バンコクからクアラルンプールへの行き方
マレーシアの首都に夢中になるのは難しい事ではありません。東南アジアの首都の中では一番新しく、大胆な若さと国際的な特徴で人々の心を捉えます。豪華なコロニアルイサンが高層ビル群とのハーモニーが共存し、緑豊かな公園は世界一流のショッピングを楽しんだ後に落ち着けるオアシスになります。中華料理、インド料理、イスラム料理また西洋料理はどれも美味しそうです。また、世界で一番高い2棟ビル、ペトロナスツインタワー(Petronas Towers)は、近代的な賑やかな街を眺めながら凛々しく首都中心にそびえ立っています。
バンコクからクアラルンプール
バンコク発クアラルンプール行き直行便の代わりはありません。タイの首都から、マレーシアの首都へ陸路移動をする場合は、最低でもパダンベサールで立ち寄りを1回し、一日がかりの旅に備えなければなりません。完全に希望によるところで、バス・電車の組合せをご選択ください。
バンコクからクアラルンプールまで、陸路の距離は1470kmで、立寄りなしでも車で18時間かかります。事実上、2都市間を1日、同日で移動するのは可能ではありますが旅路は結構疲れるものになるので、もしも時間に余裕があれば、バンコクからパダンベサールまでとパダンベサールからクアラルンプールと、ふたつに区切るのが良いアイディアとなります。
一口メモ パダンベサールではする事があまりないですが、ハトヤイで電車・バスを降車するのが良いでしょう。ハトヤイで1日過ごし、南部都市を垣間見てから、マレーシアへと旅を続けてください。
バンコクからクアラルンプールまで電車での行き方
バンコク‐クアラルンプール間を列車の旅をしたい方は、2016年5月よりタイ・ハトヤイとマレーシア・クアラルンプール間の直行列車は廃止になったことをお仕置きください。まず、タイ国鉄35.1号バンコク発ソンクラー(Songkhla)のパダンベサール(Padang Besar)行に乗って、17時間という列車の長旅に備えてください。2等エアコン付寝台席は、十分なプライバシーが保て、リーズナブルな値段(1200バーツ)で快適な乗り心地と通常は問題ありません。列車には食堂車があり、売り子が車内を行き来しているので、旅の間に空腹にあえぐ事なく、車窓からの景色を楽しむことが出来るでしょう。列車は、フアランポーンを2:44pmに出発し、パダンベサールには翌日8:00amまでには到着となります。パダンベサールでは、出入国手続きを通ってマレーシア側のペルリス・パダンベサール駅まで歩いて行かなくてはなりません。そこからは、クアラルンプール行き ETS列車から選ぶことが出来ます。(5~7時間、ETSゴールド80/リンギット要)。
一口メモ 9:30am発9213号に乗ることは難しいですが、次の出発が4:15pm(9209号)なので7時間ほど待つことになります。
もうひとつの選択肢は、パダンベサール出発で、クアラルンプール行きが多く出るバタワース到着の1日を通して毎時出ているKTMコミューターに乗る方法です(60リンギット)。バタワースからクアラルンプールまでの350km以上は、4時間強がかかります。乗れる可能性が高い、一番早い電車は9233号2:55pm出発です。それを逃しても、夕方発の列車が多くあります。これらを利用すると、クアラルンプール到着は夜になりますので、事前に宿泊所は手配をしておいた方が良いです。
バンコクからクアラルンプールまで、より便利な電車移動はまずバンコク発ハトヤイ行きの電車に乗る方法です。これら全ての鈍行には、1等・2等寝台車があり、料金は2等扇風機付き寝台席が825バーツから、1等エアコン付個室が1850バーツまであります。この移動について、より詳しい情報は弊社のバンコク‐ハトヤイのページをご覧ください。
バンコクからクアラルンプールまで、一番短時間で移動出来る方法は電車+電車の組合せで32時間となります。
一口メモ: マレーシアへ行く前に、ご自身のパスポートに対するビザ条件をご確認ください。多くの国籍の場合が、30または90日間ビザなし滞在が可能ではありますが、念のため再度ご確認をお願いします。
