バンコクからビエンチャンまでの行き方
バンコクからビエンチャンまでの距離は650kmで、国境での手続きも含めて、ラオスまでは最低でも12時間かかります。ノンカーイ‐ビエンチャンの国境は、おそらく他のタイ‐ラオス国境の中でも一番混んでいます。そうは言っても、適度な待ち時間で、ラオスビザについても過剰な請求はありません。バンコクからビエンチャンに行く一番がある移動方法は、バスまたは電車でノンカーイ経由、またはバンコク発ウドンタニ行きのフライトを使って、ビエンチャン行きのバスに乗換える方法です。バンコクからビエンチャンまでの直行バスもあります。最速にはなりますが、一番高い金額ともなります。
バンコクからビエンチャンまでフライトでの行き方
バンコクの空港からビエンチャンまでの直行フライトがあり、所要時間は全て1時間15分になります。最安値は、ドンムアン空港発着のエアアジアになります。通常は2000バーツでチケットが買えますが、セール期間中に買うとそれよりも安くなります。スワンナプーム発がよろしければ、*ラオス航空をご検討ください。料金は高くなりますが(3500バーツ以上)、20kgの預け荷物が含まれています。タイ航空とバンコクエアウェイズ**は、どちらもスワンナプーム空港から出発します。ビエンチャンの“ワットタイ国際空港”は、シティ中心地から北西3kmのところにあります。ターミナルは最近改装され、ATM、両替所、売店、レストラン、インフォメーションカウンターがあります。ビエンチャンの中心までは、公式タクシーで行くことができ、空港の到着ロビーにあります。フラットレートでUSD7になります。安く抑えたい場合は、空港の入口から500mにあるメイン通りまで歩いて行って、トゥクトゥのドライバーに値段交渉をするか(通常タクシー料金の半額です)、4000キープ(50セント)のローカルバスに乗ってください。
重要 バンコク発ビエンチャン行きの直行便の代案としては、バンコク発からドンタニへ行く方法があります。この場合、費用は安くなりますし、エアアジア、ライオンエアー、ノックエアー利用で1日を通して出発しているので、選択の幅が広がります。ウドンタニ空港からは、バス停までバスに乗って、そこから“ビエンチャン行きの国際直行バス”に乗換えます。国際線バスは、8:00am~6:00pmの間に1日8本あり、チケットは80バーツになります。ビエンチャンからウドンタニ空港までのバンもあります(200バーツ)。合計して、ウドンタニからビエンチャンまでは80km、国境での手続きも入れて2~3時間ほどでラオスに着きます。
一口メモ ウドンタニからビエンチャンまで、もしも国際線バス/バンを使うのでしたら、ラオスのビザを持っておらず、国境で取得予定でいる場合、乗車を拒否されるかもしれません。理由は、運転手が国境でビザ取得をするのを待ちたくない、というだけです。その場合、ラオスの国境に着いたら、タイ国境までの送迎を探せば良いだけです。トゥクトゥクで目的地まで行くことが出来ます。
バンコク発ビエンチャン行き直行バス
バンコク発ビエンチャン行きの国際線直行バスがあります。トランスポートco Intl社の運行で、バンコクのモーチットバスターミナル発着になります。バスは毎日8:00pm発で、ビエンチャンのタラートサオバス停に翌朝7:00amの到着となります。ビエンチャンにあるタイ領事館で、タイのビザを取得するのが目的でしたら、このバスが時間的にちょうど良いです。チケット代は1000バーツで、ノンカーイ経由でビエンチャンに行くよりも3倍近い値段になります。重要 ノンカーイからビエンチャンまでは1日6本のバスがありますが、9:30am~12:40pm発となり、時間的に少々不便になります。
バンコク発ビエンチャン行のバスは、VIPバスで1列に4席並んでいます。このルートを運航するバスは、ちょっと古いので、乗り心地はさほど良くありません。道中、フードコートやコンビニのある大きめのガソリンスタンドでトイレ休憩があります。スナック・水が配布され、カレーライスが夜食としてもらえます。通常、バンコクからビエンチャンに行く国際線バスは使い易く、簡単にラオス首都に行くことが出来ます。
バンコク発ノンカーイ経由ビエンチャン行き
ノンカーイは、ビエンチャンまでの陸路移動中に良い乗換え地点になります。バンコクでは、ノンカーイ行きのバスは北バスターミナル、モーチットから一日中出発していて、ノンカーイのバス停までは殆どのバスが9~10時間かかります(500~600バーツ)。ノンカーイバス停からビエンチャンまでは、国際線バス(7:30am、9:30am、12:40pm、2:30pm、3:30pm、6:00pm発、当日券60バーツ)で行くか、国境までトゥクトゥクで行って(60バーツ)、橋を渡って国境の反対側に行くシャトルバスに乗り(50バーツ)、そこからビエンチャンまでトゥクトゥクの値段交渉をしてください(1000バーツ~)。
