ/USD18からになります。
バンコクからは、カンチャナブリ行きのミニバンに乗ります。バンはモーチットバスステーションから出発しており、チケットは150タイバーツ/USD4.5です。固定されたスケジュールはありませんが、ミニバンは1日を通して朝6時から午後6時まで毎時ごとに出発しています。大きなバスが午前10時30分に出発しています。バンコクの交通状況にもよりますが、カンチャナブリまではだいたい2時間30分です。
カンチャナブリバスステーションに到着したら、デスクB1に向かいプーナムロン行きのミニバンに乗り、ミャンマー側のティーキーで国境を越えます。ミニバンは朝9時、正午、午後12時30分、午後2時、午後4時20分、午後5時、そして午後6時に出発しています。旧式のバスが午前10時30分にも出発しています。移動時間は約90分で、チケットは110タイバーツ/USD3.5です。
国境に到着したら、国境を越える交通手段を交渉する必要があり、そしてミャンマーの街ダウェイを目指します。タイ側の国境にはたくさんのミニバンとタクシーが待機しています。タイとミャンマーの国境間は4kmも離れているため、交通手段が必要です。乗車運賃は時間帯と運転手の機嫌によります。だいたい200タイバーツ/USD6から800タイバーツ/USD24をみておきましょう。
この国境は安全で、面白い体験になると思います。
ティーキーからダウェイまではローカルバスが出ています。移動時間は5時間ほどで、チケットは25,000チャット/USD18です。
旅のヒント
この国境では、Eビザは認められていません。ミャンマー大使館から発行されたビザなしでは、入国を拒否されてしまいます。ビザはチェンマイかバンコクになるミャンマー大使館で簡単に入手可能です。
ダウェイは4kmにも及ぶビーチがある、とても気持ちのよい街です。リラックスした雰囲気が漂っており、興味深い建築や、素敵なレストラン、良質な宿泊施設があります。ヤンゴンに向けて旅を続ける前にゆっくりするには最適の場所です。
ダウェイからヤンゴンまでは、バスや列車、飛行機を利用することができます。バスは18時間かかり、ダウェイを午後3時に出発しヤンゴンには早朝6時に到着する1日1便のみです。チケットは15,000チャット/USD11です。ダウェイから北に向けて列車も通っています。ダウェイとヤンゴン間はとても長く、最近になって外国人旅行者にも開放された地域を通ります。通常座席は16,000チャット/USD12で、1等級の座席は42,000チャット/USD30です。スケジュールは頻繁に変更する可能性がありますが、列車は毎日午後2時に出発しています。
ダウェイ空港からヤンゴンまでフライトすることも可能です。ミャンマーナショナル航空は午後3時25分発、午後4時10分着のフライトを毎日運航しており、チケットは143,000/USD110になります。エアKBZは毎週火曜日、木曜日、土曜日の午後5時25分発、午後6時35分着のフライトを運航しており、チケットは113,000チャット/USD85です。
ヤンゴンは活気に満ちたフレンドリーな街です。ヤンゴンは近年変身を遂げ、すべての予算に対応できる宿泊施設を提供するようになりました。ヤンゴンにはミャンマー国内外へ簡単にアクセスできる交通手段がそろっています。