バナウエ(Banaue)からバギオ(Baguio)までの行き方
マニラ発バギオ行きのように移動手段が多くないので、コーディレラ(Cordillera)地域に行く際や、またその地域内を旅行する時には、十分に旅程を立てるべきです。バナウエ‐バギオ路線も同様です。
世界的に有名なライステラスの玄関口として、バナウエには国内外からの旅行客が多く見られますが、バナウエ発着の交通網はどちらかと言うと限られています。バナウエには、陸路でのみ行くことが可能で、バスやバン、ジープニーに頼らなければなりません。
バナウエとバギオ間の距離は約300kmですが、道のりが蛇行しているため、サンティアゴ(Santiago)またはボントック(Bontoc)どちらからでも、移動時間は9~11時間掛かります。
バナウエからバギオまでのバスでの行き方
料金は一番高いながらも一番人気で便利なバナウエ発バギオ行きの移動手段は、オハヤミ・トランズ(Ohayami Trans)社の直行バスです。バナウエの停留所は、ミュニシパル観光案内所(Municipal Tourism Center)の近くにあります。バスは5:00pm発の1日1本のみで、チケット代金は約PHP600(ペソ)です。特に繁忙期は事前予約がおすすめです。
バギオへの道中、オハヤミトランズ社のバスは、ラガウエ(Lagawe)に6:30pmに到着します。バナウエからラガウエまでは、トライシクルやジープニーを捕まえてください。所要時間はたったの30分で、費用はPHP30くらいです(ジープニー料金。トライシクルはご自身で交渉をお願いします)。ラガウエからは、バギオ行きのオハヤミ・トランズへ乗ってください。
代案としては、7:00am発と6:00pm発の1日2本あるKMS社のバスを使って、バギオまで行くことも出来ます。こちらのバスの停留所も、観光案内所近くにあります。オハヤミ・トランズと異なるのが、こちらのバスは地元のローカルバスなので、オンライン予約が出来ません。電話、またはフェイスブックからメッセージで予約も可能ですが、ターミナルにあるチケット窓口へ行く方が良いでしょう。バスチケット代金は約PHP500です。または、キアンガン(Kiangan)までジープニーを利用し、そこからバギオ行きのKMSバスに乗換えることも出来ます。
オハヤミ・トランズ、KMS以外にも、バナウエ発バギオ行きのバスを運行している会社はあります。これらは、エアコンなし、リクライニング出来ないシートのローカルバスになります。より詳しい情報や、スケジュールに関しては、バナウエにある観光案内所へお問い合わせください。
バナウエからバギオまでバンでの行き方
インディジェナス・ツーリスト・トランスポート・アライアンス・グループ(Indigenous Tourist Transport Alliance Group)は、12人乗りバンをバギオまで運行しています。こちらのバンだと、2時間くらい短縮でき、PHP100の節約にもなります。ただし、通常は5時間以上掛かってもバス利用をお勧めしています。
バスの種類、バナウエとバギオ間の車内サービスや道路状況について
バナウエとバギオ間の道路状況はとても良好で景色が良いのですが、車酔いするほど蛇行道が続きます。事前に予防しましょう。
オハヤミ・トランズバス以外は、全てエアコンなしのローカルバスで、通路も埋め尽くすほど乗客で溢れます。車内にトイレはありませんが、道中では2回トイレ休憩を挟みます。乗り心地を求める方には、少々高くなりますがVIPバスの方をお勧めしています。