アユタヤからチェンマイまでの行き方
アユタヤ王朝の朽ち果てた素晴らしい趣から、電車に乗ってチェンマイに行きますと、ランナー王朝の荘厳な優美さに惹かれます。寺院は金細工で煌びやかに装飾され、森林にひっそりと構える修道院があり、スタイリッシュなカフェから高級レストラン、親切なホームステイにデザイナーホテル、民俗村、霧がかかった山々、肌寒い朝、きれいな紙傘、お好きな物をお選び頂けます。チェンマイは、訪れる人達の期待を裏切りません。
アユタヤからチェンマイまで
バス、または電車で600km以上の移動になります。8時間以上の北方への旅でも、バスは1日中運行しているので便利に使えます。電車は少し時間が長くかかりますが、夜行でも心地良く過ごせます。
#バンコクからチェンマイまでのバスでの行き方
旧市街から5km東に行った所に、北バスターミナルがあります。そこから、チェンマイ行きが頻繁に出ています。バンコクから来る全てのバスが通るので、問題なくチケットが手に入ります。所要時間は8~9時間で、チケット代金は500~900バーツと座席クラスに応じます。
アユタヤからチェンマイまでの電車での行き方
チェンマイ行きは、何となく電車の方が良いかと思います。バスの方が本数が多いので便利だと思いますが、北の都市へ電車で行くこと自体に典型的なタイ旅行を体感できます。アユタヤは、バンコク - チェンマイ間を結ぶ北方路線にあるので、バンコク フアランポーン駅発の電車は必然的にアユタヤを通過します。夜行列車が3本あるので、貴重な滞在時間と宿代の節約にもなりますしオススメです。#1号は、アユタヤ7:44pm発 チェンマイ翌朝7:15am着で時間の調整に一番便利かと思います。次が#13号で、9:06pm発 翌8:40am着です。どちらも所要時間は11時間半ほどで、人気の2等エアコン寝台車(1060バーツ)は、繁忙期と長期休暇の時期には即完売となります。#1号には、同料金の2等エアコン寝台車で女性専用車両がありますので、1人旅をする女性にはオススメです。
その他、#1号には1等エアコン個室(2名用)が1600バーツであり、#13号には1名利用の1等エアコン個室が2100バーツであります。
2等車両でも、カーテンに区切ることができるのでプライバシーは保たれます。その為、多く支払って個室を確保する必要はないかと思います。
'#51号は、アユタヤ11:35pm発でチェンマイには翌日の昼頃に到着します。
1時間ほど長めにかかる列車ですが、もしもホテル予約をしてなければ、この電車でも良いかと思います。繁忙期には、誰かがチェックアウトをしたその次の瞬間に別のお客さんが予約を入れて来る位に、宿の確保が大変です。
最速の列車は、#7号 9:47am発です。10時間以内(7:30pm)に到着できますが、1日を移動に取られてしまい、2等エアコン席しかありません。長旅に出発する前に、充分に準備をしてください。チケット代は、816バーツです。
最後に、#109号 3:17pm発 チェンマイ翌朝4:05am着があります。これが、一番安価(2等扇風機寝台車が716バーツ)ですが、便利性には欠けます。その為、他の電車が満車の時だけこちらをご利用されることをお勧めしてます。
一口コメント: 時々売り子が車内を通るので、お菓子や飲み物の購入が可能です。ただし、電車内でのアルコール・酒類の販売は違反となります。
市内の交通手段
チェンマイの名所の多くが、旧市街の城壁内になります。自転車が動きやすく、近くのゲストハウスで借りられます。道路が整備されていなかったり、通行人や車も多くいるので、初めにブレーキがきくか確認してください。料金は、ギアつきの自転車で50~100バーツです。
バイク レンタルバイクやスクーター(レンタルカーを含む)は賢く移動する手段ですし、各所で貸出をしています。自由気ままに楽に動いて、チェンマイの滞在を満喫させますが、事故には注意が必要です。貸出時には、パスポートを保証として預け、通常はバイク返却時に問題なく返されます。
注意: 特に、バイクやスクーターでドイステープに行くときは注意してください。絵画のように美しい所ですが、圧倒される景色に注意散乱になったり、曲がりくねった道は不慣れな運転にはきついものがあります。
ソンテウ: 荷台に座席が付いた大きめのトラックがあります。赤と白の車体は市内移動(1回20~40バーツ)、黄色の車体は北部の別の地域へ行きます。大体は、安価な移動手段として利用できますが、時々ちょっとした交渉(値段や行き先など)が必要になることがあります。
トゥクトゥク: ソンテウ(ロッデン)よりも料金が高くなります。初めて行く所には利用して、行きなれた所にはロッデンを使う方が良いと思います。料金や、騒音、排気ガスに安全面から言っても、トゥクトゥクは毎回利用するものではないかと思います。
タクシー:どこにでもタクシーが沢山停まっています。バンコクのメータータクシーに慣れている方はお気を付けください。同じような見かけですが、どれ一つとしてメーターを使うタクシーはありません。乗る前に、値段交渉です。
宿泊先
近年、チェンマイでは宿泊料金が値上がりし、300バーツでの宿探しはほとんど不可能です。旧市街の城壁周辺だと、1000バーツからが現実的なゲストハウスの宿泊代金になります。観光の中心にあり好立地ですが、別の場所も検討の余地があります。ナイトマーケット近くにあるターペー門東側にも、低予算の宿泊施設を探すことができます。
ニマンヘンミンは、バーやレストランが立ち並び、旧市街の西側からアクセスが簡単にできます。もしも車があれば、シティーに飽きた方や、田舎町でリラックスしたい方には、市内から離れたロッジも選択肢に入ると思います。
アクティビティ
チェンマイにいる間、少し変わったことに挑戦するのがおすすめです。寺院観光をしたり、ハイキングやトレッキング、川でラフティングをしたり、ロッククライミングをするかもしれません。こういった体験はいかがでしょうか?タイマッサージクラスの受講や、エレファントキャンプでのボランティア(エレファント ナチュラルパークにまずはお問い合わせください)、カラフルなチェンマイ産傘の作製工程を見学、また日曜日の夕方に地元のマーケットであるラーチャダムヌーンを散策してみてください。商業、文化、食材で賑わい、人間観察も楽しめますよ。
一口コメント:チェンマイはカラフルなお祭りでも有名です。もしも可能であれば、スケジュールを調整して参加されてはいかがでしょうか?2月第1週目の土日には花祭りが開催され、市内が咲き誇る大きな花畑のようになります。4月12~14日はソンクラン水掛け祭りで、飲み騒ぎ、水を掛け合い、市内はびしゃびしゃの水たまりとなります。タイを代表する一番美しい祭りのひとつであるロイクラトンは、チェンマイではイーペンと呼ばれています。夜空に浮かぶランタンは光が灯り、忘れられない光景をつくります。