ノンカーイは、タイ国鉄の東北線の最終地点にあり、電車で行ける所にあります。一番都合が良いのは、バンコクのフアランポーン駅8:00pm発、ノンカーイ翌朝6:45am着の69号になります。1等(1500バーツ)・2等(1000バーツ)寝台車があり、旅行に最適な手段になります(女性専用車両もあります)。
ノンカーイ鉄道駅からは、ラオスのタナラエン(Tha Nalaeng)鉄道駅までシャトル電車で行くか、国境まで歩いて行って、タイを出国、ラオス側まで橋を渡って行くシャトルバスに乗換え、(必要があれば)ビザ取得、ラオスに入国、そしてビエンチャンまで20kmの距離をトゥクトゥクに乗って行ってください(1人あたり60バーツ~1台200バーツ)。タナラエンまでシャトル電車に乗ると、そこからは非常識なトゥクトゥクしか移動手段がなくなるので、あまりお勧めではありません。
ラオス・アライバルビザの取り方
ラオス入国にビザが必要でしたら、ビエンチャンの空港、ノンカーイ‐ビエンチャン国境のラオス側にある移民局オフィス、またタナラエン(Tha Nalaeng)駅で申請が出来ます。
殆どの国籍の方達が、アライバルで30日間滞在可能なツーリストビザを取れます(事前に確認してください)。居住地によりビザの申請料は変わりますが、ほぼ大体の国でUSD30になります。タイバーツでの支払いも可能ですが、少々高くつきます(THB1500、USD45)。係員から申請用紙を受け取り、記入をしたら、証明写真2枚を張り付けてラオスビザの申請となります(写真を持っていない場合はUSD2ほど別途かかります)。
ビエンチャンに行く理由
高層ビルが空を突き抜けるように建ち、近代的なスカイトレインがシティの上を走り、世界的に有名なブランドショップがある、タイの賑やかな都市の後では、ビエンチャンは高いビルがなく、シンプル過ぎて退屈に感じるかもしれません。ただ、ビエンチャンとバンコクを比べるのを止めれば、木々が立つ大通りと細かく装飾された歴史のあるワットの特徴を発見でき、スパイシーなラープサラダや、冷たいラオスビール、ローカルの人達の生活などシンプルなラオスの宝物を楽しめます。大きなメコン川は、メディテーションの雰囲気があり、素晴らしい夕日は印象深いものです。
ビエンチャン内の移動方法
ビエンチャンの大通りや脇道は、他のアジア都市に比べると混雑しているようには見えず、平らな道なので自転車でシティを周ることが出来ます。あまり質は良くないですが、ゲストハスで1日USD1で貸し出しています。
トゥクトゥクは沢山ありますが、メコン川のナイトマーケット辺りにいるトゥクトゥクはUSD5以下にはあまりなりません。
ビエンチャンには、公立バスもあり(6000キップ)、一番使い易いのはタラットサオ(朝市)発友好橋やブッダパーク行きの14号です。
ビエンチャンでやること
隣国の首都に比べると、ビエンチャンは一見控え目に見えますが、最低でも数日間は見て回れる所が十分にあります。シティには興味深いワットやストゥーパがあり、見逃せないのは、今はバンコクのワットプラケオにある神聖なエメラルド仏像をかつて納めていた16世紀の寺院ワットホーパケオです。それほど印象的ではないですが、ワットシサケット(Wat Sisaket)はラオスの最も古い寺院で、ジャタカ(Jataka)の風景を描いた壁画があります。タットルアン(That Luang)は、国内で最も重要な宗教的モニュメントで、16世紀に建てられましたが、過去一世紀中頃に再建されましたが、蓮の芽を連想させる仏塔の形は、タイのイーサン地域やラオス全国で再現されています。
シティを散策していると、パトゥーサイやブラックストゥパを1回以上は通りかかります。パトゥーサには、噴水がある公園になっていて、特に夕暮れ時には美しいです。変てこなブッダパークは、ビエンチャンの南東25kmの所にあり、ノンカーイにある見たような公園を見たことがあっても行く価値があります。そこには静かな雰囲気があり、仏教とヒンズー教の石像の間をうろつく観光客はそれほど多くありません。
ビエンチャンから遠方へ
ビエンチャンから簡単に行けるラオスの観光の二大トップは、エレガントなフランス建築の珍しい宝庫、またゴールデンワットや伝統的な木造建築があるルアンプラバーンと、川沿いのバーが閉鎖された後は静かな雰囲気を味わえる有名なチュービングキャピタルバンビエン(Vang Vieng)です。陸路で行ける国外だと、22時間かかるバス移動は誰も憧れていませんがハノイがあります。