バンコクからプノンペンまでの行き方
プノンペンに行く理由
近年発展を続ける東南アジアの首都、プノンペンは独自の特徴があり、他の観光地への通り道として考えている旅行者が、結局は数週間から数か月滞在するのも珍しいことではありません。木々が立つ大通り、優雅な仏教寺院や美しい川沿いの遊歩道、プノンペンは他とは別のものを持っています。見えなくなっているとしたら、フランスの雰囲気は、高層ビル群や新しい西洋スタイルの大型ショッピングセンターの影にすぐになってしまうかもしれません。
バンコクからプノンペンまで
バンコク‐プノンペン間の距離は660kmです。カンボジア首都へは、陸路・空路どちらでも行くことができます。バンコク発プノンペン行きの直通バスがありますが、13時間同じ座席で過ごす気になれない場合は、例えばバンコクからシェムリアップ、次にシェムリアップからプノンペンというように、いくつかに区切って行くことも可能です。バンコクからプノンペンまで飛行機で1時間半弱ですので、フライト利用は時間を大幅に節約できます。
バンコクからプノンペンまでバスでの行き方
今現在、バンコクからプノンペンまでの直行バスは1本だけです。同ルートは、政府運営トランスポートインターナショナル(Transport Co International)が運行します。2013年2発にサービス開始となってから、出発時刻は何回か変更になっており、少々不便ですが、バスは北バスターミナルモーチットから、毎朝5:00am出発のスケジュールとなります。同日6:00pmプノンペン到着で、移動には1日かかります。バスが使うタイとカンボジアの国境が開くのが6:00amなので、バスの出発時刻を物語ります。チケット代は、バンコクからプノンペンまで良心的な価格で移動ができる1000バーツです。バンコクから国境まで約5時間、そこから7時間強でプノンペン、また追加で国境の出入国手続きで最低1時間(より頻繁には2時間)を加味してください。タイ側は出国だけなのでスムーズですが、カンボジア側で特に時間がかかります。アランヤプラテート(Aranyaprathet)‐ポイペット(Poipet)の国境は、大体いつも大変混雑しており、長蛇の列があるのが普通です。
覚え書 カンボジアビザ取得に関して、またはカンボジア入国手続きの際に、様々なぼったくり詐欺を目の当たりに出来ます。詳しくは、下記の“ぼったくり注意”欄をご確認ください。
以前はサービス品質について矛盾した報告がありましたが、2016年に同サービスを利用した旅行者は、新車でないにしても大抵のバスはコンディションが結構良いと同意しています。道中の休憩で、ガソリンスタンドのトイレを使えますが、車内にもトイレがあります。タイと同様で、車内のエアコンが効き過ぎて凍える位なのが問題ですが、ブランケットの配布もあります。水とマフィンや菓子パンのスナック、ランチにはカレーライスが配られます。
プノンペンでは、バスは、ワットプノン周辺のプリーアンノン(Preah Ang Non)(ストリート102)にある、プノンペントランスポートオフィスまで行きます。トンレサップ川越しの素晴らしい眺めが堪能できる、リバーフロントまで徒歩圏内になります。
バンコクからプノンペンまで直行バスが便利な理由は?まず最初に、国境で乗換える必要がないこと、次に、ふたつの首都間を最速で動けることです。結構な長距離で、約13時間がかかりますが、足のストレッチもできる十分な休憩が取れるので、聞こえより悪くありません。
ぼったくり注意
政府運営のバスが、国境に直接行かずに「ビザ代行業者」に立寄ったとしても驚いては行けません。時には、「カンボジア領事館」の看板を付けていたりもします。そこでカンボジアビザを取得するよう強要し、ここで取らないと国境ではビザ発給していない等、でたらめを並べます。実際、全ての書類関係の手続きをやってもらえますが、料金がUSD15~20追加でかかります。そして、国境での州国事にご自身で簡単にビザ申請が可能です。いずれにしても、同行者がぼったくりを知らずに、追加代金を支払う可能性があるので、ビザ代行業者で1時間は足止めをくらうでしょう。口論しても全くの無駄ですので、我慢しましょう。
一口メモ 公式のビザ申請料はUSD30ですが、必ず国境管理官から“最速手続き料”として100~200バーツ追加請求をされるでしょう。また、パスポート申請用サイズの証明写真を一枚、必ずお持ちください。
こういった旅行会社での面倒な状況を回避したければ、カンボジア王国移民局公式のホームページから、オンラインでカンボジアビザを申請してください。Eビザの申請代金は、30米ドルと、手数料7米ドルです。このビザは、プノンペン国際空港、シェムリアップ国際空港、ポイペット(バンティミエンチェイ)、チェムイーエム(コン島)、またバヴェット(スヴァイリエン)を含む、主要なカンボジア国境で有効です。
もうひとつ有名なのが、カンボジア入国時に使える“クイックパス”USD6の販売です。
何も有利になりませんので、買う必要はありません。