タイとマレーシアの出入国管理局は、マレーシアのハトヤイから約60kmにあるパダンベサールの国境町にあります。手荷物は全て持ち、まずはタイの出国スタンプを受け取り、次にマレーシアの入国審査を受けます。マレーシアの入国審査を受けた直後には、セキュリティチェックがあります。全ての手続きが完了してから、ぺリス(Pelis)にあるパダンベサール鉄道駅に進むことが出来ます。
一口メモ:為替レートがもの凄い悪いので、列車内ではタイバーツからマレーシアリンギットへの両替はしないでください。クアラルンプールに到着すれば、より良いレートで両替が可能です。
クアラルンプールでは、建築物としてかなり見ごたえのあるクアラルンプールセントラルに到着します。マレーシアで初めて降り立つ所となり、ご旅行に一味加わり素晴らしいものとなると確信しています。大きな国際的玄関口である、クアラルンプールセントラルは、マレーシア国内やシンガポール行きの始発であり、KLIAエクスプレス、KLIAトランジットもここが始発となります。KLセントラルから、KLモノレールセントラル駅は連絡橋を渡って簡単にアクセスできます。
バンコクからクアラルンプールまで電車+バス利用
バンコクからクアラルンプールまで、一番快適に移動できる方法は間違いなく電車・バスの組合せです。17時間のバンコク発ハトヤイ行きも、寝台列車を使えばそんなに悪くありません(825~1850バーツ)。バンコク発の電車は早朝に到着となり、クアラルンプール行きバス朝発にちょうどよく乗換えられるので(480~560バーツ)、目的地まで電車(12時間半要)よりも速く到着できます(8時間)。ハトヤイにはどうしても立寄りたくない方や、バンコクからクアラルンプールまでなるべく早く行きたい方は、所要時間や費用、また乗り心地の良さからもこの組合せをご検討頂くのが最適かと思います。バンコクからクアラルンプールまでは、電車・バスのコンビネーションで最短27時間です。
バンコクからクアラルンプールまでバスでの行き方
バンコク‐ハトヤイ間は、多くのバスが運行してます。急行、VIP、VIP24号と選択肢がありますので、予算に応じても選べます(750~1150バーツ、約13時間要)。バンコク発ハトヤイ行きは、スリサイアムツアー(Sri Siam Tour)、サイアムレーンツアー(Siam Lane Tour)または ピヤ(Piya)社を、ハトヤイからクアラルンプールまではハトヤイインタートップエクスプレス(Hatyai Inter Top Express)を利用してください(9:00am・10:00am・12:00pm・7:00pm発、480~560バーツ要)。バンコクでは、南方面行きのバスはサイタイマイ南バスターミナル発着で、ハトヤイではバンコクから来るバスはテスコロータスの向かい側ハトヤイバス停に到着します。ハトヤイ駅から東南に3km、クアラルンプール行きのバスが出発するハトヤイインタートップエクスプレス(Hatyai Inter Top Express)から約1.5kmの所になり、赤い色をしたCIMB銀行ハトヤイ支店の横のニパトゥティット(Nipatuthit )3通り、マナスリィーディ(Manasruedee)通り先にあります。次のハトヤイインタートップエクスプレスバスに乗るには、徒歩またはトゥクトゥク(100バーツ以内)で同社バス停まで行ってください。
バンコクからクアラルンプールまで、バスの乗継だと最短23時間かかります。
バンコク発クアラルンプール行きバス+電車利用
ハトヤイ発クアラルンプール行き直行電車は運行終了となりましたので、バンコク発ハトヤイ行きバス利用で、クアラルンプール行きの電車に乗換える意味はなくなりました。ハトヤイからパダンベサールへ行って、荷物を持ちながら全ての出入国審査を終えた後にパダンベサール発クアラルンプール行きの電車に乗らなくてはなりません。バンコクからクアラルンプールまで、バス+電車の組合せの場合は最短27時間かかります。
