チェンマイからマンダレーへの行き方
ミャンマーの北に位置するマンダレーは、国内で2番目に大きい都市です。多文化都市として知られるマンダレーは、旅行者の間で訪れたい都市として人気が上がっています。リアルミャンマーを体験するには、絶好の場所です。国内要所へのアクセス頻度が高く、様々な交通機関が通っているため、ミャンマー旅行を始める快適な場所でもあります。直行便フライトにより、チェンマイとマンダレー間は数時間以下で移動することができます。
チェンマイからマンダレーまで陸路で移動することも可能ですが、外国人立ち入り禁止区域があるため、2日から3日以上はかかるでしょう。最低でも3本のバスに乗り換える必要があり、道中に1泊か2泊はゲストハウスに滞在することになるでしょう。
チェンマイからマンダレーへのフライト
直行便チェンマイとマンダレーの間には、直行便と経由便の両方が運航されています。
直行便の方が早く到着し毎日発着していますが、チケットが高めに設定されているバンコクエアウェイズによって運航されています。チェンマイを午後4時15分に出発し、マンダレーには午後5時20分に到着します。事前に予約する場合、4,500タイバーツ/USD120ほどになります。急ぎの場合は、翌日フライト便でだいたい7,000タイバーツ/USD200になります。
ヤンゴン経由の経由便
もう1つのオプションとして、ヤンゴン経由があります。バンコクエアウェイズはチェンマイを午前11時40分に出発し、ヤンゴンに午後12時30分に到着するフライトを、チェンマイ・マンダレー間と同じくらいの料金で運航しています。ミャンマーナショナル航空は夜7時45分発、午後8時15分着のフライトを運航していますが、スケジュール的に少し不便となっています。バンコクエアウェイズと比べて、料金は魅力的です(3,500タイバーツ/USD100)。
ヤンゴンからはたくさんのマンダレー行きのフライトがあります。チケットは150,000チャット/USD110から300,000チャット/USD220の間です。ゴールデンミャンマー航空は朝7時に出発するフライトを1便運航しています。ミャンマーナショナル航空は朝6時30分発と朝7時30分発の2便と、午後4時発の1便を運航しています。
午後便については、エアKBZを確認してみましょう。午後12時30分発、午後1時発、午後6時発を運航しています。ミャンマー国際航空は1日を通して様々なフライトを提供しており、朝8時30分発、午後12時30分発、午後1時発、そして午後6時発があります。フライトする機体によりますが、フライト時間は55分から90分の間です。
陸路でチェンマイからマンダレーへ行く方法
旅行者の間で人気なのが、陸路でチェンマイからマンダレーへ向かう方法です。現在、ミャンマーの特定地域では外国人旅行者の立ち入りを禁止している所があります。メーサイ・タチレク間の国境を越えてミャンマーを目指す場合、ミャンマーの中央および北地方の立ち入り区域を通過しなければなりません。陸路のみで移動するには、メーソット・ミャワディ間の国境を利用する必要があります。メーサイ・タチレク間の国境からミャンマーに入国する場合は、タチレクからマンダレーまでフライトすることになります。メーサイ・タチレク経由の国境越え
タチレクで国境を越える場合、チェンマイからタイの国境街メーサイまでバスを利用しましょう。グリーンバスが最も快適で信用度が高いバス会社になります。チェンマイアーケードバスステーションからは、毎日午前5時15分から夕方4時15分まで何種類かのバスが出発しています。VIPバスは午前8時発、午前9時30分発、午後12時30分発、午後2時発、そして3時30分発があります。月曜日には追加で午前5時15分発と午後4時15分発があります。金曜日と土曜日には午後4時30分発のVIPバスが、同じく金曜日と土曜日の午後5時発の一般バスがあります。
VIPバスは400タイバーツ、一般バスは260タイバーツです。全体で最大5時間の移動となります。
チェンマイアーケードバスステーションは、カエ・ナワラット(Kaew Nawarat)ロードに位置しています。赤いシェアソンテウ(旅客用小型トラック)を利用しましょう。
ピークシーズン時には少し混雑する可能性もありますが、ミャンマーへの入国手続きは非常に簡潔です。
旅のヒント
ミャンマーに入国するにはビザが必要です。30日間のeビザはUSD50です。ビザは到着前に取得する必要があります。到着時に入手できるアライバルビザはミャンマーにはありません。申請は政府のウェブサイトか、母国にあるミャンマー大使館、またはタイなどのミャンマー近隣国で行いましょう。オンライン申請の場合、申請が完了したらe-mailで許可証が届きます。申請は全体で約3日間かかるでしょう。
旅のヒント
