バガンからShwe Nyaung

バガンからインレー湖へ向かうルートは、ミャンマーを訪れる旅行者の間でとても人気です。移動手段の種類が少ないこと、そして快適さや値段のバリエーションが少ないことも影響しています。もし予算に制限があるのなら、田舎の景色を眺めながら移動できるバスがお勧めです。移動時間が長いことと、乗り心地があまりよくないことを忘れずに。予算に余裕があれば、または旅行の時間が限られていたら、飛行機での移動が最も快適で速く到着できます。バガンとインレー湖の間には直通列車が運行されていませんが、タージー(Thazi)やマンダレー、ヤンゴンを経由してみるのもいいでしょう。

バガンからインレー湖までのフライト

バガンからインレー湖までは、飛行機での移動が一番速く簡単です。移動時間を少しでも短縮したくて、予算も十分にある場合、飛行機をお勧めします。

フライトは1時間ほどですが、空港からインレー湖までは45分かかります。片道フライトチケットの値段はUSD70からUSD110になるでしょう。

6つの航空会社が、1日を通して様々な時間帯にフライトを運航しています。マンダレーを経由する航空会社もあり、時間が余計かかります。直通フライトかどうか、購入する前によく確認しましょう。エアKBZとFMIエアはどちらも毎日直通フライトを運航しています。

バガンからのフライトはニャウンウー空港(Nyaung U Airport)を出発して、インレー湖最寄りのヘーホー空港(Heho Airport)に到着します。空港から多くのホテルが集中しているニャウンシェ(Nyaungshwe)までは車で45分、タクシー代は30,000チャットくらいです。バガンからインレー湖までのバス運賃の方が安く、ミャンマーの高いタクシー代には驚くばかりです。もう少し安く手配できるかもしれないので、滞在するホテルに確認してみましょう。空港から3km離れたヘーホーの町から、公共交通手段を利用する方法もありますが、タクシーの方が断然楽です。

バガンからインレー湖までバスで

バガンからインレー湖まで、8時間から10時間かけてバスで移動することを選ぶ旅行者は多いです。道路は整備され、都会から離れた田舎の景色は風情がありますが、とても長い旅路で、乗り心地も良いとはいえません。ミャンマーを限られた時間内で旅行するなら、飛行機での移動をお勧めします。

バスはたくさんのバス会社から選べます。しかし、座席を確保するためにも、最低でも1日前には予約を完了させましょう。ほとんどのバス会社が早朝に出発する便と、夕方に出発する便を運行しています。

一番簡単なチケット購入方法は、旅行代理店かバス会社のオフィスに行くことです。バガンをはじめ、ミャンマーの人気都市にはたくさんの旅行代理店やバス会社があります。大きなバスのポスターが貼ってあるお店が目印です。様々なバスの出発時間を教えてくれるでしょう。多くの会社では、11,000チャット/USD8から乗車可能な一般バスや、快適で十分なレッグルームと食事も付いてくるかもしれないVIPバス(料金は少し高くなりUSD20くらいまで)を選ぶことができます。旅行代理店はホテルからのピックアップサービスも手配してくれるでしょう。

注意 インレー湖に向かうバスがニャウンシェ(Nyaungshwe)またはシュエヤン(Shwenyaung)の交差点で降ろしてくれるか、必ず確認しましょう。シュエヤンの交差点から多くのゲストハウスがあるニャウンシェまではタクシーで20分ですが、タクシー料金は高額です。シュエヤンからニャウンシェまでは公共バスがありますが、特に朝早くに到着した場合には、バスが来るまで長時間待つことになるでしょう。多くのホテルまで歩いていける距離にあるシュエヤンでバスを降りた方が、効率がよいです。

注意 夜行バスで移動する際は、バス内はエアコンが非常に効いているので、分厚いジャケットを用意しましょう。ほとんどすべてのバスが、果物やナッツなどの軽食を買う途中休憩があります。また、バスにトイレが付いていない場合は、トイレ休憩のために停車します。ミャンマーでは、VIPバスにのみトイレが付いている場合がほとんどです。

