チェンコーンからバンコク

チェンコーン(Chiang Khong)からバンコクへ向かう際、直通バスや経由バス・列車、そしてバスと飛行機の併用など、様々なオプションがあります。利用する交通手段や併用する種類にもよりますが、チェンコーンとバンコクの距離は850kmから1,000kmと、とても遠いです。チェンコーンには空港がありませんが、飛行機での移動は最も早く、ラオスの国境からバンコクまで紛らわしい手続きなしに行くことが可能です。

チェンコーンからバンコクまでのフライト

ノックエアのフライ＆ライドを利用してチェンコーンからバンコクへ

ノックエアではフライ&ライドサービスを提供しています。ノックエアのミニバンで旅行者を国境でピックアップし、バンコクまでのフライトに接続するチェンライ空港(Chiang Rai Airport)まで連れていってくれます。チェンコーンを含めた多くの都市でノックエアはこのフライ&ライドサービスを提供しています。その他の同じルートを通るオプションよりも料金が高めになりますが、手間がかからないと旅行者の間で大変人気となっています。

チェンコーンでの集合時間は午前11時30分なので、計画的に早めに国境を渡りましょう。チェンライ空港には午後1時に到着するため、チェンライからバンコク行きの午後3時のフライトまで十分余裕があります。バンコクには午後4時20分に到着します。チケットは1,100タイバーツからで、国境からの運賃も含みます。

10月30日から3月25日までのハイシーズン中は、毎日追加フライトが運航されています。チェンコーンで午前10時30分にピックアップ、チェンライ空港には正午12時に到着します。バンコクへのフライトは午後1時5分に出発し、バンコクへは午後2時25分に到着します。

注意
チェンコーンではスリに注意してください。フエサイ(Huay Xai)の国境を越えるとすぐに、「今日のミニバン運行は終了した」「ミニバンはキャンセルされた」などの偽情報をタクシードライバーが伝えてきます。残念ながらこれが彼らの集客方法です。フライ＆ライドサービスチケットをお持ちなら、そのままお進みください。航空会社によって手配されたこのサービスは、事前の通達なしに運送機関がキャンセルされることはありません。

バスでチェンコーンからチェンライへ、飛行機でチェンライからバンコクへ

チェンライまで単独で移動することも可能ですが、バンコクまでフライトする前にタイ北部の雰囲気を楽しむために途中休憩を入れることになるでしょう。

チェンコーンからチェンライまでは、バスまたはミニバンで向かうことができます。バスはチェンコーンのオールドマーケットから出発しています。国境からは歩いて、またはトゥクトゥクで行けます。国境からマーケットの距離は1.5kmで、トゥクトゥクは50タイバーツから100タイバーツになるでしょう。

マーケットでは古い赤バスを見つけましょう。エアコンは設置されていませんが、天井に扇風機が付いています。チェンコーンからチェンライまでのバス乗車時間は最大2時間です。早朝4時30分から午後3時30分の間、30分毎に出発しています。バスはチェンライのセントラルステーションに到着します。運賃は65タイバーツです。

チェンライとバンコクの間では、24便以上のフライトが運航されています。チケットは最安885タイバーツからになります。通常、ハイシーズン中でもフライト当日にチケットを購入することができますが、リーズナブルなチケットは期待できません。フライト時間は1時間15分です。チェンライ市街地からチェンライ空港までは、タクシーまたはトゥクトゥクをご利用ください。100タイバーツから150タイバーツになります。

バスでチェンコーンからバンコクへ

バンコクバスラインはチェンコーンからバンコクへの直通バスを運行しています。午後3時30分発で、バンコクには14時間かけて到着します。VIP24サービスなので、非常に快適です。チケットは1,000タイバーツで、すぐに売り切れてしまうため事前の予約をお勧めします。

直通バスを見逃したり、安いオプションをお探しなら、チェンコーンからチェンライまで上記の格安ローカルバスを利用しましょう。チェンライからバンコクへは多様なバスが毎日出発しています。セントラルバスステーションのターミナル2から出発し、バンコクのモーチットバスターミナルに到着します。バス運行会社はバンコクバスライン、ソンバットツアーズ、ナコーンチャイエア、そして政府999サービスがあります。VIPサービスと一般座席の両方を提供しており、1日を通して様々な時間帯に出発しています。チケットはオンラインで購入可能です。乗車時間はだいたい12～13時間です。

チェンコーンからチェンマイまでまずフライトする(3時間30分、200～350タイバーツ)方法もあります。チェンコーンのオールドマーケットからバスに乗ります。グリーンバスで事前にチケットを予約できます。チェンコーンを早朝7時30分、午前9時45分、午前10時30分に出発します。エクスプレスバスが350タイバーツ、VIPバスが500タイバーツになります。曲がりくねった道路を通るため、乗車時間は6時間ほどかかります。チェンマイではアーケードバスステーションに到着し、そこからオールドタウンまではソンテウまたはトゥクトゥクで150タイバーツです。チェンマイからバンコク行きのバスに直接乗り換えることも可能です。

チェンマイからバンコクまでフライトすることも可能です。毎日たくさんのフライトが運航されており、チケットは800タイバーツからになります。

チェンマイからバンコクへは列車で移動することもできます。国内で一番人気のルートで、この地域でも一番です。列車は毎日早朝5時45分、午前8時50分、午後4時、午後5時、午後5時30分、そして夜9時に出発しています。乗車時間は12～14時間になります。エアコン付き寝台車両のチケットは1,000～1,200タイバーツです。一等クラスのチケットは1,300タイバーツからになります。列車はバンコク中心にあるフワランポーン駅に到着し、バンコク市内へアクセスできるMRTへ乗り継ぎができます。

ラオスとタイの国境を越える

フエサイからチェンコーンへ国境を越える場合、ラオスの出国オフィスで出国スタンプをもらう必要があります。手続きは簡単で率直です。ボートで国境を越えようと計画しているなら、考え直してください。外国人旅行者が利用できる国境ポイントは、フレンドシップブリッジのみとなっており、メコン川を渡る古いボートでは国境を越えることができません。

ラオスで出国スタンプをもらったら、フレンドシップブリッジを通るバスに乗ってください。チケットは1,000ラオスキープまたは20タイバーツで、両通貨が利用できます。ほとんどの国籍の人が陸路でタイに入国した際に、30日間の無料滞在許可証を与えられます。念のため、ビザ状況を確認しておきましょう。30日以上タイに滞在する予定の場合、事前にビザを入手してください。ビザはベトナムのタイ領事館で簡単に入手できます。

入国審査を通過したら、チェンコーンまでトゥクトゥクで向かいましょう。国境からは10分ほどの距離です。トゥクトゥクドライバーは容赦なく300タイバーツくらいまで請求してくるでしょう。値切りをせず、そのまま通り過ぎましょう。その先には100～150タイバーツで合意してくれるトゥクトゥクドライバーを見つけることができます。

国境の反対側、ルアンパバーン(Luang Prabang)からの長時間のボート移動に疲れたなら、フエサイとチェンコーンの両都市に比較的安価な宿泊施設があります。食事の種類と質の面から、タイ側のチェンコーンに滞在することをお勧めします。両都市は安全です。