メーサイ・タチレクの国境は午後6時に閉まります。夜遅くに到着しても、メーサイには十分な宿泊施設があります。休憩が必要であれば、タチレクで1泊することもできます。川沿いにたくさんの経済的な宿泊施設があり、料金は200タイバーツからです。
現在、陸路でタチレクからマンダレーへ向かうことは禁止されています。タチレクからチェントンまでバスで行くことができますが、そこからは飛行機で移動を続けるか、タチレクに戻ることを強要されます。そのため、タチレクからマンダレーまでは飛行機を利用しましょう。ミャンマーナショナル航空は毎日午前11時5分発と午前11時35分発のフライトを運航しており、300,000チャット/USD220くらいになるでしょう。
午後のフライトは午後1時35分発で、マンヤダナルポン航空によって運航されています(175,000チャット/USD130)。ゴールデンミャンマー航空はもう少し低価格で、午後2時35分発のフライトを運航しています(150,000チャット/USD105)。
メーソット・ミャワディ経由の国境越え
チェンマイからマンダレーまでの全工程を陸路で移動したい場合、ミャワディからミャンマーに入国し、バスまたはヤンゴンを経由して列車とバスを利用して北のマンダレーに向かうことができます。
チェンマイからはタイの国境街メーソットに行く必要があります。グリーンバスは毎日5便、チェンマイアーケードバスステーションから出発するバスを運行しています。VIPバスは毎日午前8時発と午後4時30分発、金曜日と土曜日には午後1時30分発の臨時バスがあります。チケットは4,000タイバーツです。
一般バスは正午、午後5時45分発と、金曜日と土曜日は午後1時30分発と午後2時45分発の臨時便があります。チケットは290タイバーツです。小さなローカルバスは毎日早朝6時30分発で、142タイバーツになります。すべてのバスは6時間以内の移動になります。
旅の途中に一泊することを決めたら、選択肢と質の高い宿泊施設が多いタイ側の国境街メーソットで休憩するのがお勧めです。ミャワディにも経済的でほどほどの宿泊施設がありますが、エアコン付きの部屋を希望なら500タイバーツから1,000タイバーツほどかかるでしょう。ベーシックな扇風機付きの部屋は200タイバーツからです。
ミャンマービザを取得済みであれば、ミャンマー入国は簡単です。入国スタンプをもらって、タイ国境から1km離れたバス停まで向かいましょう。ヤンゴン行きの直行バスか、パアン、タートン、モーラミャイン行きのバスがあり、タートン・モーラミャインからはヤンゴン行きの列車に乗るために再度バスに乗る必要があります。
ヤンゴン行きの直行バスは毎日朝9時30分発、ヤンゴンには夜10時着になります。チケットは13,000チャット/USD10です。
ヤンゴンからマンダレーへ
ヤンゴンからはバスまたは列車でマンダレーに向かうことができます。ミャンマーでは、バスの方が早く信頼できますが、列車には独特の魅力があり、車窓から美しい景色を眺める機会もあります。
マンダレー行きのバスは、毎日一般バスが2便、VIPバスが4便運行されています。一般バスは朝9時発と夜9時発があり、8時間から9時間かかります。チケットは18,000チャット/USD13です。VIPバスはヤンゴンを朝9時、夜9時、夜9時30分、夜10時に出発し、同じルートを33,000チャット/USD24で運行しています。VIPバスは一般バスより快適なので、断然お勧めします。
ヤンゴンには3つのバスステーションがあります。マンダレー行きのバスはハイウェイバスステーションから出発します。英語表記が一切ない、とても大きな混乱を避けられないバスステーションとなっているため、お気を付けください。ハイウェイバスステーションまではタクシーで8,000チャットになります。市街地からは最低でも1時間はかかるでしょう。
ヤンゴンからマンダレーまでの列車の旅は、ミャンマーで一番人気のルートです。毎日ヤンゴンを朝6時に出発する列車と、午後3時、午後5時に出発する列車があります。移動時間はだいたい15時間です。
ミャンマーの列車は3つのクラスに分かれています。一般クラスは通常木製の座席で、クッション性がありますがあまり快適ではありません。上級クラスはもう少し大きめで快適な座席です。寝台クラスは4つの寝台と2つの寝台からなる車両で、各車両には洗面台とトイレが設置されています。チケットは購入場所により異なります。駅で購入すると一番安くなりますが、海外から購入する場合、ミャンマー鉄道の公式ウェブサイトがないためとても高くなります。列車でマンダレーに向かうには、USD20からUSD30かかります。
ヤンゴン列車駅はダウンタウンに位置し、徒歩やタクシーでアクセスできます。ヤンゴンはミャンマー内で一番大きな都市で、経済的なホテルから中級ホテルまで、様々な宿泊施設を選択できます。ヤンゴンは北のマンダレーに向かう前に数泊して休憩するには最適な場所です。