バガンからインレー湖まで電車で

バガンからインレー湖に向かう列車はありません。ミャンマーで列車の旅を計画しているなら、ヤンゴンからインレー湖またはマンダレーからインレー湖のルートを検討しましょう。ヤンゴンとマンダレーの間には、途中下車して観光できる名所がたくさんあります。マンダレーからバガンへは列車で簡単にアクセスできますが、気が遠くなるほど長い旅になります。参考までに、バガン・マンダレー間は8時間から12時間、マンダレー・タージー(Thazi)間は13時間、タージー・シュエヤン間は10時間かかります。乗り換え時間も加えて、合計40時間の列車の旅になるでしょう。

もう一つのオプションとして、バガンからカロー(Kalaw)まで7時間半かけてバスで行き、そこからインレー湖まで3時間半かけて列車で行く方法もあります。時間が余分にかかりますが、とてもお勧めです。カローからインレー湖にかけて眺めることができる魅力的な山脈は、ミャンマー内でも一番に輝くほどの美しい景色です。

バガンからインレー湖にかけて途中下車できるお勧め観光地

カローを経由してバガンからインレー湖へ

時間に余裕がありアクティビティ志向であれば、ぜひカローに途中下車してみましょう。トレッキングに興味があればインレー湖までの2日間ハイキングがお勧めです。素晴らしい田舎風景を背後に、インレー湖周辺よりも多くの丘部族の生活を垣間見ることができるでしょう。バガンからカローまではバスで7時間半です。

メイッティーラ(Meiktila)を経由してバガンからインレー湖へ

8時間かかるバガンとインレー湖間のバス移動を途中で区切りたいなら、湖のほとりにある落ち着いた町、メイッティーラがお勧めです。とりわけ大きな観光名所があるわけではありませんが、長旅の途中にリラックスするにはとっておきの場所です。バガンからメイッティーラまではバスで4時間です。

インレー湖からインディン(Indein)への日帰り旅行

多くの人がインレー湖から長船に乗ってインディン村(Indein village)を訪れます。長船の旅は楽しく、足を使って船を漕ぐことで有名な漁師をはじめ、湖のほとりに住む人々の生活を見ることができます。インディン村では、少しずつ木に覆われてきている錆びた寺院をたくさん目にするでしょう。合計料金は18,000チャットほどで、グループで割ることが可能です。

インレー湖から先へ

バガンとインレー湖は、旅行者にとって訪れてみたい一番人気の観光地です。その他にミャンマーでおさえておきたい観光スポットは、マンダレーとシポー(Hsipaw)です。

マンダレーへは飛行機、列車またはバスでアクセスでき、どれも毎日運行しています。列車はマンダレーまで直通ではなく、タージー(Thazi)を経由し、そこからマンダレー行きの列車に乗り換える必要があります。バスの旅は6時間から7時間かかり、道路はでこぼこで乗り心地が悪いでしょう。インレー湖からのフライトはヘーホー空港(Heho Airport)から出ており、1時間以内でマンダレーに到着します。

インレー湖からシポーはかなり遠いので、マンダレーで途中休憩をするといいでしょう。マンダレーからシポーへ向かう列車の風景は、世界でも有名な絶景に入ります。インレー湖から直接向かう場合、バスは毎日運行しており12時間から14時間かかります。フライトはありません。

ヤンゴンに向けて南下するには、飛行機と列車、そしてバスがあります。バスの長い旅は美しい寺院があるバゴー(Bago)で区切ることができ、チャイティーヨ寺院(the Golden Mount)まで足を伸ばす際にも便利です。

インレー湖の東からタウンジー(Taunggyi)へはバスが出ていますが、現在タウンジーの東側のほとんどが、事前の許可なしに外国人観光客は入れないようになっています。