チェンマイからアユタヤまでの行き方
アンコールワットを見た人はアユタヤに行かなくて良いなんて、間違えてますよ。この過去の二つの王国には、実際に共通点は一つもないんです。朽ち果てたアンコールとスコータイや、シ サチャナライはモニュメントで圧倒させ、アユタヤは古びた昔ながらのお寺と騒がしい街のコンストラストがうまく共存しているんです。おしゃれなゲストハウスや、外国っぽいお店が立ち並ぶナレスワン通りでも、ぼったくりがあるようには感じません。仏頭が気の根っこに埋まっている所で有名なワット・プラ・マハタートの雄大さに感心しつつ、ミステリアスなワット・クディ・ダオのひっそりとした雰囲気につかり、アユタヤ水上マーケットでタイ料理の真髄を味わいながら歴史を楽しんだり、チャオプラヤ川のクルーズもできます。エレガントな菩薩、日陰の小道、忙しい寺院に、闘鶏もやってます。アユタヤに訪れたことが、忘れられない思い出となるでしょう。
チェンマイからアユタヤまでの行き方
チェンマイからアユタヤの距離は、約630kmあります。バスは1日中運行しているので選択の幅があります。電車は、特に寝台列車を選ぶと利便性が増します。
チェンマイからアユタヤまでのバスでの行き方
アユタヤ経由バンコク行きは、アーケードバスターミナルから出発しています。アーケードバスターミナルは、旧市街から北に3km程のタノン ケウ ナワラットに位置しています。バスは、使いやすく、チケットもすぐに購入可能です。乗車時間は8〜9時間で、チケット代金はバスの種類に応じて500〜900バーツと変わります。大体は、乗車中にお菓子や、カフェでの食事がサービスで付いてきます。アユタヤ到着地は、旧市街から東に5km行った北バスターミナルとなります。
チェンマイからアユタヤまでの電車での行き方
タイ国内の旅行は、電車で周るのが一番です。バスより時間は掛かっても、寝台列車を選んでより快適に移動ができます。上段、下段のどちらの座席にしても、ゆとりが充分にあり、カーテン付いてるので2等車両でも個別の空間をまぁまぁ確保できます。ひとつだけ欠点を上げるとすれば、夜行に乗るとアユタヤに早く着き過ぎてしまうことでしょうか。ただ、何世紀も古い寺院越しに日の出を拝めます。価値があるとは思いませんか?#2号は、チェンマイ6pm発 アユタヤ翌朝4:58am着で、2等エアコン寝台車が1056バーツです。女性専用車両もありますので、女性の単独トラベラーには必見です。2人専用の1等エアコン付き個室は、1598バーツでして、こちらもオススメです。1時間早めの5pm発だと、#14号があります。到着時間は、翌朝4:23am。こちらにも、1600バーツの2等エアコン付き寝台車と、2100バーツの豪華な1等個室貸切もあります。
午後の運行で、#52号は3:30pm発 翌3:30am着。同じように、2等エアコン付き寝台車がありまして、少し時間がよくないので、チケット代は安めの996バーツになります。
朝発 #8号は、8:50am発で、チケット代金は816バーツと一番安いです。先ほどからお伝えしている列車が11〜12時間掛かるのに対して、こちらは9時間掛からない位と最速でもあります。ただ、2等エアコン付きしかないので、予約の際にはよくお考えください。
一口コメント: 時々売り子が車内を通るので、お菓子や飲み物の購入が可能です。ただし、電車内でのアルコール・酒類の販売は違反となります。
アユタヤ駅は、チャオプラヤ川を挟んで東側にありますので、ゲストハウスがある中心地に行くには川を渡り西区をナレスワン通りの方へ歩いてください。
交通手段
自転車か、オートバイの二輪車がベストです。ナレスワン通りにあるゲストハウスで、貸し出しています。自転車が30〜50バーツ、スクーターが200〜250バーツです。重要!
近頃、タイ国内では無免許運転が厳しく取り締まられています。国際免許証や、タイの免許証を持っていない場合は、バイクのレンタルは避けた方が良いでしょう。万が一、捕まってしまった場合、罰金10,000バーツの支払いか、懲役1ヶ月が課せられます。
メモ
アユタヤの運転手は、大体がフレンドリーで気をつけて運転していますが、自転車での移動は100%安全と言えず、乗り心地も良くありません。アユタヤは、大きなシティで各所が交通渋滞になっています。スコータイのような、車が走っていない歴史的な所はありません。多くの人達が自転車レンタルをしていますが、乗り馴れてない方はトゥクトゥクをチャーターした方が良いと思います。
トゥクトゥクは、アユタヤの至る所にいる、典型的なタイと言った感じです。赤、黄色、緑と好きなように塗られた車体はとても派手です。島への片道で、40〜60バーツとお手頃価格です。オーダーメイドのトゥクトゥクツアーというのがあるので、ゲストハウスにお尋ねください。初めてアユタヤに来た方にはオススメです。
橋を渡る以外にも、島から出る方法はあります。フェリーがチャオプラヤ川を運行しており、シティ側の東方にある鉄道の駅近くに便利な船があります。島の北側には、サイ トン レストランというオススメの所があります。フェリーは数バーツで乗れますし、ほんの少し速く島に渡れます。
宿泊施設
バックパッカーの中心は、ナレスワン通りにあります。安価なゲストハウスや、西洋スタイルのカフェ、レストランが軒を連ねています。旅行客で溢れかえってはいるものの、フレンドリーな雰囲気で便利な場所にあり、10分程歩くとリバーフロントでナイトマーケットがやってます。反対側に2ブロック行くと、バンコク行きのミニバスが発着しているバス停があり、ワット・マハタートや、ワット・ラーチャブラナ等の有名な寺院も徒歩圏内にあります。レンタルサイクルや、レンタルバイクは英語で借りれます。ワット・マハタートから遠くない所に、雰囲気の良いゲストハウスがありますが、地元でも人気の為、いつも満室になっています。特に、タイの祝日や週末はかなり混み合います。
アクティビティ
3日間は飽きずに過ごせます。ゆっくりしたい方は、1週間のんびりと楽しめるでしょう。寺院も色々な様式で、朽ち果てたお寺や、古い石とモダンスタイルのコンビネーションになっている所に、ヒンズー教のお寺や、ブーゲンビリアが咲き誇り明るい色の鶏の形をした焼き物がある地元のお寺とあります。
水上マーケットは少なくとも3ヶ所あり、水上劇や、ミリオンおもちゃ博物館を含む博物館、外国領事館や日本村もあります。
チャオプラヤークルーズ、またはボートでバンコクに最速で戻れます。レンタサイクルを借りて、島や川沿いを走って、あまり知られていないお寺に行くのも良いでしょう。象乗り体験もできます。
一口メモ: 12月は、アユタヤ世界遺産まつりが盛大に開催されます。1週間にも及ぶお祭りは、ワット・マハタートの境内で催され、音と光を使ったスケールの大きいショーが行われます。チケット代金は、200~500バーツとしますが、見る価値はあると思います。隣のワット・ランカ・カオは、アユタヤ時代のレプリカで地元の食べ物が大量に売られています。買えてコインの代わりに貝殻を使ってます。9月には、規模が小さめですが似たようなお祭りで、三大宗教祭りがワット・チャイ・ワッタナラムで行われます。参加無料のイベントです。有料のイベントはちょっと、という方はいかがでしょうか。