バンコクからクアラルンプールまでフライトでの行き方
バンコク‐クアラルンプール間を運行する格安航空会社は、陸路移動を好む冒険家達さえも一度思いとどまり20時間以上かかる陸路移動よりも速い2時間のフライトを好まれるかもしれません。格安航空会社の有名ところエアアジア(AirAsia)は毎日12便運行しているところ、インドネシアに拠点を置くライオンエアー(Lion Air)の関連会社、タイライオンエアー(Thai Lion Air)は、バンコクドンムアン空港からクアラルンプール国際空港(KLIA)まで運行しています。バンコクからクアラルンプールまでの飛行は2時間15分で、エアアジア利用だと片道2000バーツからになります。セール期間中は、さらに安くなります。ライオンエアー利用は2800~5800バーツといったところですが、日付に融通が利くようでしたらUSD100(3600バーツ)以下になり、電車+バスの組合せで行く場合と500~1000バーツ位しか変わりません。
バンコクでは、ライオンエアーとエアアジアの両社共に首都の北側ドンムアン空港をベースとしています。そこまで行くには、エアポートシャトルバス(ルートA1・A2)を利用しましょう。A1ルートはモーチットバスターミナルから、A2ルートはビクトリーモニュメント始発となり、サナンパオ(Sanam Pao)、アリ( Ari)、サパンクワイ(Saphan Kwai)、またBTSモーチット駅を巡回します(30バーツ)。BTSモーチット駅はA1ルートでも立寄ります。交通渋滞によりますが、60~80分かかります。フアランポーン駅からドンムアン空港までの定期電車もあります。電車は、駅から空港まで約50分で、常に安全な移動手段です。4:20am~10:25pmの運行です。
クアラルンプール到着後、シティー中心に行くベストな方法はKLIAエクスプレス(Ekspress)とKLIA トランジット(Transit)を使うことです。前者だと28分でシティまで行けます。電車は5:00am~12:30am運行で、チケット代金は片道55リンギットです。安価なシャトルバス(10リンギット)は、KLセントラル発着です。ただ、交通渋滞にとても左右されますので、KLIAからKLセントラル間の移動には約1時間かかると思ってください。
クアラルンプールですること
沢山の博物館、教会、モスク、寺院、歴史的建造物、ショッピング、また自然の宝庫でもあり、クアラルンプールは時間がいくらあっても足りません。様々に多岐に渡って忙しく過ごすのも良いですが、下記のリストのような特別な体験もいかがでしょうか:
ツインタワーは1日かかりです。41・42階のスカイブリッジまで登って、火が沈んでからタワー下の噴水が踊るように動いているのをぼんやりと眺めれば、全く退屈しません。
クアラルンプールタワーはどこにでもありそうなタワーに見えますが、ツインタワーが目の前に見える景色は、間違いなくベストです。回転式レストランは豪華なランチやディナーに向いています。
クアラルンプールは緑豊かで動物園もありますが、レイクガーデン内にあるクアラルンプールバードパークは間違いなく絶世の美で、特に小さなお子様連れにはおすすめです。自由に空を舞う野鳥が、熱帯雨林のど真ん中に誘ってくれます。
ロードムルガンが飾られているバトル洞窟は、外観はとてもカラフルで賑やかに見えますが、100万年もの月日が織りなす洞窟の様はさらに印象深くあります。
セントラルマーケットは、買い物目当ての人達がまず先に訪れる場所で、食べ物の屋台、商店、エンターテイメントがひとつ屋根の下に集結しています。セントラルマーケットは、ぺトナスタワー横のスリラKLCCの絶妙なブティックをさら上回り、KLショッピングの本場を味わえます。
クアラルンプールから先へ
クアラルンプールからさらに南へは、マラッカ、 ムアール、バトゥパハ (Batu Pahat)、またシンガポールなどの人気都市へ陸路で行くことができます。