バンコクからプノンペンまでフライトでの行き方
バンコクからプノンペンまで、フライト利用は時間を短縮できますが、お金の節約にはなりません。プノンペン行きのフライトは、バンコクのふたつの空港どちらからも出ています。アジアきってのか安航空会社エアアジアは、ドンムアン国際空港から1日2本、ナショナルフラッグキャリアタイエアウェイズとタイブティックエアラインバンコクエアは、スワンナプーム空港を使います。後者2社は、安いとは言えず、プロモーション期間外はプノンペンまでスタイリッシュに、料金は7000バーツ弱(約USD200)かかりますが、預け荷物と機内食が含まれます。エアアジア利用バンコク発プノンペン行き、基本料金は2000バーツからです。預け荷物・機内食・座席指定には追加代金がかかるのでお忘れなく。幸運にもエアアジアのセールと重なった場合は、片道が約1000バーツくらいで利用できます。
バンコク中心部から、ドンムアン国際空港へ行くには、エアポートシャトルバスをご利用ください。A1はモーチットバスターミナル発、A2はビクトリーモニュメント発です(60~80分要)。また、フアランポーン駅がドンムアン空港と通勤列車で繋がっています(50分要)。
プノンペンでは、空港は中心部から西10kmの所にあります。シティへ行くには、タクシーを利用してください。空港から定額USD7です。料金を抑えたい場合は、空港の門を出て、バイタク、トゥクトゥク、また通常のタクシーをつかまえてください。乗り物に応じて、USD2~5となります。
プノンペン内の移動方法
カンボジア国内で少しでも旅行をしたことがある方は、クメール人が謙虚ということを知らず、同様に道幅を考えていないことに気づいているかと思います。これらの地元愛の拡張は、プノンペン内の徒歩移動を困難にさせます。トゥクトゥクやバイタクは、豊富に至所にありまして、手頃な価格で市内を簡単に動き周れます。トゥクトゥクは1回あたり1~3米ドル、バイタクはそれ以下と思ってください。
プノンペン市内には、スクーターレンタルもあります。1日5米ドルくらいです。ヘルメットの着用義務があること、交通状況は荒れていて、死傷者が出る事故は前代未聞のことではないことを覚えておいてください。経験がある方のみ借りましょう。アジア圏で経験があるという意味です。
プノンペン市内には、公立バスがあります。チケット代は、1回乗車ごとに0.5米ドル以下です。一番使い勝手があるのはライン3番、国際空港、セントラルマーケット、またナイトマーケットで停車します。ライン1番を使って少し歩く距離には、ロイヤルパレスや国立博物館があります。
プノンペンの宿泊施設
プノンペンの短期間滞在において、一番便利な滞在場所はリバーフロントになります。様々なタイプの宿泊所が料金帯も幅広くあり、素晴らしいリバービューで、レストラン・カフェやお店が近くなります。シソワスクワイ(Sisowath Quay)ではシティを満喫できるでしょう。
プノンペンに数日以上滞在予定でしたら、いつもウィークリー、マンスリーのレートを確認してください。多くのゲストハウスが、長期滞在の場合にはディスカウントをしていて、事前にオーナーに伝えれば節約出来ます。
1ヶ月以上の滞在でしたら、賃貸アパートを探してください。大家は最低でも2ヶ月以上と言いますが、大抵は交渉可能です。通常、キッチン付きのワンルームは約USD100で、ゲストハウスに宿泊するよりも安くなります。
プノンペンでやること
トゥールスレン虐殺博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)や、遠出をしてチュンエク(Choeung Ek)のキリングフィールド(Killing Fields)でクメールの暗黒時代を見てみましょう。悲しきことに、近年消えかけているプノンペンのフランス情調の雰囲気を堪能し、様々な国の料理を他国の半額で舌鼓をうち、市場に行ったり人間観察をして地元の色を吸収してください。
プノンペン周辺には、アンコール時代の素晴らしい遺跡プノムチソー(Phinom Chisor)や、シルク織の島で絹織の工程を見学したりカンボジアの織物を購入できるダッチ島(Koh Dach)を含む、見る価値がある場所が豊富にあり、簡単に日帰り観光で巡ることが出来ます。概して、建築的な不思議、繁盛する夜の娯楽街、買い物施設はプノンペンに豊富にあります。アジアで好きなシティにはならないかもしれませんが、プノンペンは見に行く価値があります。
プノンペンからさらに先へ
プノンペンから南西へ進むと、2時間半で美しいカンポット(Kampot)の街へ辿り着けまして、ビーチに思いこがれる方は、絵のように美しいロン島が近くにあるシーサイドリゾートのシハヌークビル(Sihanoukville)(4時間半)へ行きましょう。南東へと探検すると、サイゴン南部の喧騒、ベトナムへとたどり着きます(6時間半)。北西に戻る際、シェムリアップにお立ち寄るか、神聖なタトゥーの魅力に魅了されている方は、バッタンバン(Battambang)をチェックしてみてください(6時間要)。